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Vol.16 Hirooトレーニングセール2015 大和田成調教師対談


水野:
本日はHirooトレーニングセール2015 リンデンルレーブ’13
管理予定調教師である、大和田成調教師をお招きし、水野由加里
のRacing Salonをお届けしたいと思います。

棟広:大和田成厩舎は広尾サラブレッド倶楽部では初めて預託する
厩舎となりますので、先生がどういった方かというのが会員の方に伝わる
形でお伝えできればと思います。よろしくお願いいたします。

大和田:よろしくお願いいたします。



棟広:まず、広尾サラブレッド倶楽部のイメージについてお教えください。

大和田:他のクラブとは違うイメージですね~。



棟広:広尾TCは頭数は少ないのですが、サービスに注力
していまして、他の多頭数を抱えるクラブではできないことを
しようしています。

水野:この間もスナックで定員が20人ぐらいの場所で石川
騎手を招いてお食事会をしました。

棟広:会員さん同士でよく飲み会をされている場所でした。
会員同士で飲み会をされているのも珍しいですよね。元々は
知らない人が同じ馬を持ったことをきっかけに飲み会をしてい
るのは結構面白いです。

大和田:良いクラブですね。

棟広:アットホーム感を大事にしつつ、成績も向上できるよう
頑張っています。

水野:パーティも比較的多いクラブだと思います。会員様同
士が仲良くなったり、横断幕を一緒に出したり、代表の米山
が主催する米山会と称した飲み会があるんですよ!

大和田:面白そうですね。

棟広:イベントだけでなく、愛馬のケアも特徴があります。例
えば、毎週トレセンに入り、全馬の動画を撮っています。こう
したクラブも無いと思います。
自分の馬がどこで何をしているのかを分かってもらおうという姿
勢がしっかりしていると思います。

水野:長いお付き合いになると思いますがよろしくお願いいたします。

大和田:はい、こちらこそ、長いお付き合いになれればと思います!

水野:大和田先生についてもお伺いしていきたいのですが、
今回の収録場所のステーキハウス「ビクトリア」は幼少の頃から
通ってらしたんですよね。

大和田:はい。ガーリックライスは絶品です。

棟広:そうなんですか。頼み損ねました。。。(笑)

水野:家からどの位の距離なのですか?

大和田:10分くらいですね。

水野:他にも美味しいお店はありますか?

大和田:あまりないですね~。10kmほど離れるとありますけどね。。。

水野:駅は?

大和田:筑波駅ですね。そこは隠れ家的なところなんです。
おいしいですよ。イタリアンです。そのお店はトトロの雰囲気で
とてもいいですよ。

水野:トトロですか~。行きたーい!!お店の名前をお教え
いただいてもいいですか?(笑)

大和田:falo」というイタリアンです。シェフが味見をしながら
「これうっめっ。」といいながら作ってるんです(笑)
トレセンでも知っている人は多いですよ。

水野:シェフが美味しいと言いながら作るのですからさぞかし
美味しいのでしょうね。ぜひ行きたいです。

大和田:私も含めうちの家族は結構いろいろ車で見つけたら
入るイメージですね。子どもが生まれる前は競馬のある全国各
地でそれをやっていましたね。特に東京駅周辺はよくいきました。
美浦の阿見町のガーデンシティ湖南というところから高速バスが
出ていて、競馬に行く時もそれを使ってお酒を飲んだり食事を
楽しんでいました。それが廃線になって、都内では食事が少な
くなりました。その分、阿見や筑波に行ってますね。

水野:このあたりなら代行を頼んでも安いですよね。

大和田:美浦近郊ですと一律1000円なんですよ。

棟広:それは安いですね。

水野:競馬場ではどこに美味しいものが多いですか?

大和田:函館と札幌ですね。牡蛎などの魚貝系が好きで、
例えば、札幌にある牡蛎専門店があって、調べていったら美
味しかったです。カウンターしかないお店なのですが、店名は
大厚岸(おおあっけし)」だったと思います。黒岩調教師と
一緒に牧場に行ってあとなどに食べに行きますね。黒岩調教
師は大学の後輩なんです。話も合いますしね。

水野:そうなんですね。私のおススメは空港から車で10分
くらいのところにある牧場なんです。ソフトクリームを食べに寄
ります。街の逆側ですね。

棟広:知ってます。牛乳飲み放題の牧場ですよね。私は
函館ならば夏の雲丹なども好きなのですが、あまり知られ
ていないところとしてはホッケです。
ホッケが地面にはりついて大きくなったのを「根ぼっけ」という
んですが、あまりにも根ぼっけが好きすぎて脱サラして始めた
お店があって、店名が「根ぼっけ」なんです。駅前でやってます。

