archives
​小崎憲調教師×竹内啓安氏 対談「充実の夏!ブライトメモリーを語る」



◆小崎憲調教師からみたブライトメモリーの成長度合い
堀:
本日はブライトメモリーの小崎憲調教師と血統評論家の竹内啓安氏にお越しいただき今の時期のブライトメモリーについて対談形式でお話ししていただきたいかと思います。よろしくお願いいたします。


お二人:よろしくお願いいたします。

堀:まず、先生が最近見に行かれた時期について教えてください。夏になってからは行かれましたか? 

小崎:セレクトセールの前に北海道は周らせていただいたので7月の頭かと思います。

竹内:やっぱり最初に見たときの印象よりは、少しは変わってきてはいますか。


小崎:
だいぶ印象が変わりましたよね。やっぱりトレーニングをしているので体も締まってきていて全体的に皮下脂肪も落ちてきていますね。


竹内:衣斐さんに先ほど聞いたら、481㎏あるというんです。「けっこうあるな」と思いました。グランデファームに入って、最初に見たときには「小ぶりで細い」イメージだったのですが、それがこの半年で「おぉ、迫力あるな」とかなり変わってきていますね。

<2/26時点の立ち写真>


<7/22時点の立ち写真>


小崎:2月の時はOCDの手術後で休んでいたというのもありますよね。

竹内:そうです。あれで2か月間ぐらいロスしちゃったんですけど。

小崎:私が初めて見た時もOCD除去手術をしたときくらいですかね。

堀:そうですね。取ってからですね。

竹内:それであれば最初に見たときの印象とは変わっているはずですよね。トレーニングしていますしね。衣斐さんにお聞きしてもぜんぜん当時とは違うって言っていますね。馬運車に乗るときに、ちょっとゴソゴソするのでそこだけケアしてるくらいで他は順調だそうです。

小崎:ゴソゴソするって言ってましたね。


竹内:ネオユニヴァース産駒のピリっとしたところが出てきたのかなという感じがしますが、ネオユニヴァースの走る仔はみんなそういう所を持ってますからね。ヴィクトワールピサの4分の3という血統的なバックボーンがしっかりしている馬なので順調に調教を積み重ねていけば期待できると思います。衣斐さんも「ここまで極めて順調で期待できますよ」と言ってくれてますしね。「管囲がけっこうある馬だから、故障などの面も、とくにないんじゃないか」みたいなことも言ってましたよ。

堀:4月の段階ですが、管囲が21センチと言っていますね。

竹内:21センチというのはけっこう太いですからね。そういう意味ではしっかりしている骨格、フレームなんですね。


小崎:4月の段階でそれならば結構しっかりしている方ですね。体高は162cmですか。背も高い方ですね。

堀:その時から考えるとたぶんもう少し成長している感じですね。

竹内:けっこう印象は変わってきているということだから。BTC(軽種馬育成調教センター)に入れたのが4月の頭ぐらいですから、遅れてはいたけれども、「もう前の組にだんだん追いついてきている」と言っていました。もちろん早い組と普通の組と遅い組とあるだろうけど、「その差が無くなってきていますよ」と言ってくれています。でも、あまり焦ってほしくはないですものね。

小崎:遅れた原因もわかっていますし、スライドしてるだけですしね。

竹内:そうなんですよね。理由がわかっているのは安心ですね。しかもその理由が大した理由じゃないから。どうしてもOCDというと、会員さんとかは「えっ」となっちゃうけど。

小崎:飛節のOCDは一番簡単なものですからね。

竹内:そうですね。しかも面倒くさいところじゃない、飛節のところにあるものだから。

堀:日本中央競馬会競走馬総合研究所(JRA総研)のサイトがあって、そこに「飛節のOCDについて」という記事があったんです。そこでもやはり獲得賞金とか、そういうものにはまったく影響がないということがデータとしても出ています。

竹内:そうだよ。いまの時代、セリの馬でもOCDで買わないなんていう人は、本当はいない。ただ、高い馬を買うときは、もちろん調教師先生のなかには嫌がる方もまだいるけどね。

