Online Racing Salon Vol. 25 Hiroo no Reiwa 矢作芳人調教師と共に 【ドバイターフ、ゴドルフィンマイルの勝利について】
22.04.01 - Racing Salon
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米山尚輝（以下米山）：矢作先生、今回も宜しくお願い致します。そして、ドバイで３勝、おめでとうございます！ そしてそして、パンサラッサのG1ドバイターフ、バスラットレオンのG2ゴドルフィンマイルの勝利、誠にありがとうございました！
矢作芳人調教師（以下矢作先生）：まず、この場を借り、会員の皆様の応援に感謝し、また心よりお祝い申し上げます。
米山：ドバイワールドカップデイの３勝は快挙ですね！
矢作先生：ありがとうございます。ただ、その中の２つはhirooさんですからね。
米山：ありがとうございます。
矢作先生：正直なところ、言葉にしきれない程、嬉しかったです。
米山：３頭とも自信あったのでしょうか？
矢作先生：ありました。パンサラッサとバスラットレオンの話にしましょうか。
矢作先生：まず、バスラットレオンですが、このレースの前まで馬体が伸び切って走ってしまう走法になってしまっていて、どうしても脚を溜めることが出来ず勝ちから遠ざかっていました。どうしても以前の弾けるような走りに戻って欲しかったので、その点に集中してドバイに来るまで調教を重ねてきました。そしてドバイに来てからは、すっかりその走りが戻っていたことと、何せ直前の追い切りが抜群だったので、人気ではなく勝利を目指すことを考えていました。
米山：それはやはり落馬からでしょうか？
矢作先生：それもあるかもしれません。馬は１つ歯車が狂うと、何かしら走りに支障が出ます。そこを戻せるかどうかが大きな課題の１つです。
米山：坂井騎手にはどのような指示を出されたのですか？
矢作先生：瑠星も走法が戻っていることを分かっていたので、積極的に主張し前でバスラットレオンのレースを作ることを指示しました。
米山：それにしても見事な騎乗でした。
矢作先生：瑠星で勝たせてもらったことも感謝しています。瑠星もとても上手く、最後は力強く騎乗出来ていたと思います。
米山：ダートについては戦前から問題ないというお考えでしたか？
矢作先生：メイダン競馬場のダートはキックバックは痛いのですが、日本より軽くスピードが必要なダートなので、バスラットレオンには適していると判断していました。
米山：正に慧眼ですね。
矢作先生：それは過去の苦い経験もありますので、より細かくリサーチしますからね。
矢作先生：それにしても、バスラットレオンの走法を戻してくれたスタッフも見事でありますし、結果を出したバスラットレオンも頑張ってくれたと思います。
米山：今後についてはどうですか？
矢作先生：遠征ということもあるので、日本に帰国した後、馬の様子をみて相談させて下さい。
米山：かしこまりました。
米山：さて、パンサラッサですが、歴史的な同着優勝で、劇的な勝利を飾ってくれました。
矢作先生：正に劇的なドラマでした。
米山：パンサラッサもまた自信がおありでしたか？
矢作先生：今回の遠征では大将格の扱いをしてきましたからね。
米山：輸送含め、時間的な制限がある中、難しいことはなかったでしょうか？
矢作先生：正直少しタイトではありましたが、担当厩務員がしっかりとケアしてくれていたおかげで馬は元気いっぱいでしたし、レース前にやりたい調教は出来ていました。彼の競馬さえ出来ればチャンスありと思っていました。
米山：レースでは大逃げするかと思っていたのですが、どのような指示を出されたのでしょうか？
矢作先生：大逃げを指示したのですが、初のナイターでフワフワしてしまい、いつものように進んでいかなかったんです。
米山：私共も違う展開を観て、ハラハラドキドキでした。
矢作先生：ただ、それが功を奏したのか、最後のあの粘りに繋がったのだと思います。タイムも優秀でしたし、上りも今まで以上の時計でこれたことも、パンサラッサの成長が見て取れました。
米山：ゴールしてから確定するまで、どんなお気持ちでしたか？
矢作先生：同じ心境でしたよ。豊（吉田豊騎手）も同じだったはずですよ。
米山：そして劇的な同着優勝となりました。その瞬間のお気持ちはいかがでしたか？
矢作先生：本当に言葉には言い表せることが出来ませんでした。色々な背景があり、また勝たせてあげたいと思う気持ちが強かったので、歓喜というよりも安堵でしたね。
米山：涙した人達も多かったです。
矢作先生：それも分かります。こんな幕引きは滅多にあるものではないですし、馬主として１日２勝は快挙です。
米山：そして、私共広尾サラブレッド倶楽部の初のG1勝利となりました。
矢作先生：おめでとう、だけではなく、ありがとうと同時に伝える言葉があれば、そうしたいです。
米山：戦前に、吉田豊騎手への恩返し、池田厩務員さんについてのことなど、記事になっていました。
矢作先生：それが先程話した背景です。それゆえに、この結果が全てをハッピーにしてくれたと思いますし、嬉しい限りです。
米山：G1馬となった今、今後についてはいかがですか？
矢作先生：イメージしていることはありますが、また相談させて下さい。
米山：かしこまりました。最後に会員の皆様に一言お願いします。
矢作先生：パンサラッサ、バスラットレオンの会員の皆様、心より祝福申し上げます。また、自厩舎所属の坂井瑠星で勝たせてもらったことこと、吉田豊騎手で勝たせてもらったこと、ありがとうございました。これからも挑戦は続けさせていただきます。引き続き、パンサラッサ及びバスラットレオンの応援を宜しくお願い致します。
