archives
​水野由加里の Racing Salon Vol.11~マイケル・タバート氏が語るWITH募集~

水野:水野由加里の Racing Salon です。
今回は12月から行われます
広尾サラブレッド倶楽部、
初の試み”特別40口募集”について、
ご紹介させて頂きます。

ゲストは、
本募集をプロデュースして下さった、
マイケル・タバートさんにお越し頂きました。

マイケルさん、宜しくお願い致します。

M・タバート氏:こちらこそ、宜しくお願いします。


水野:そして、私のパートナーとして、
棟広さんにもお越し頂きました。
宜しくお願いします。

棟広:宜しくお願いします。


水野:早速ですが、
マイケルさんと棟広さんは、
京都大学の同期とお聞きしました。

M・タバート氏:そうですね。
棟広、説明して下さい。

棟広:了解。
大学時代からの友人でありまして、
今でも交遊させてもらっています。

ただ、彼は馬主、
僕はまだ。
立場の違いはありますが、
仲良くしてもらっていると表現した方正しいかもですね。

M・タバート氏:京都大学の競馬サークルから一緒なので、
考えたらもう20年ぐらい一緒に競馬やっていますね。

棟広:僕としては、
大学時代からの友人が馬を所有して、
しかもハナズゴールのような馬で、
重賞勝利するというような夢体験をさせてもらっています。

水野:長い付き合いですよね。

棟広:長いこともそうですが、
今こうやって競馬関連の仕事でタイアップ出来ることが
非常に嬉しく感じています。

M・タバート氏:確かにそうですね。
棟広もいろいろなところで活躍しているけど、
こうやって広尾サラブレッド倶楽部さんを通じて、
ジョイント出来るということは嬉しいですね。

水野:しかも今回の特別募集は、
マイケルさんのプロデュースと聞きました。

M・タバート氏:はい。
僕は馬主としての時間はまだ短いかもしれませんが、
その短い間に数多くの馬に出会えて、
色々な経験をさせてもらっています。ハナズゴールをもちろん筆頭にね。

日本で馬主をしていると、
沢山のファンが応援してくれるんです。

今回の募集は、
そのファンの方々と一緒に競馬を愉しむというコンセプトで、
プロデュースさせてもらいました。


棟広:彼が生産した馬、
そして購買した馬を広尾サラブレッド倶楽部に譲って、
40口で募集するという流れです。

M・タバート氏:個人で馬を所有することも夢でしたが、
最近友達と共有してみましたし、
応援してくれる皆さんと共有することも楽しみの一つだと思いました。

広尾サラブレッド倶楽部さんにお譲りしましたが、
僕も買えるだけ買うつもりです。

棟広も買うんでしょ?

棟広:勿論!それしないと意味ないし!

M・タバート氏:馬主の免許を持ってない方々も
買えるというところが
今回の企画の肝ですね。

水野:40口募集ということで、
数に限りがありますよね?

M・タバート氏:限りはありますが、
一緒に愉しむためには、
それが一番良い数だと思っています。

棟広:そして、彼が今回つけた募集のタイトルが

「WITH]

です!

友人として、
色々なことに挑戦する彼は、
僕にとって憧れでもあって目標でもあります。
そんな彼に協力出来る立場にいれることも感謝しています。

水野:WITH! いいですね!

それでは WITH 募集馬について
お話お聞かせ下さい。

棟広さん、WITH ラインアップの説明をお願いします。


棟広:はい。

ムーンライトゼファーの 2013
父 ハーツクライ 母父 ムーンロケット

ジョイフルステージの 2013
父 ハービンジャー 母父 サンデーサイレンス

シャープナーの 2013
父 オレハマッテルゼ 母父 スニッツェル

ゴールドグレイスの 2013
父 オレハマッテルゼ 母父 Lonhro


の4頭です。

M・タバート氏:言っておきたいことがあります。
この4頭が持っていた1歳馬世代の全頭です。

「走らないと思うのを“みんなで”持ち、走ると思うのは“自分で”持つ」
ということをしたくなかったので全て提供しました。


実際にこの世代は凄く楽しみなので、
全部走ると思っていますよ。
もちろん、競馬はそんなに甘くないのは経験済みですが!

ジョイフルステージ以外は、
僕がデザインして生産した馬です。
ジョイフルステージは、
僕が惚れ込んで買った馬なんです。

水野:マイケルさんが惚れた馬は走ると言われていますよね?

棟広:確かに!
ハナズゴールもそうでしたが、
相当惚れ込んでいました!

M・タバート氏:ははっ、それはどうかわかりませんが、
ムーンライトゼファーの仔はクラシック狙いです!