脂がのっていて美味しいです。刺身やホイル焼きなど他の地
域では食べられない食べ方で色々食べられます。

大和田:函館のホッケは大きいですよね。

棟広:全然違いますよね。函館にあるようなメニューは関東
や関西だと頼めないですよね。

水野:北海道では管理馬の調教を見たり、レースを見たり、
牧場にいったりするんですよね。

大和田:もちろん、食事だけではないですよ(笑)ただ、
滞在は1日か2日ですね。開催の時でも大事な追い切りが
ある時だけ滞在して、美浦に帰ってくるようにしています。


リンデンルレーブ'13について

水野:今年の札幌や函館も楽しみがありますね。さて、
食べ物のお話ばかりしているとコーナーが終わってしまいますので、
リンデンルレーブ’13のお話に移りたいと思います。
まず、本馬は森本スティーブルにて育成をしておりますが、
森本代表とはどのようなお付き合いなのですか?

大和田:チェリーポセイドンという馬がいまして、その馬の
オーナーが森本スティーブルに馬を預けており、その馬を
うちで預かることになったのがきっかけです。
牧場にも何度も行ってますよ。

水野:リンデンルレーブ’13も見に行かれたのですか?

大和田:はい。直近では4月20日に見に行きまして、
その前の1月にも見に行っています。以前見させてもらった
時点でこの馬はいいなと思っていまして、お話を頂いてやら
せていただきますと言いました。

棟広:1月となると早いところをやる前ですね。その段階
でも馬はよかったのですか?

大和田:そうですね。それから3か月経ちまして、幅と背も
高くなってきましたし、牧場に行った時点で495kgに
なっていました。パーツパーツを見るとバランスが取れていないので、
まだ成長余地もありますよね。この馬の母父はノーザンテーストですが、
ノーザンテーストっぽい感じではないんですよね。ノーザンテーストは
こじんまりとしたコンパクトな印象ですが、この馬はしっかりしている印象ですね。

水野:血統面で見ても魅力的な馬が出てますね。

棟広:リンデンリリーはエリザベス女王杯も勝ちましたね。

大和田:岡潤一郎ですね。

棟広:シスタートウショウ、イソノルーブルといった強豪がいた
世代でして、世代レベルの高い中で牝馬G1を獲りました。
エリザベス女王杯を勝った時も実はレース中に故障してい
たのですが、無事だったらもっと勝っていた馬だと思いますね。
そして、リンデンリリーからはフィリーズレビュー勝利など牝馬
クラシックで活躍したヤマカツリリーが出ました。

大和田:血統的にも馬体的にも成長の余地があります。
それはノーザンテーストの血かなと思います。順調に来てい
るので早い段階から結果は出そうな感じですし、奥も深そ
うな感じです。何段階かの成長はしていくような馬に私に
は見えました。


リンデンルレーブ'13のデビュー時期について

棟広:森本代表にお話を聞いたところ、早期デビューを
して勝たせたいといってました。

大和田:森本代表も馬重視で進める方ですので、馬が
こちらが行うハードな調教に応えて成長してくれているという意味だと思います。

棟広:函館デビューが目標ですね。

大和田:そうですね。私の厩舎の場合、函館で使う馬は
美浦に入れて、ゲート試験を行い、1~2本早いところをやって、
函館に移動させることをやっています。輸送のリスクはありますが、
向こうにいってからの調整がしやすいというメリットがあり、
馬の全能力を発揮させることができますね。
もちろん、その過程でソエが出たりしたら、北海道はやめて、
福島・新潟に切り替えるといったことをやっています。

この馬に関しても、美浦で調整して、実際の調教を見て判断したいと思います。


水野:大和田先生も森本代表も人間本位で進めて
いるわけではなく、この馬が応えてくれているから行こうか
といった感じなんですね。

棟広:私もイメージしていたのとは違いました。失礼しました。
即函館1000mダート!といった雰囲気で聞いていたので、
ある意味安心しました。

水野:最初はダートからというイメージですか?

大和田:私は実際に走るのを見てから決めるタイプなので、
今のところは両にらみです。

棟広:ダート適性でも北海道の洋芝なら特に問題はなさそうな気はしますよね。

大和田:そうですね!