堀:先生は気にされたことはないですか。

小崎:私はあまり気にしないですね。ボーンシストとかはちょっと厄介かもしれないけどね。

竹内:ボーンシストだと、たぶんデータが違って出ると思うんだよね。獲得賞金が変わってくると思う。それでも、ボーンシストだって場所によりますけどね。OCDの場合は骨の病気と言うにはちょっと大げさなぐらいなものだと思うので、そんなに買う人は気にする必要もないと思うんだけどね。

堀:そうですね。そういうコメントがあると迷っている方にとっては力強いです。

竹内:販売促進のために言っているわけではないけどね。遅れた理由がしっかりしているというのは、あとはもうずれるだけですからね。それも大きくずれるわけじゃなくて、秋にはデビューできるわけだから。

堀:イメージとして、4月から20-20とかやっていますけど、通常だとこれが1月ぐらいからやるようなメニューでしょうか。

小崎:それはほんとうに馬によるから一概にはなんともいえないですね。馬にもよるし育成場にもよる。だって、セレクト・セールに出す一歳は既に跨がっている馬とかいますもん。(笑)

竹内:そうですよね。7月終わりぐらいから馴致をやったりするケースもありますものね。

小崎:頭数が多い牧場は特にですね。

竹内:そう。たぶんどんどんやっていかないと間に合わないですしね。

堀:早いことがいいわけではないのですね。仕方なくといったところもあるのですね。

竹内:そう。もうオートメーションで。もちろん、断トツにすごい血統のやつは別だろうけどね。

堀:早く始めすぎるとよくないということもあるんですよね。馬の成長曲線に合わせてやらないと。

小崎:馬によってはあるだろうし、それだけ人が乗るというのは負担になると思うので。そのあたりも見極めようだからね。牧場の管理下でというところだね。

竹内:グランデファームは頭数がそこまで多くないから、ちゃんと見られている感じはするね。1頭1頭きちんと見ている感じがする。だから毎年、走る確率がすごく高いでしょう。

堀:9年連続で重賞馬、勝ち馬を出したとか。

竹内:勝ち上がり率がやたら高いとか。

堀:この前、竹内さんと育成牧場だけに配られる資料見ていたら育成馬の勝ち上がり率が断トツでしたよね。他の牧場の3倍ぐらいよかった覚えがあります。

竹内:3倍ぐらいでしたね。頭数が多いとどうしても率は下がってしまいますよね。

堀:頭数が多い=悪いわけじゃないですけどね。

竹内:そういうわけではもちろんないけど、少数の方が管理が行き届きやすいよね。


◆ブライトメモリーの育成方針とデビュースケジュール
堀:衣斐さんとは先生のお付き合いは長いのですか?

小崎:けっこう前から預けていましたよ。それ以前にも、衣斐さんとは私は面識があったんで。海外のセリなどでもね。

竹内:衣斐さん、どのセリにもいらっしゃいますものね。

小崎:セリには必ず行くみたいで、そこで一緒になりました。

竹内:たしかに、衣斐さんに預ける際に「調教師さんは小崎先生です」と言ったら、「ああ、小崎先生ならよく知っているし、それはよかったです」というリアクションだったものね。

堀:はい。そうでした。
グランデファームさんの育成はどんな感じでしたか。

小崎:やっぱりけっこう乗り込んでくれる印象がありますね。今回に関しては、もう夏前の入厩はなくて秋以降というのが決まっていたので、とにかく夏はしっかりと基礎体力。ほんとうにそこを重点的にお願いしました。結局、北海道で時計だけ出ても、トレセンに持ってくると、どうしても基礎体力の差がはっきり出るんですよね。

竹内:なるほど。

小崎:やはりそのあたりは、栗東の坂路を上がると、どれだけ中身ができているかだいたいわかるんですよ。北海道の育成場だと馬場が軽いから良い時計も出やすいけど栗東に来ると付いていけなかったりする馬もいるしね。

竹内:だから逆に言うと、育成場の段階で、タイムは求めていないし、無事でいい状態で送って欲しいということですよね。

小崎:そう。育成場の段階で12-12はやらなくていいので。

竹内:やらなくていいですよね。(笑)

