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Vol.13 小崎憲調教師との居酒屋対談~ベイビーローズ’13編~


水野:
本日は栗東から小崎調教師をお招きして、
竹内さん、棟広さんと一緒に、
新年・居酒屋対談を開催します。
皆さん、宜しくお願いします。

全員:宜しくお願いします。

竹内:小崎さん、
本年はもう両目が開きましたね!

小崎:3歳未勝利と4歳以上500万下でしたが、
年初めに勝てるということは、
ほっとしますよね。

棟広:本当ですよね!

水野:広尾も無事片目が開きました!

竹内さん、
レトロクラシック、おめでとうございます!
出資馬ですものね。

先週日曜日のデストリーライズも惜しかったですね。
両目が開くのも間近ですね。

小崎:強かったですよね!

竹内:レトロクラシックはみんなで喜べたので、
本当に嬉しかったです。

棟広:相当いい競馬でしたよ!
距離短縮で追走に戸惑っていましたし、
外枠からの発走だったので外を回されてましたから
大敗まで覚悟する状況でしたからね
あそこから突き抜けてくるんですからね。かなり強かった

水野:ここのメンバーで持たれているのは竹内さんだけですね。

竹内:オークスオーナーになっちゃおうかな(笑)
オークス向きですよね


棟広:馬体は長距離向きですよね。
一戦ごとに成長していますが、
ブラックバゴが勝った未勝利戦では一瞬で差されたように
瞬発力では不足している点があるので、
いまの中山の重い馬場は合っていると思います。
しかしながら、距離が延びることで、
瞬発力よりも持久力が求められますので
オークスは向いていると思いますね。
ただ、超スローのオークスだけは避けたいですね。

竹内:距離が怖くて遅くなるパターンですね。
タフなレースの方がいいですね。

棟広:そうですね。
上がりがかかる方がいいということですね。

竹内:オークスは桜花賞組が好結果を残しますが、
距離適性以上に大事なのがローテーションだと思います。
どれだけ疲れていない状態で出走させられるかというのが
ポイントになると思います。

3歳の牝馬に東京2400mは過酷すぎますからね。
桜花賞からの直行組は
時間がたっぷりあるので疲れが取れますが
桜花賞戦線を戦っていながら
オークストライアルも使う馬は
東京の直線を上がってこれないですからね。
できればオークスに狙いを定めたローテーションが理想だと思います。

みんなが疲れているところを一気につく。
やはりオーナーとしては進言しておかないと。

(一同笑)

竹内:レトロクラシックは、
この年のディープインパクト産駒で一番配合が良いと
断言してしまったので、ほっとしました。 

小崎:そんなにいい配合なの?

竹内:素晴らしいですよ。
ディープ産駒はこうやって作れという見本なくらい。

水野:本当に楽しみですよね。

棟広:(3月28日の)ミモザ賞始動と聞きました。

竹内:昨日、中尾さんと国枝調教師が話して、
ミモザということになりました。

水野:いいですね!

棟広:中山の2000mは僕の理論的に合っています。

小崎:お二人の理論があると力強いですね!

水野:そんなこんなで、
広尾も幸先の良いスタートを切ったということで、
小崎厩舎のマカハとエルカミにつなげていきましょう!

棟広:マカハは東京の1400mは鉄板ですよね。
次走は(2月15日の)雲雀ステークスですね。

竹内:安心して観てられますね。

小崎:まずは入れるかですね。
入れなかったら次の週の京都1400mですね。

棟広:前走の浜中ジョッキーですが、
向正面で上がっていって、
少し早いかなと思いましたが、
最後まで伸びました。こちらは成長ですか?

小崎:ちゃんと乗れば脚が使えるのですが、
ムラがあるので、
ハマ(浜中ジョッキー)がうまいこと導いたと思います。
勝った馬が早めに動いた分負けてしまいましたが。。。

棟広:器用に向正面で
上がっていけるようになればもっと走りそうですね。

小崎:そうですね。まだまだ成長すると思います。

竹内:そして、重賞制覇ですね。

小崎:重賞制覇したら
ハワイに連れて行ってもらえるという約束はまだ有効?
まだハワイは行った事が無いからね。

水野:え?そうなのですか。意外ですね。

小崎:そうなんです。

竹内:G1を勝ったらどこいきますか??

小崎:ドバイですかね!

棟広:素晴らしい。

水野:今度のレースには入って欲しいです!

竹内:マカハが出走したら、
競馬が面白くなるから大丈夫じゃないですかー。

小崎:そう願っています。

棟広:エルカミはどうですか?

小崎:気持ちが続かないので、
秋に我慢をする競馬を試しましたが、
結果が出なかったのでリフレッシュしました。
リフレッシュ効果はあると思います。
馬体のひずみもないですし。

棟広:オープンでもやれる馬だと思いますので、
復調を願いたいですね。

小崎:勿論、そのつもりです。

竹内:福島の2歳ステークスは強かったですからね。

小崎:なんとか頑張ります。

棟広:北海道の馬場は合うと思ったんですけどね。

小崎:私もそうだったんですよね。
準オープンで出走が難しい点はありますが、
2月8日の1200mの山城ステークスに行きます。

水野:期待の2頭ですからね。
頑張って頂きましょう!
さて、今日は募集馬のお話を聞かせて下さい。

小崎:はい。

水野:まずは、ベイビーローズ'13です。
お母さんのベイビーローズについてお聞かせください。

小崎:最初お預かりする際に
広尾の基礎繁殖として価値があると
言われていましたし、
1勝しかさせることができなかったですが、
思い入れは強いです。

現役時には馬体的には好きなタイプで、
いい繁殖にはなるのかなと思っていました。

水野:ベイビーローズ'13はネオユニヴァース産駒ですね。

小崎:会員の皆さんからの投票ですよね。

水野:そうです。
ネオの牝馬にありがちな
気性面での懸念が無い様ですね!

