ピエノフィオレ’21につきまして、預託調教師である　蛯名調教師にお話を伺いました。
 
――セレクションセールで選んだ決め手は？
　いい馬でしたよ。小ぶりだったのでどうかなと思ったけどまだ大きくなるし、エピファネイア産駒の牝馬らしく気持ちがぴりっとしていて、馬体もバランスがよく見栄えがしていました。目立っていましたね。
 
――牧場で見た印象はどうでしたか？
　ファンタストで１１月くらいに見たときは、ちょうど乗り出した時期だったので体は減っていました。ただ、ここまで大きく崩れることもなく、今は４６０キロくらいあるみたい。十分じゃないかな。あまり大きすぎるのもよくないからね。順調に来ているのがなによりです。
 
――ＯＣＤの手術を受けたとのことですがそのあたりはどうですか？
　よく若駒にあることで、問題ないと思っています。後に引くような手術じゃないし、セリの時にも２人の獣医師に確認して、〝これなら大丈夫、いこう〟と決めましたから。若駒のうちは多いんですよね。成長に伴ってぐっと大きくなるときに出やすいもの。走る馬にもよくいます。影響が出ることもなくはないんですが、確率的には低いです。
 
――この馬への期待度は？
　もちろん、期待していますよ。なんと言ってもデアリングタクトと同じ配合パターン。クラシックを目指していかなきゃと思っていますし、そう思う配合。そうなってくれたらいいなと思います。




ピエノフィオレ' 21
美浦・蛯名正義厩舎予定
牝2歳 黒鹿毛 2021.03.09生 浦河産
父:エピファネイア 母:ピエノフィオレ （母の父:キングカメハメハ）
販売総額 7,800万円 / 総口数 3000口
一口価格 26,000円