小崎:14-14をしっかりと乗り込むとか、あとはスロー・キャンターで5,000メートルとか6,000メートルをじっくり乗って欲しいですね。

竹内:中身をつけてくれということですね。基礎体力を。

小崎:とにかくもう底上げ。基礎体力の底上げをしてもらったほうが逆に早い、遠回りのようで近道です。

竹内:なるほどね。

堀:どうしても速いところができるかどうかに視点が行ってしまいますがそういうものではないのですね。

小崎:ほんとうにこの夏はそういう基礎体力をつけることが課題だと思います。

竹内:衣斐さんも「小崎先生は『べつに急がないでいいよ』と言ってくれている。『基礎体力重視で』という先生だから助かる」と言っていました。スケジュールありきで早く移動させるというのは良くないですからね。
その意味では、この夏は基礎体力をつくって、秋の9月か10月かそれぐらいの移動で、11月デビューぐらいのイメージでもいいと思うんですよね。たぶんそんな感じですよね。

小崎:だいたいそれぐらいですね。順調に乗り込めていれば9月末に栗東近郊に持ってきて、スケジュールによっては直接栗東に入れることもあるかと思います。そこからゲート試験があって、1か月半か2か月ぐらいはかかると思いますが、11月の後半デビューというイメージですね。栗東近郊の牧場でクッション入れたとしても年末くらいですかね。

堀:そうしたイメージをお教えいただいたことは会員の皆様にとってもわかりやすくなるのでありがたいです。


◆ブライトメモリーの血統背景
竹内:少し血統の話になりますが、ナムラシングンという血統的にすごく似ている馬が、今年のクラシック戦線にいたんです。ヴィクトワールピサの産駒で、母父がPivotal。この馬の場合は、Pivotalを父に持つ肌にネオユニヴァースで牝系がヴィクトワールピサと同じなのですが、ナムラシングンは父ヴィクトワールピサに母父Pivotalなんですね。だからほとんど中身は同じです。この仔が10月25日にデビューしているんです。10月25日にデビューして、そこを負けて未勝利を勝ったのが11月15日なんですね。それで皐月賞は7着に入っていますから。



小崎:この馬は結構いい脚を使って勝ってましたね。

竹内:そうですね。若葉ステークスは2着に飛び込んで。それで皐月賞は7着ですからね。だからクラシックも間に合うよね。

堀:そうですね。ナムラシングンも10月末がデビューなんですね。

竹内:そう。10月の末にデビューして、11月15日に勝ち上がっている。

堀:芝2000mというのもブライトメモリーと似てそうですしね。

竹内:そうそう。

堀:けっこういい相手と戦っていますけどね。サトノダイヤモンドとかプロフェットとかアドマイヤダイオウとか。力ある馬ですね。

竹内:そうなんですよね。それで皐月賞7着だから。11月デビューと言うと遅いと思う人が多いけど、いまはそんなでもないからね。間に合っちゃうから。もちろん全部がナムラシングンみたいになるわけじゃないけど、血統的には共通点があるということは一つあると思うんだよね、理屈として。

参考:つばき賞勝ち馬ナムラシングンに見るマジェスティックブライト’14との配合の共通点


◆ブライトメモリーの馬体及び動きの評価及び小崎憲調教師の馬見のポイント
竹内:いまの写真を見せてもらえますか?

堀:7月22日の写真がこれです。


小崎:7月22日ですか。なるほど。

竹内:良くなってますね。

堀:動画はどうでしょうか。7月の歩きの動画です。



小崎:問題なく歩いてると思いますよ。

堀:欠点もとくにないですか?

小崎:ゆったり歩いていますしね。体調もいいし、毛ヅヤもいいですね。

堀:これは調教の動画です。前はハミが取れないこともあったんですけど、前進気勢が出てきて、ハミを取り出したかなという感じだそうです。



小崎:乗り込んでいくともっとよくなってくると思いますよ。トモの緩さも乗ったらそんな感じないという馬もいるし、そのあたりは乗ってみないとね。そういうところも基礎体力の底上げというところにつながってくるので、やはりこの夏は基礎体力づくりが大事です。

竹内:そうですね。良い馬なんだし、基礎体力作りをしっかりすれば走りそうですね。

小崎:スムーズに進められていければ大丈夫だと思いますよ。

竹内:そうですね。夏はそれで行っていただきましょう。
いまのところ衣斐さんも「まったく問題ない。気になるところはない」と言ってますし、そういう意味では順調が一番いいわけですしね。