小崎:気性も難しくないですしね。
産まれた時から見てきていますが、
崩れてないですし、
(調教過程での)頓挫が一回もなく、
ずっと順調に来ていますね。
馴致も順調で、優等生ですよね。

竹内:BTCで見ていて、
調教している姿も目立った存在でしたし、
場長からの評価も高いですね。
デビューも早いのではないですか?

小崎:早めのデビューを目標にしたいですね。

竹内:夏から秋ですか?

小崎:早めなら春くらいには
栗東近郊に移動して進めていきたいですね。

水野:そのような早いプランですと、
もう距離は考えていますか?

小崎:クラシックディスタンスと言いたいところですが、
お母さんから見ていると(適距離は)マイルから2000mかなと思います。

あと厩舎サイドとしては、お母さんを分かっているので、
対処ができると思います。

水野:馬体の体重変化も順調に思えます。
吉澤ステーブルに来たばかりの時は、
400キロくらいだったのが、
456キロと書いてありました。

小崎:そうですね。生産牧場から育成牧場へ
いい形でリレーが出来たのではないかなと思います。

竹内:ベイビーの現役時代の馬体はどうだったのですか?

小崎:筋肉質で、お尻がすごく大きかったですね。
それでいい繁殖になるなと思いました。


竹内:ベイビーローズ'13
血統的にみても早めの使い出しが良さそうです。(参照:血統診断

最近とても流行っている
バラッドを経由したヘイロークロスという配合を持ってますが
この配合を持っている馬は
2歳戦からクラシック本番までがとても強いんですよ。

昨年ではワンアンドオンリーが典型的でしたし
ロゴタイプもダノンバラードもダノンシャンティも持っている配合です。
アダムスピークも2歳戦で目立っていました。
先生がおっしゃる早めなイメージというのもハマっていると思います。

棟広:ダノンシャンティ以外
挙げられた馬はパワー型ですね。
ラジオNIKKEI杯2歳Sに皐月賞など
中山・阪神巧者が見受けられます。

竹内:確かにそうですね。
軽いスピード馬よりはパワー型ですね。
ということは、、、皐月賞ということになりましたよ、先生!
牝馬ですが。

水野:(笑)力強い路線ですね。

竹内:桜花賞でもいいですけどね。
関西の牝馬ですから桜花賞戦線は出走しやすいですよね。

水野:竹内さんと棟広さんのネオの牝馬の印象は?

竹内:イタリアンレッドが重賞勝ってますよね。
イタリアンレッドはネオの牝馬で難しい馬でした。
石坂先生も時間を下さいというほどでした。

棟広:いきなりオープンではなくて、
1000万が勝ち上がれなくて、
500万に降級したり、
徐々に勝ち上がって行った馬でしたね。
本格化するまでは時計かかる馬場が良かった馬でした。
配合とイタリアンレッドを考えると
パワー型に出るのではないかと思いますね。

竹内:イタリアンレッドも一気に力つけましたよね。
重賞一つ勝ったら3つ連続勝ってしまって
サマーチャンピオンになっちゃった。
ネオというのは扱う側の粘り強さが必要ですよね。
さらに先生のようにお母さんも知っているというのは
プラスのように思います。

水野:今のところ馬自身も素直ですし、
じっくりやって頂ける厩舎なのと、
価格的にもお手頃ですしね。

竹内:本当に面白い配合だと思っています。
結果を出して欲しいと思います。

水野:小崎先生の昔からのご友人も購入したと聞きました。

棟広:そうなんですか?


小崎:ははっ、買いましたね。
僕が薦めましたよ。

さっきも言いましたが、
当歳から馬を見てきて成長も見れているから、
自信を持って薦めました。

水野:小崎厩舎と広尾の相性は素晴らしいですもんね。

小崎:それもあるかな。

棟広:それって重要ですよね。

竹内:そうそう、
やっぱり現場とフロントの温度差がないのが重要です。
小崎厩舎と広尾との間の温度差ってないですもんね。

小崎:ありがとうございます、ですかね?
でも、開業当時から一緒に歩んできているので、
戦友とも思っています。
だから、これからも一緒に戦っていきたいです。

竹内:いいと思います。
広尾は決して大きなクラブではないので、
厩舎や騎手の人達と一枚岩になることが、
勝利への一番の近道だと思います。

小崎:そうしていきたいと思います。

水野:私もそう思います。

あと、お母さんの名前は可愛いので、
この仔にも可愛い名前をつけてあげたいです。
いま、募集中ですからどんな名前が来ているか
見てみたいですね。

ありがとうございました!

後編はジョイフルステージ'13についてお送りします。
ベイビーローズ'13
牝2歳 鹿毛 2013.02.24生 新ひだか産
父:ネオユニヴァース 母:ベイビーローズ (母の父:シングスピール)
出資申込
販売総額 1,200万円 / 総口数 400口
一口価格 30,000円
ベイビーローズ'13の早期特典
① 馬出資金の最大15%ポイント還元
② 馬出資金の最大5%値引のいずれかをお選びいただけます。

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