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水野由加里の Racing Salon Vol.9 津田照之氏&米山代表

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水野:第9回目となりました水野由加里の Racing Salon です。
今回は、グリーンチャンネルでもお馴染みの津田照之さんをゲストに迎えて、
米山代表と一緒にお届けしたいと思います。
津田さん、米山さん、宜しくお願いします。
 
二人: 宜しくお願いします。
 
水野:さて、早速ですが、お二人はご友人であるとお聞きしました。
 
津田:そうですね。 友人というよりも、同じ業界に生きる人間として、
何度かご一緒させていただいて、面識を持たせてもらった感じです。
 
水野:出会いはいつ頃だったのですか?
 
米山:5年くらい前に京都で飲む機会があった時に、同じ席でお会いしました。
 
水野:そこで意気投合されたということですね?
 
津田:お酒の力もありましてね。
 
米山:これだけ有名な方なので、最初はやはり緊張したことを覚えています。
 
水野:お二人はお会いした時にどんな競馬の話をされるのですか?
 
米山:私どもも頑張っているつもりではいるのですが、
まだ重賞勝ち馬も2頭しか出しておりませんので、
津田さんに取り上げてもらえるように頑張ります!とお話ししています。
 
津田:勿論、競馬の話もしますが、やはりその場に合った話が多いですね。
二人で飲んでいるわけではないので、そのテーブルの話の流れに乗るような感じですね。
 
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米山:私自身は、津田さんの出られている番組の内容に興味がありますので、
かかさず観るようにしています。
 
水野:本当ですか?
チーム○○と聞いたことがありますよ。
 
津田:なんですか、それ?
 
水野:いやぁ~実は、米山さんはあのジャスタウェイの大和屋オーナーとも
友人関係にあるらしく、安田記念の時にもパドックに入っていたそうですよ。
 
津田:本当ですか! 凄いじゃないですか!
 
米山:友人なんて、おこがましいです。
 
水野:でも、凱旋門も応援に行くのですよね?!
 
津田:マジっすか?!
 
米山:嘘をついてもしょうがないので、正直に言いますが、
一泊三日の弾丸で応援に行く予定です。
 
津田:凄いですね!
 
米山:大和屋オーナーに指定席を取っていただいたので、
現地で日本馬の応援をしたいと思っています。
 
水野:しかし、ドバイも2回行って、そして今年の凱旋門に行けるなんて、
最高の幸せじゃないですか!
 
津田:ドバイに2回?!
 
水野:小崎調教師がドバイに行かれた時に、通訳としてお供させていただきました。
 
津田:通訳も出来るんですか?!
 
米山:いえいえ、片言の英語なので・・・。
 
米山:そう言えば、津田さんは、水野さんの友人でもあるのですよね?
 
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水野:はい、お仕事でご一緒させていただいてからの仲です。
10年くらい番組をご一緒させていただきました。
 
津田:当時から水野さんはすごく人気があって、会う人会う人
水野さんに会わせてくれと言われたのですが、
キリがないので・・・一度も会わせることはしませんでした。
 
水野:津田さん、少しふっくらされたんじゃないですか?
 
津田:北海道シーズンを終えて、また太ってしまったんですよ。
だから、イヤなんですよ、今日、コンシェルジュ(※)行くの~。
※「KEIBAコンシェルジュ」=グリーンチャンネルで放送している予想情報番組。
 
水野:ダイエットのために自転車買って、乗るって言ってたじゃないですか~。
自転車はどうしたんですか?
 
津田:自転車?・・知・ら・な・い・・(笑)
 
一同: (笑)
 
津田:でもウォーキングはやっていますよ。
芝コースの外ラチ沿いを2周。
1周2キロくらいですから、4キロですかね。
週に2回くらい、それを高速で歩くから40分くらい。
歩きながら馬場のコンディションもチェックしています。
 
米山:馬場入りしているわけですね(笑)
 
津田:騎手、厩舎の方々は馬場でジョギングをしている人もいます。
記者でそれをやっているのは、若い人はわかりませんが、僕らくらいですかね。

 

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水野:さて、本題に入りましょう!
 
水野:津田さん、
津田さんから見た広尾サラブレッド倶楽部のイメージ、感想を聞かせて下さい。
 
津田:広尾さんのイメージは・・・、米山さんのイメージです(笑)
あと、荒川さんのイメージもありますね。
 
米山:じゃ~あんまり良くないってことですか?
 