堀:夏を向こうで過ごすというのも、長距離をたくさんこなすことができる以外にも馬に負担なくできるというメリットはあるんですよね。

小崎:そうですね。こっちに連れてきてもまだ暑いしね。そうしてバテちゃうんで、連れて来るんだったら、逆にもっと早くに連れて来る必要がある。7月中には遅くとも連れて来ないといけないです。

堀:それで暑さに慣れさせるものですか。

小崎:そうするとちょっとは耐えるようになります。

堀:どちらかなんですね。早いか、夏をすごさせるか。

竹内:そうですね。連れて来るんだったら連れて来るで、ゴールデン・ウィークぐらいのときが一般的な流れですものね。

堀:脚元はどうですか? 

竹内:脚元に弱さはないですね。衣斐さんも「脚元の問題がないのはいいことだ」と言っていました。

小崎:気になるレベルのものはないですね。あとOCDは先ほど言ったとおりやね。

竹内:馬の見方の話になりますが、先生は歩きではどういったポイントを見るのですか?よく飛節を揺らして歩く馬って、セリ馬でもいるし、2歳の馬でもいるじゃないですか。ああいったものは気になりますか。

小崎:私は飛節のブレはちょっと注意していますね。

竹内:ああ、やっぱりそうですか。

小崎:飛節のブレは、後ろから見ると、けっこうひねって歩く馬とか――。

竹内:いますよね。

小崎:坂路を乗るとそこにグッと負担が来たりもするので、それでひねると上のほうまでひねっちゃったりというのもあるし、いろいろなところに歪みが出ることもあるので、飛節のブレは一応チェックをしていますね。

竹内:あれは治ることもあるんですか。

小崎:しっかりしてくれば治る馬もいるし、そのままもいるし。

竹内:結果を出す馬もいるし。

小崎:ぜんぜんいますけどね。

堀:この馬は飛節のブレについてはどうですか?

小崎:この馬はないですよ。

竹内:気持ちの悪いブレと、気持ち悪くないブレがありますよね。

小崎:トモの緩さから来るブレと、ほんとうに骨格とかの形状――X脚とかあるんですが、飛節が寄ってしまっている馬のブレは違いますよね。X脚とか明らかにそれは骨格的な問題ですから。

堀:その骨格から来るものは検討リストからははずすけど、そうでないものは残すということですね。

竹内:そうそう。緩いというだけの問題だったらべつにいい。ガッチリしてきたら歩くから。

夏をクリアして順調に全部行ってトレセンに入るのだけれども、重要なのは、その間をちゃんとする。この仔の血統と、仕入れたとき×100パーセントを出すということに集中するということですね。

堀:性格面では、どうでしょうか。

小崎:走るときはまじめになってきたという、より走る方向に向いてきているのではないでしょうか。。

堀:芝、ダートというと、これもやってみないとどちらかというのはなかなかわからないでしょうか。

小崎:これは正直に言えばやってみないとわからないです。ただ、血統的にはぜんぜん芝生を走っておかしくない血統ですよね。

竹内:そうですね。芝生を走っておかしくないですね。
ヴィクトワールピサの3/4同血馬というだけでなく、サトノダイヤモンドとも血統構成が似てるんですよね。牝馬クラッシック戦線を走っておかしくないですね。

◆ブライトメモリーの募集価格について
堀:血統的にこの価格はいかがですか?1,400万円。

竹内:ネオのメスで1,400万は、妥当じゃないかな。それに加え血統背景があるので、もう少しいくかも。

小崎:母系がいいですからね。

堀:では、5口買ったら15%割引とか新規1口無料とか言ったらだいぶお得感ありますかね。(笑)

小崎:それはすごいね。

竹内:それは安い安い(笑)


◆小崎憲調教師のスピード遺伝子型のとらえ方
竹内:ところで、本馬のスピード遺伝子型を検査したそうですね。これもC:T型というのは中距離だよね。



堀:はい。中・長距離の1600m~2400mに適性があると言われます。先生はこのC:T型などといった遺伝子検査は気にされたりしますか。

小崎:目安にはしますね。ただ絶対にということは考えてはいません。馬によって柔軟に変えていきます。

堀:そうですね。気性でもたなかったら、いくら長距離適性でも、短距離にならざるを得ないですしね。C:T型だと2歳の早い時期からというよりは2歳の暮れから3歳にかけて勝ち上がるケースが多いようです。