米山：お疲れのところ、ありがとうございました！
米山尚輝（以下米山）：矢作先生、今回も宜しくお願い致します。そして、ドバイで３勝、おめでとうございます！ そしてそして、パンサラッサのG1ドバイターフ、バスラットレオンのG2ゴドルフィンマイルの勝利、誠にありがとうございました！
矢作芳人調教師（以下矢作先生）：まず、この場を借り、会員の皆様の応援に感謝し、また心よりお祝い申し上げます。
米山：ドバイワールドカップデイの３勝は快挙ですね！
矢作先生：ありがとうございます。ただ、その中の２つはhirooさんですからね。
米山：ありがとうございます。
矢作先生：正直なところ、言葉にしきれない程、嬉しかったです。
米山：３頭とも自信あったのでしょうか？
矢作先生：ありました。パンサラッサとバスラットレオンの話にしましょうか。
矢作先生：まず、バスラットレオンですが、このレースの前まで馬体が伸び切って走ってしまう走法になってしまっていて、どうしても脚を溜めることが出来ず勝ちから遠ざかっていました。どうしても以前の弾けるような走りに戻って欲しかったので、その点に集中してドバイに来るまで調教を重ねてきました。そしてドバイに来てからは、すっかりその走りが戻っていたことと、何せ直前の追い切りが抜群だったので、人気ではなく勝利を目指すことを考えていました。
米山：それはやはり落馬からでしょうか？
矢作先生：それもあるかもしれません。馬は１つ歯車が狂うと、何かしら走りに支障が出ます。そこを戻せるかどうかが大きな課題の１つです。
米山：坂井騎手にはどのような指示を出されたのですか？
矢作先生：瑠星も走法が戻っていることを分かっていたので、積極的に主張し前でバスラットレオンのレースを作ることを指示しました。
米山：それにしても見事な騎乗でした。
矢作先生：瑠星で勝たせてもらったことも感謝しています。瑠星もとても上手く、最後は力強く騎乗出来ていたと思います。
米山：ダートについては戦前から問題ないというお考えでしたか？
矢作先生：メイダン競馬場のダートはキックバックは痛いのですが、日本より軽くスピードが必要なダートなので、バスラットレオンには適していると判断していました。
米山：正に慧眼ですね。
矢作先生：それは過去の苦い経験もありますので、より細かくリサーチしますからね。
矢作先生：それにしても、バスラットレオンの走法を戻してくれたスタッフも見事でありますし、結果を出したバスラットレオンも頑張ってくれたと思います。
米山：今後についてはどうですか？
矢作先生：遠征ということもあるので、日本に帰国した後、馬の様子をみて相談させて下さい。
米山：かしこまりました。
米山：さて、パンサラッサですが、歴史的な同着優勝で、劇的な勝利を飾ってくれました。
矢作先生：正に劇的なドラマでした。
米山：パンサラッサもまた自信がおありでしたか？
矢作先生：今回の遠征では大将格の扱いをしてきましたからね。
米山：輸送含め、時間的な制限がある中、難しいことはなかったでしょうか？
矢作先生：正直少しタイトではありましたが、担当厩務員がしっかりとケアしてくれていたおかげで馬は元気いっぱいでしたし、レース前にやりたい調教は出来ていました。彼の競馬さえ出来ればチャンスありと思っていました。
米山：レースでは大逃げするかと思っていたのですが、どのような指示を出されたのでしょうか？
矢作先生：大逃げを指示したのですが、初のナイターでフワフワしてしまい、いつものように進んでいかなかったんです。
米山：私共も違う展開を観て、ハラハラドキドキでした。
矢作先生：ただ、それが功を奏したのか、最後のあの粘りに繋がったのだと思います。タイムも優秀でしたし、上りも今まで以上の時計でこれたことも、パンサラッサの成長が見て取れました。
米山：ゴールしてから確定するまで、どんなお気持ちでしたか？
矢作先生：同じ心境でしたよ。豊（吉田豊騎手）も同じだったはずですよ。
米山：そして劇的な同着優勝となりました。その瞬間のお気持ちはいかがでしたか？
矢作先生：本当に言葉には言い表せることが出来ませんでした。色々な背景があり、また勝たせてあげたいと思う気持ちが強かったので、歓喜というよりも安堵でしたね。
米山：涙した人達も多かったです。
矢作先生：それも分かります。こんな幕引きは滅多にあるものではないですし、馬主として１日２勝は快挙です。
米山：そして、私共広尾サラブレッド倶楽部の初のG1勝利となりました。
矢作先生：おめでとう、だけではなく、ありがとうと同時に伝える言葉があれば、そうしたいです。
米山：戦前に、吉田豊騎手への恩返し、池田厩務員さんについてのことなど、記事になっていました。
矢作先生：それが先程話した背景です。それゆえに、この結果が全てをハッピーにしてくれたと思いますし、嬉しい限りです。
米山：G1馬となった今、今後についてはいかがですか？
矢作先生：イメージしていることはありますが、また相談させて下さい。
米山：かしこまりました。最後に会員の皆様に一言お願いします。
矢作先生：パンサラッサ、バスラットレオンの会員の皆様、心より祝福申し上げます。また、自厩舎所属の坂井瑠星で勝たせてもらったことこと、吉田豊騎手で勝たせてもらったこと、ありがとうございました。これからも挑戦は続けさせていただきます。引き続き、パンサラッサ及びバスラットレオンの応援を宜しくお願い致します。
米山：お疲れのところ、ありがとうございました！