一同:(笑)
 
米山:荒川さんとは、栗東トレセンの取材、関西地域の競馬場の取材等を
している弊社スタッフなのですが、津田さんが以前お勤めだった
「ホースニュース社」時代の津田さんからみて一年先輩だったそうですね。
 
津田:そうなんですよ。あの人もマイペースなんですよ。
「荒川さん、お世話になってます・・・!」
 
米山:・・・お伝えしておきます。
 
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津田:広尾さんは、以前から長いこと
私が結構親しくさせていただいている森調教師や小崎調教師のところに、馬を預けておられるので、
広尾さんの馬はよく目にしているイメージがあります。
特に小崎氏と私は、学年も一緒で同い年なので、広尾さんの話題も良く出てきますね。
広尾さんは、東西トレセンに番頭的な方を配置しているし、
情報も迅速に公開されているし、分かりやすい。
募集馬は、棲み分けが出来てバランスの良いラインナップだと思います。

会員さんサービスの良さは素晴らしいと思います。
 
水野:私自身も広尾さんとは長いお付き合いなので、
津田さんにも、広尾を暖かく見守ってもらえると嬉しいです。
そして、津田さん、米山代表についての感想もお願い致します。
 
米山:どうですかね、私・・・?
 
津田:はははっ・・・。
代表という感じはしないですね、自然な感じ・・・。
 
水野:見た目は代表っぽいんですが、
レースの撮影とか普通にされていますからね。
 
津田:気を使うという感じではないですね。
だいたい代表というと、なんかこうデンと構えているイメージですが、
普通に全部こなされていますからね。
そもそも、なかなか代表から今日みたいなお誘いを直接受けることはないですからね(笑)
 
米山:良い意味で捉えていいのですかね(笑)
 
津田:良い意味で捉えてください(笑)
その距離感が会員さんとの距離感にもつながっていると思いますからね。
 
米山:キレイにまとめていただき、恐縮です・・・(笑)
 
水野:米山さん、友人なのですから、津田さんに何か他所では聞けない、
ストレートの質問を投げて下さいよ。
 
米山:わかりました。
津田さんいつもこんな感じの方なのですが、
たまの休みの日の過ごし方や、プライベートはどうなのかお聞きしたいですね。
 
津田:いつもマイペースですね。
パドック解説や競馬コンシェルジュ等の番組中でも淡々としていて、
もっと声張ってとか言われます。
プライベートでは、一人旅をしたりしますね。
宮島にある厳島神社に行った時も、ベンチに座り、一人で鹿に餌をあげたりしていました。
それから、オリックスの大ファンなので、帯広まで野球観戦をしに行きました。一人で・・・(笑)
 
米山:津田さんの一番心に残っているレースはなんですか?
 
津田:ノアノハコブネが勝ったオークスですね。
30年くらい前なんですけど、オークス史上最高額配当の62.7倍ついたんですが、
予想が当たり、競馬にのめり込むきっかけになったレースでした。
 
米山:津田さんが一番好きな調教師や騎手は誰ですか?
 
水野:難しい質問ですね。
津田さん、職業的に答えにくいと思いますが、馬券等で相性の良い等でも良いですよ。
 
津田:音無調教師です。
 
水野:理由はなんですか?
 
津田:ノアノハコブネに乗っていたから!
 
一同: (笑)
 
津田:今でもすごく尊敬しています。
 
水野:ノアノハコブネも良いですが、
今後、広尾っ仔にもご贔屓をいただけますか?
 
津田:広尾っ仔って、募集している馬も
これから募集する馬もどちらも広尾っ仔って言うんですよね。
 
水野:はいもちろん全部です。
 
津田:米山さんに結構贔屓ぎみなので・・・。
でも私の担当する関係者達には、広尾さんの話をしておきます。
 
水野:ありがとうございます!
 
津田:でも、水野さんの旦那さんもジョッキーじゃないですか!
 
水野:はい! 機会をみて、お願いしています。
 
津田:米山さん、優しいんですね。。。
 
米山:やはり、お仲間や、お世話になっている方を大切にすることと、
会員さんの気持ちを大切にすることは心掛けています。
 
水野:素晴らしい。
 
津田:これだけ、ざっくばらんに会員さんと接するクラブの代表はいないですよね。
 
水野:他のクラブさんのことは良くわかりませんが、米山さんはそうですね。

 

米山:次の話題に入りましょう(汗)
 
水野:現在、募集している馬について意見を伺わせて下さい。
 
津田:全体的には狙いどころがハッキリしたラインナップですよね。
棲み分けを作っているというか、クラシックを目指す血統と、
ダートでいけるような血統等、意識されていますよね。
一般的な傾向もそうですが、ダートで強い馬がでてきたら大きいですよね。
たとえ交流戦に行ってもしばらく活躍できるし、故障も少なそうですし。
 
水野:この中で興味がある、印象に残る馬はいますか?
 
