牝馬としては十分すぎるほどの骨格とボリュームに恵まれた見映えのする好馬体。腹袋や要所の容積が大きく、豊かな筋肉量を誇っており、母ほど繋ぎは立っておらず硬さも気にならないとなれば、自ずと期待は高まる。放牧地ではリーダー的存在として、漲るパワーや気持ちの強さ、身のこなしの柔軟性をアピール。母の３番仔にして最も完成度が高く、芝でもやれそうなタイプとして大駆けを狙っていく。まずは初期馴致を難なくクリア。今後の調教における走りも楽しみだ。

　シュウジデイファーム在厩。おもにＢＴＣの直線ウッドチップ馬場や屋内坂路にて、ハロン１５～２２秒ペースのキャンター１～２本を乗り込まれています。
「日によっては終いを１５秒まで伸ばしていますが、引き続きこれといって注文はないですし、順調に乗れていますよ。ゲートに関しては、前扉を開けたままで通過する練習を続けており、こちらも何ら問題はありません。この先さらにペースを上げていく中でも、今のように飼葉をしっかり食べてくれればと思います」（石川代表）