高齢馬の仔について

水野:お母さんの年齢が高齢なのですが気になるところはありますか?

大和田:それは関係ないと思います。元々もっているものが重要です。

水野:高齢馬の仔は活躍する馬が多くはないイメージを
世間では抱かれているようにも思います。

棟広:高齢馬になると受胎率が下がるのは間違いないですね。
お父さん、お母さん共にそうですよね。受胎率が下がるので牧場
サイド側の事情で高額種馬はつけにくいといった感じがあって、
それが成績のイメージに繋がっているのではないでしょうか。

水野:お母さんが16歳以上の馬でもダイワスカーレットや
ネオユニヴァースなど活躍馬もいますよね。

棟広:Racing Postの記事にあったのですが、欧州と米国では
重賞勝ち馬の約10%は16歳以上の高齢牝馬産駒なんです。
ホームカミングクイーン(Homecoming Queen)、
インペリアルモナーク(Imperial Monarch)
およびソレミア(Solemia)の3頭は、実に母馬が20歳の産駒。
母馬の16歳時に生まれたキングズバーンズ(Kingsbarns)、
グレートヘヴンズ(Great Heavens)、
17歳時に生まれたセントニコラスアビー(St Nicholas Abbey)、
ケープブランコ(Cape Blanco)、シーザスターズ(Sea The Stars)、19歳時に生まれたペドロザグレート(Pedro The Great)および22歳時に生まれたニューアプローチ(New Approach)がいます。
最近でいえば、日本でもサングレアルはビワハイジの18歳の時の仔ですし、ダンスインザムード(18歳)、タップダンスシチー(19歳)など活躍馬を挙げだしたら枚挙に暇がないです。大和田先生の管理馬であるマイネルディアベルもお母さんが18歳の時の仔ですよね。

大和田:最近では獣医の方も発展しているので高齢出産でも無事に生まれるんですよね。自分が子どもの時は気にしていましたけどね。

水野:子どもの時にこのようなことを意識されているとは、さすがですね。

棟広:自分たちの時代は高齢馬もそうですけど、誕生日も気にしてましたよね。5月、6月生まれなどデビューが遅れるという理由で嫌われる傾向にありましたが、今は関係ないですよね。10年前の話です。

大和田:全然関係ないですね。調教技術の進歩でカバーできてますよね。


大和田調教師のホースマンとしてのキャリアについて

水野:そういえば、先生は社台ファームにいらしたことがあるのですか?

大和田:初めての就職先が社台ファームでした。乗り専門でした。早く寝て次の日に乗るのが仕事ですから、出産などには立ち合えてませんね。

棟広:今は乗られてるのですか?

大和田:実は馬に乗りながら電話が鳴りっぱなしの時期がありまして。。。牧場からの電話が多くて、イヤホンをつけるなど工夫をしてやっていましたが、危ないですし、結局馬上ではうまく伝わらないのでやめました。

棟広:そういうのも全体のマネージメントをするという意味では理に適ってますよね。調教師の中には調教師が馬に乗っているようでは成功しないという方もいます。その方は、馬の成績は上がるかもしれないが、厩舎全体の成績は頭打ちになるということを言ってました。

水野:電話が鳴るのでは仕方ないですね。

大和田:電話の音には馬がびっくりしてしまいますしね。
そういった理由で残念ながら鞭を置きました(笑)

棟広:某アイドルの引退みたいですね(笑)





加藤征弘調教師について

水野:加藤征弘先生を尊敬されているとのことですが、厩舎の中でも参考にされている点はございますか?

大和田:私が師事したいと思ったのは、あの方しかしていない運営を加藤先生はしていたのですよね。

今も多くの厩舎では厩務員は担当制で一人2頭を見るというやり方ですが、加藤厩舎では全員で20頭を見て、稼いだ賞金をみんなで分配をしようという方法をやっていまして、それを公にやったのは初めてだと思います。

棟広:森調教師だったと思いますが、似たお話を聞いたことがあります。森厩舎では担当制でしたが、エアシャカールが厩舎に入ってきた時にこれはヤバい馬(走る馬)が入ってきたと話題になったそうです。この馬を誰が見るんだという話になって、この馬だけはみんなでシェアしましょうということになり、2冠を獲ったということがありました。