実は、全兄のハナズドリームですが、
育成段階ではハナズゴール以上と言われていたんですよ。
いつも名前は妻につけてもらうのですが、
この馬だけは私が「夢」と付けたぐらいですしね。
入厩前にエビになってしまいデビューが遅れて、
スーパー未勝利でも勝てませんでしたが、
まだ未勝利馬でも能力を信じているので、
格上挑戦をさせていくつもりです。

水野:凄く馬を信じているんですね!

M・タバート氏:能力があると思う馬はできるだけそれを発揮できるようにしたいと思いますね。

棟広:そういう男です。

M・タバート氏:正直当歳の比較をすると、
今回の1歳馬は更にいい馬でしたので、
非常に高い評価をしています。
今度こそ順調にいってほしいですね。

棟広:そして管理は矢作調教師です。 彼の夢を叶えて欲しいと思います。

水野:そして WITH でみんなの夢もですね!

M・タバート氏:そうなるといいですね。

水野:続いて、 オレハマッテルゼ産駒2頭ですが、 いかがですか?

棟広:ハナズゴールが走ってから、
オレハマッテルゼの本株を購入したぐらい、
彼はオレハマッテルゼに惚れてましたよ。

M・タバート氏:でも、買った後、すぐに死んでしまったので、
すごく残念な気持ちになりました。
この2頭が僕にとって最後の2頭です。

広:彼はデザインも真剣なんですよ。

M・タバート氏:オレハマッテルゼは皆さんも知っていると思いますが、
母父のスニッツェルは、 オーストラリアのスプリント界のトップホースなんです。
僕はオーストラリア生まれなので、
オーストラリアの競馬にも注目しています。
スニッツェルはスピードだけでなく、
馬体も大好きな馬です。
シャープナーはハナズゴールと同じときに牧場から買った馬で、
牧場を走り回る姿に惚れ込んで買いました。
能力はかなりあった馬なので、
子供が走るのをずっと楽しみにしていました。
ぁ、詳しくは、 広尾サラブレッド倶楽部さんの 配合診断を見て下さいね。

水野:ゴールドグレイスはどうなんですか?

棟広:僕が説明しましょう。
父の Lonhro って凄くてですね、
G1を11勝しているオーストラリアの年度代表馬です。

M・タバート氏:勉強したね!
そうです、とにかく現役時代の Lonhro は凄かったです。
ニックネームは”Black Flash”、 黒い閃光という意味です。
オーストラリアでは、
1100mから2000mの距離ではその時代の最強馬でした。
しかも種牡馬になっても、
毎年リーディング争いをしていて、
大成功しています。

水野:日本のスピード競馬に会う配合がされているということですね?

M・タバート氏:それもあります。
日本の競馬はスピードが絶対的に必要になるので、
スピード要素を持った配合は不可欠です。

棟広:理に適っていることは、
オーストラリアもスピード競馬で、
馬場も日本に近いんです。
しかもハナズゴールがオーストラリアでG1を勝利したいうことは、
それを証明していることだと思います。

水野:希望するだけでなく、
理論的にも正しい配合がされているんですね。
ジョイフルステージはどうなんですか?

M・タバート氏:正直に言いますね。
兄弟姉妹の成績云々ではなく、
彼女の馬体に惚れました。

棟広:ハナズゴールと全く同じパターンです。

M・タバート氏:確かに、あのときは新種牡馬のオレハマッテルゼ産駒で、
今回も 新種牡馬のハービンジャーですね。
血統的に成功してもいいと思う新種牡馬産駒で馬体が好みだったら・・・というパターンに当てはまりますね。
サンデーが入っているので、
柔らかい筋肉をしているし、
バネを感じさせる歩様でもありました。

走る馬の要素を持っていると信じて買いました。

水野:マイケルさんの言葉は説得力がありますね。

棟広:実際に大成功している人間ですからね。
本業でも、馬の世界でも。

水野:確かに。

M・タバート氏:馬の世界は思うように行かないですが、
それこそが醍醐味だと思います。
色々なことがあるからこそ、
やはり勝利という最高の喜びがあります。
その喜びを "WITH" 出来ればいいですね。

棟広:僕も今回の企画で、
彼と "WITH" 出来ることなったことが 非常に嬉しいんです。

水野:私も "WITH" しようかな?

M・タバート氏:"WITH" しましょう!

棟広:みんなで "WITH" しましょう!

水野:お二人とも、本当にありがとうございました!
Hiroo 特別募集 WITH は、
12月29日からスタートです!
全容公開は12月19日からです!
"WITH" でマイケル・タバートさんと一緒に、
G1 勝利を目指しましょう!