◆ブライトメモリーのデビューに向けて
小崎:先ほどもいいましたけど、9月の下旬に持ってくるのは、栗東の暑さも一段落しているので、いいと思いますし、11月下旬デビュー目標ですからね。よさそうですね。

竹内:調教の進度的にもちょうどいい頃ですよね。今日も「坂路を2本やって、上を1周した」って言っていましたよ。「たまにトレッドミルを入れてやっている」とも言ってましたね。6パーセントの傾斜をつけてやっているそうです。

堀:トレッドミルも使うんですか。

小崎:最近トレッドミルがはやっているからね。
キャンターをするんですよ。

堀:そうなんですか。
トレッドミルって、どんな効果があるんですか。心肺機能を強くするイメージはありますが。

小崎:ルームランナーと一緒だから、ジムで人間も走っているじゃない。あれと一緒ですね。
それにしても6%というのはすごいな。栗東の坂路でも一番きついところで2.5%くらいだったかと思います。人間が乗ると負担重量がかかるから、重量負担をなくして、傾斜をつけることでゆっくりとしたスピードで負荷を高めて心肺機能の強化につながるというイメージですね。
(※JRA総研の調べによると傾斜が1%増えると、走行中の心拍数はおよそ4~6拍/分くらい増えるという結果が得られ、同じスピードで走っているときの心拍数は、3~4%傾斜では平坦(0%傾斜)に比較して10~25拍/分前後多くなる計算です。この差をハロンタイムに換算すると、3~4%傾斜では平坦にくらべて、2~4秒くらい遅いスピードで負荷が同じになることがわかっております)

竹内:そう。病気あがりの仔もやるというイメージもありますよね。

小崎:まずはね。病みあがりの馬はちょっと動かしてみて、そこである程度脚元の状況を見て、そういうそれで大丈夫だったら乗っていこうかという感じですね。本馬の場合は負担を減らしながら距離を走らせるという目的ですね。いろいろな使い方があると思いますよ。グランデファームはそういったところも先進的ですね。

堀:ありがとうございました。ブライトメモリーやグランデファームのことはもちろんのこと、馬の見方や育成の考え方、血統のお話など広範囲にお聞きすることが出来ました。本馬も順調に行っておりますし、何よりデビューまでのスケジュールが見えてきたのは正直嬉しかったです。

小崎:大丈夫です。しっかり見てますから、きちっとやらさせていただきますよ。私自身も楽しみです。

堀:よろしくお願いいたします。


◆ベイビーローズ’15について
堀:さて、もう少しお話を聞きたいのですが、ベイビーローズ’15はどうですか?

小崎:ブライトメモリーと同じタイミングで見ましたね。

堀:スマートファルコンっぽくなっていましたか。

小崎:うん、すごく力がありそう。
顔もインパクトあるし。


堀:なんて言うんですか、白面までいかないくらいですよね。

小崎:どうでしょうね、大作かな。
松田大作を乗せたらいいか。(笑)それは違うか。

堀:(笑)

小崎:そしたらレースではメンコしてたりして。顔が出てへんがな。(笑)

竹内:これはいいでしょう。母親も小崎さんで、スマートファルコンも小崎さんで。

小崎:スマートファルコンも7/31に、JRAで勝利したしね。

堀:門別でも勝ちましたよね。

小崎:ラブミーファルコンね。最初に8馬身ぐらい離していった。地方はちょいちょい勝っているんだけど、中央はね、デビューもあまりまだそんなに頭数していないけど、やっと先週勝ったね。うちが来週2頭使うから。

竹内:じゃあ、厩舎の中はけっこうスマートファルコン祭りになっているんですか。

小崎:ありがたい話ですけどね。(笑) 