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津田:印象というか、ステラリード'14(牝 父シンボリクリスエス)に
は頑張ってもらいたいですね。
母のステラリードが森厩舎にいたころ厩舎の担当をしていましたので、ステラリードをよく知っています。
前向きな気性が受け継がれてそれが更に良い方にでれば
相当バネがありそうですからね。
早熟タイプでもなさそうですし。
母のステラリードは競走成績だけでみると早熟という印象にはなりますが、私は、そうではないと思っています。
広尾さんに初の重賞をもたらしてくれた馬ですし、
会員さんも期待しているのではないでしょうか。
 
米山:今年は既に1歳馬たちが育成所に移動しました。
 
津田:早いですね!
 
水野:それも今年は色々な育成所に別れましたね。
 
米山:2歳時に調教を積んだ馬の中で、口向きの悪さやレース後の馬体減りなどが
見られる場合もあったことから、育成方針の見直しを図りました。
各預託調教師が最も信頼をおけて、意志疎通や方針伝達がしやすい外厩牧場に
各馬の調教のタイミングで、移動させる体制に変更しました。
 
津田:育成所に関してですが、
私はリスク分散する方が良いとも聞いています。
 
津田:ところで、エンパイアブルーは残口わずかになったんですよね?
 
エンパイアブルー
米山:そうです。入厩も、当初11月に移動すると聞いていたのですが、1ヶ月くらい早まりそうですね。
あとは調教を進めていっての感触次第だと思います。
 
津田:この血統が藤原さんのところに入るのは初めてじゃないですか。
坂東牧場で調教している映像を観たのですが、重苦しい感じがなくて
軽い走りをしていますね。サンデーが強く出ている感じですね。
パンとしてきたら更に良い馬体になりそうですね。
 
水野:私も持っています!
そしてデビュー戦は、
"水野由加里といくエンパイアブルー観戦ツアー"
開催が決定しています。
 
米山:デビュー戦だけに日にちはまだ決まらないのですが、
水野さんのスケジュールもありますし・・・。
 
津田:ほら、きた・・・(笑)
 
津田:でもその企画はいいですね!
 
米山:1口ずつ全頭というのはどうでしょうか?
 
津田:ほら、きた・・・(笑)
 
津田:でも、先ほども言いましたけど、
面白いラインナップだと思いますよ。

モントレーストリート'12(牝 父ウォーフロント)は
ウォーフロント産駒ですね。
今、海外ですごい人気ですね。
ゼニヤッタ産駒とか、
この辺が走ってきたら面白いですね。

モンスーンウェディング'12(牝 父ニューアプローチ)は、
ニューアプローチ産駒ですね。
ニューアプローチは、シンコウフォレストの下ですが、
短距離という訳ではなさそうですし、
どんな仔が出てくるかまだ分からないので楽しみです。
藤沢厩舎で、馬格もあり、面白いと思います。
北海道の洋芝も合いそうですしね。

ミスペンバリー'13(牡 父ディープインパクト)は
やっぱり売れてしまったんですね。
確実に走る厩舎(藤原厩舎)ですし、エタンダールの下ですからね。
距離的にはどうでしょうか。
結構ゆったりした歩きですので、歩きだけみたら、
短い距離というイメージはなさそうですね。
気性が穏やかそうで落ち着いているのは何よりですね。
モンジューが出ているのか、体高もありそうですしね。
でもディープ産駒は、走りはディープだったりしますからね。

グレイスフルソング'13(牡 父キングカメハメハ)は、
馬格がある割に動きが軽快で、バネがありますね。
こちらもステラリード同様、会員さんからの期待も
大きいのではないでしょうか。

ベイビーローズ'13(牝 父ネオユニニヴァース)は、
血統背景的にもクラシック狙いですね。
シングスピールの血統に、ネオをつけて軽くなった感じですかね。
以前にたまたま見させていただいた時は、
まだまだ幼く感じたのですが、だいぶ馬体がしっかりしてきましたね。
 
米山:コメントありがとうございます。
それでは、1口ずつ全頭というのはどうでしょうか?(笑)
 
津田:ほら、きた・・・(笑)
 
水野:無理はなさらず、楽しめる範囲がいいですね(笑)
 
津田:そうですね・・・(笑)
競馬は楽しむものでもありますからね。
でも、熱くなれるスポーツでもありますしね。
 
水野:今日は楽しいお話ありがとうございました!
 
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