水野:みなさん、見る目有りますね(笑)引きが強い人っていますしね。妬みなども起きてしまうのでしょうね。

大和田:そうです。そのように走る馬が一人に集中したりするとやっぱり雰囲気が悪くなりますよね。その点、みんなで見ると目の届きにくい所に目が行くようになって、早期発見、早期治療ができるので、ケガを早く見つけて、アクシデントを最小限に抑えれますし、有給も取りやすくなりますし、皆で見て、皆で稼ぐというようにモチベーションも上がります。競馬のレースの際の人の配置もこの馬は担当馬でないから行かないですとか、逆に無理して行かないといけないといったしがらみもなくなりますので、スムーズに厩舎運営ができますね。それを実感して、実践しています。

棟広:面白いですね。

水野:情報共有もできますしね。

大和田:今までだったら、特定の人しか扱えなかった馬が、皆が手をかけることによって誰でも扱いやすくなるというメリットもありました。

棟広:変な癖がつきにくいということですね。

大和田:うちの厩舎では人が入ってきて誰が触ってもじゃれてくるような馬が多いですよ。みんなで触りますから。1日に10人くらいが触るので馬が人に慣れるのでしょうね。馬にとっても良いと思います。

水野:タフな精神力がつきそうですね。

大和田:物怖じはしなくなりますね。

水野:担当制でなければ、騎手にも癖などを伝えやすいですよね。担当制ですと分からないから伝えられないといったこともありそうです。

棟広:北海道などの滞在競馬ではよくあるケースですが、記者が聞いても担当として普段やってない馬だからあまり分からないといったコメントが出るケースがあります。癖が分からない上で調教をするわけですから強いですよね。

大和田:癖が伝えられないのは危険です。うちの厩舎ではスタッフ同士のコミュニケーションも頻繁にとります。スタッフ同士のケンカもないですね。

水野:交換日記みたいなのもあるんですか?

大和田:それはないですけど、調教日誌は各馬毎にあって、番頭の助手が管理していまして、初めて担当する人はそれを見ながら今まではこういう風にやっていたんだと見返したりして、癖などを把握するようにしてます。

水野:他にお手本にしているところはありますか?

大和田:調教のやり方も参考にしています。あとは気持ちですね。
競馬に対して熱い人です。私は比較的気持ちは内に秘めて大人
しくしているのですが、熱い気持ちでは負けないよう頑張っています。

棟広:加藤先生のエピソードではジョッキーがどう乗るかを細かい目線で見てますよね。

加藤先生が遠く離れていたところから、菱田騎手の騎乗を見て、
鐙(あぶみ)を短くしているが、前の長さの方が合っているから
戻した方がいいと話していたのを聞いたんです。私が菱田騎手に
あとで聞いたところ、ほんの少しだけ短くしていたと返答があり、
本人もびっくりしておりました。2cmだとかいった単位です。

大和田:競馬も良く見てますよね。

棟広:フェニーチェが勝った日のことですが、先生の管理馬が走っていない中京の平場で、新人騎手がレース中にしていた細かい仕草に言及してました。

大和田:私も見習っていて、レースの日は出走馬がなくても朝一番に来て全レースを見るようにしています。加藤先生の場合は、競馬場に午後から来ても前半のレースのタイムや展開、誰が失敗したかなど全部知っている。どこかで見ているんですよね。新聞などもチェックし、想定の段階から全て見てますよね。それを見習おうと心がけています。

水野:朝一は早すぎませんか?

大和田:よく言われます。他の調教師からは何かあったら臨場を頼むと言われます(笑)

棟広:自分も朝一にいきます。36R全部見に行ってます。

水野:いつもテレビかパソコンを見てますよね。

棟広:レースの日は余裕がないですね。何も見ていない状態でレース観戦してもダメです。予習してからでないとレースが頭に入って来ないですね。

水野:棟広さんは塾の先生をしていますし、生徒に教えるのと同様に予習復習は大切だということですね。

大和田:塾の先生というのは本当ですか。凄いですね。

棟広:はい。競馬は生き物で答えが出ないのが魅力だとは思います。理論的に話をできるようにするには追究しなくてはいけないんです。

水野:理論が強い人が不確定要素のある競馬にハマるのというのは凄く不思議ですね。

棟広:自分は化学が専門でした。0.01gの差がものすごくでかい世界にいたので、不確定要素が嫌な人は嫌でしょうね。

水野:すごく不思議。

大和田:面白いですね。

棟広:競馬の方が面白いですね。

水野:出来るだけ不確定要素を除いて理論的に導き出す予想はすごく面白いです。

大和田:ぜひチェックさせていただきます。


大和田厩舎好調の秘密について

水野:そういえば、先生は3月末時点で8勝と順調ですね。(※5月7日時点で13勝)

大和田:例年になく順調ですね(笑)。でも勝負事なのでたまたまと考えています。

棟広:関東の若手調教師が勝っていますね。

大和田:みんな必死ですよ。馬の力を100%出すことに必死です。
1年目、2年目に悪戦苦闘して、3年目で軌道に乗って、4年目、5年目で力をつけて、結果に結びついて来たかなという感じですね。

棟広:厩舎に入ってくる馬の血統で、結果が出なかった馬でもこの仔が欲しいと思うような牝系を作っていくことはありますか?