竹内:何頭ぐらい入ってきたんですか。

小崎:いまの2歳は、4頭ですね。

竹内:入ってきてますね。

堀:けっこう多いですね。

竹内:それはけっこう祭り状態です。

小崎:でも親心としてはね、がんばって成績を出してあげたい。なかなか厳しい世界やから、種馬の世界もね。そんなに甘くないけど。

竹内:ファルコン職人になる可能性がありますね。(笑)

小崎:先週もダートで、だいぶちぎって勝っていたし期待はしていますよ。

堀:種馬の成績は、いまのところすごくよさそうですね。この仔の種付料は初年度60万ぐらいですか。

小崎:初年度60万円。

堀:60万円ですよね。今は上がっていますよね。

小崎:60万、60万、50万、80万です。

竹内:通常3年目は産駒の出走がないですし、牧場の目が違う新種牡馬にいくので下がって、1歳のセリの結果や出来次第で4年目の種付け料は増減しますからね。評判がいいということですね。じゃあ来年は2歳が走っているからさらに上がるかもしれませんね。

堀:馬っぷりがいいみたいですね。似てくるものなんですか。馬にもよると思いますけど。

小崎:みんなトモの感じが似ているね。私が見たのはお尻がでかいのが多いね。だからよけい好きなのかもしれない。

堀:なるほど。ベイビーローズ’15もお尻のほうは大きい感じですよね。


小崎:(お尻のあたりを指して)ここの筋肉がボワーンと卵形みたいにね、こういうボワーンという筋肉がファルコンはつくんですね。ここにドーンとね。それがでかい。

竹内:それはファルコン自体がそうだったんですか。

小崎:そう。その角度、斜め45度ぐらいから見ると、すごくよく似ているんですね。

堀:それはいいですね。

小崎:ケッパリは推進力やからね。

竹内:そうか。スマートファルコンおもしろいですね。
ベイビーローズも先生ですものね。

小崎:ベイビーローズはそうですね。

竹内:子どもも先生だから、ほんとうにね……。

小崎:これはほんとうにもう完全に、オリジナル・ブランドです。PB、プライベート・ブランドです。(笑)

竹内:PBという名前にしよう。

小崎:ケーケーピービー。コザケンピービ―。(笑)いや、ないですよ。

竹内:ほんとうにでもどこを切っても小崎憲ですからね。

堀:ゼロってついてしまうんですかね。

竹内:いろいろな可能性で馬名の応募をもらいたいですね。4000口だと馬名選挙とかも大変そう。

小崎:それだけ多くの方の期待を背負っているかと思いますので頑張ります。

堀:よろしくお願いいたします。
本日は、先生、竹内さん長い時間にわたってありがとうございました!


 


ブライトメモリー2歳牝(マジェスティックブライト'14)黒鹿毛 2014.04.18生 浦河産
父:ネオユニヴァース 母父:Pivotal 
入厩予定:栗東・小崎憲厩舎
募集価格:1,400万円 募集口数:2,000口
1口あたり維持費出資金:300円/月
一口価格(1/2,000):7,000円

<1/400単位で出資される方>

複数口出資特典(15%値引)で一口当たり5,950円
五口価格(5/2,000):35,000円⇒29,750円(複数口出資特典)

新規入会の方、まだ特典を受けていないクラシック会員未満の方大注目!
新規入会・ステップアップ特典により

お一人様1口に限り 馬出資金7,000円⇒0円
※新規入会特典の対象にはゼロ会員からのステップアップも含まれます。


最新近況含む募集馬詳細ページはこちら 
出資申込みはこちら

 


ベイビーローズ'15 1歳牝 栗毛 2015.02.22生 新ひだか産
父:スマートファルコン 母父:シングスピール 入厩予定:栗東・小崎憲厩舎
募集価格:0円 募集口数:4,000口

維持費出資金:1,800円/年(月換算150円)
※2017年1月~毎年1月の年払い
※余剰金は引退精算時に精算します 申込受付ガイドについて詳しくはこちら
会員枠満口のため新規の方のみの受付となります。

※新規の方は2口まで一般会費無料!だからブライトメモリー1口無料との組合せがお得!
3口以上は一般会費3,000円(税抜)となりますが、最大50口迄出資可能!

新規向け特典について詳しくはこちら!「3大新規入会特典について」
ベイビーローズ'15の最新近況含む募集馬詳細ページはこちら