大和田:できればそうしたいんですけど、なかなかそこのあたりは生産牧場とオーナーの考えもありますので。希望はしてますけどね。
昔ほど、この血統はこの厩舎にというのは少なくなってきている印象があります。

棟広:広尾TCでは牝系を作っておりますし、母馬を管理されたところには預けるようにしてますね。そういう風潮はあります。ベイビーローズの仔は小崎調教師に加藤先生のフェニーチェの子どもは加藤先生にという流れですよね。癖や血統をよくご存じなのでメリットは大きいと思います。

大和田:そうなんですか~。いいですね。

水野:噂にきいた水素水の馬への効果はあるのでしょうか。

大和田:加藤先生から厩舎にお下がりをもらって、1台加えて、今2台で運用しています。
取り敢えず二日酔いはしなくなったといってました。

水野:そうじゃないんです(笑)馬の効果ですよ~!

大和田:馬ですか(笑)老廃物が出しやすくなりますね。利尿作用がありまして、調教などでドロドロした血液が水素水によって汗や尿で出しやすくします。

棟広:2日酔いもそうですよ。アルコールを肝臓で分解するんですよ。でも肝臓って分解できる量が決まっているので、分解できなかったものが頭のいたくなるアセドアルデヒドというものにかわるんです。利尿作用や循環によって出すんですよね。水素水の効果は分からないですが、そのような利尿作用や新陳代謝に繋がるのかと思います。

大和田:成績に繋がっているのも多少なりともあると思います。

水野:馬は体が資本ですからね。

大和田:美容にもいいはずですよ!(笑)

水野:厩舎にお邪魔した時はいただきたいです(笑)

大和田:水素の焼酎割は美味しいようです。
勝った時は厩舎の建物やお店で勝ち祝いをするのですが、
水を溜めて飲みました。後になって効果を実感しますね。
次の日の朝がすっきりするなどですね。


リンデンルレーブ'13の馬名について

水野:ますます厩舎にお邪魔したくなってきました。
今回のリンデンルレーブ’13は馬名が決まるのも早いですよね。 

棟広:通常、会員さんから募集をかけて決めるのですが。何かご要望はありますか?

大和田:あまり馬名は気にしないので、ご自由に投稿いただけると嬉しいですね。

水野:かわいい名前が多いですね。アンズチャンとかデルマネコムスメとか。

大和田:そうですね!

棟広:そういえば広尾TCでは和名は少ないですね。

水野:ゼロカラノキセキがそうじゃないですか?

棟広:そうですね!ゼロというのが後ろの言葉を打ち消すので、
困難だったと思いますが、この名前はそのすべてをカバーして、
父名にもちなんでおり素晴らしい名前でした。今回のケース
ではリンデンリリーが印象的ですので、個人的には”リリー”は入れてほしいですね。
牡馬ですからリリーは難しいかもしれませんけどね。

大和田:血統が連想できるのはいいですよね。


会員の皆様へ

水野:先生のところに水素水を飲みに行こうツアーなどがあれば
本当に企画しちゃいますから。

大和田:そういうのは全然OKですよ。うちは何でもOKですから。

棟広:会員の方を美浦にお連れするというのも面白いと思います。

大和田:実は厩舎には家庭菜園もあるんですよ。一昨年から
スイカとかを作ってるんです。お中元でスイカをもらって、スタッフが
食べたあとの種をまいたら出てきたんですよ。それがきっかけで毎
年作ろうということになりまして。今年は肥料を買ってきて手を加えるようになりました。

ローズマリーが魔除けになるということを教えてくれた新聞記者の
方がいて、ローズマリーを育ててますので、それが今年は楽しみですね。

水野:厩舎を始め、馬のことからお食事、そして最後は家庭菜園の
お話も気さくにしていただきました。大和田先生、本当にありがとうございました。

棟広:リンデンルレーブ’13をよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました!

大和田:かしこまりました!こちらこそありがとうございました。