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Vol.15 尾関知人調教師とゼロ革命ネクストプロデュース棟広良隆氏が語る


水野:本日は、ゼロレボルシオン、レジアーネの管理調教師であり、
ゼロ革命ネクスト募集馬「スイートマカロン'13」の管理予定調教師である
尾関知人調教師にお越しいただき、
ゼロ革命ネクストのプロデュースをされている棟広さんとと共に、
ランチ対談を行いたいと思います。
場所は美浦TC近郊のステーキハウスビクトリアさんです。

尾関先生、棟広さん、宜しくお願いいたします。

尾関、棟広:宜しくお願いいたします。

水野:こちらにはよく来られるんですか?

尾関:トレセンから近いのでちょくちょく来ますよ。
ボリュームがありますので、重宝してます。

水野:やはり腹ごしらえは重要ということですね!

今年はクラシック候補が生まれ、
厩舎も明るくなっているのではないですか。


尾関:いつも通りですよ。

水野:ココロノアイでクラシックというのは意識していますか?

尾関:気持ちの面ではありますけど、
先週の競馬(ルージュバックのきさらぎ賞勝利)で、
一気に挑戦者となってしまった感じがしますね(笑)

距離的には長い方がいいですね。
スタートさえよければ、
オークスで逃げ切れるスタミナはもっていると思っています。
ジョッキー(横山典弘騎手)もそのイメージは持ってくれているみたいですね。

阪神JFでキレ負けしましたから、
オークスを目指して仕上げてほしいとジョッキーには言われてますが、
ノリさんは桜花賞を勝ってないので、
そこもこの馬で獲ってほしいですよね。

阪神1600mは絶対能力で勝てると思っていますので、
そのイメージで挑んでいきたいと思います。

手前味噌ですが、今週末のクイーンCに出る
ブルックデイルもそのイメージで1600mに挑戦しますね。

棟広:先生の競馬の楽しみ方っていかがですか?

尾関:楽しみといえるかは分かりませんが、
よく知っている厩舎やジョッキーを気にしたり、
過去自厩舎の馬と戦った馬がレースに出ていたりすると気になりますね。

自厩舎の馬のライバル馬に対しては、
装鞍所でチェックしますね。
じろじろはみないですけど、馬体重は見ますね。

特に新馬は推定馬体重との差を見たりします。

でも、逆もあって、
ライバルが明らかに立派な感じでこちらが正直勝てるかなぁと思っていても、
結果は圧勝されてしまったりしますけどね。

水野:先生が調教師をしていてワクワクする瞬間はどうでしょうか?
スランプの馬を立て直すとき等でしょうか。

尾関:いやいや、スランプが好きな調教師はいないですよ(笑)

棟広:たとえばモンストールが2歳戦でパンパン勝って、
スランプに落ちて立て直したときなどはいかがでしたか。


尾関:モンストールについては、思い出があるんです。
詳しくは私のブログで綴っていますが、
2歳戦ではジャスタウェイにも勝った馬で、初の重賞をもたらしてくれた馬で
はありましたが、咽喉鳴りを発症してしまい思うような成績をあげることができませんでした。
しかし、その後ぼちぼちいい競馬をするようになって、
担当の厩務員さんが引退の時になったんです。
鞍上のヨシトミさんも気合が入った先行策をして、
結果的には2着ではありましたが、素晴らしいレースをしてくれました。

ただ、その後、その厩務員さんがご病気で急に亡くなってしまって、、、
その直後にこのモンストールで勝つことができたときは泣けました。

そういったストーリーがあるのも競馬ですね。

水野:そうですね。ドラマがあります。
先生は地方や海外では競馬はされるんですか?


尾関:結構当たるんですよ。
競馬ファンの時は予想上手の馬券下手でしたが、
今になってみると結構当たります。
馬体をみて、現地の情報を収集して。乗り役の乗り方を把握して予想するスタイルです。
サンタアニタハンデの時には人気薄で当てましたね。

水野:海外にはセリなどでもいかれるんですか?

尾関:もちろん海外のセリもいきます。
時差で夜中にも日本の競馬などがあったりしますので、休む時間もなく大変です。

水野:さすがのお忙しさです。
さて、そろそろ広尾っ仔についてお話していただきたいと思います。
ゼロレボルシオンはセンスがあるところを見せてくれました。


尾関:そうですね。
正直、レース前に手ごたえはありました。
絶対いけるとまではいいませんけどね。

元々、センスがよかったのでそういったところを出すことはできましたね。


水野:最初パドックは2人引きで、
途中から1人で引くようになりましたが。
テンションが落ち着いたからですか?

尾関:テンションが高まっている馬については
前のレースの実況が流れているときは基本2人で引くようにしています。
それが終わったので1人にしました。
人員的にも1人でひけるなら1人の方がいいですからね。

今は脚下も問題ないですし、
本馬の軽い走りから、
軽い馬場の方がよく、
東京の馬場は合いましたよね。
ゼロの次は中山のダートと
1800mの距離がこなせるかどうかを見てみたいですね。

水野:レース前後で、テンションの変化はありましたか?

尾関:トレセンではおとなしいですよ。
若い牡馬は競馬が終わったあとというのは、
トレセンでうるさくなるというのはなくて、
競馬場に輸送されて、
競馬だとわかるとハートの大きさでうるさくなったりしますね。

水野:返し馬ではかなり緊張しているように見えました。

尾関:馬も気合がはいっていましたよね。

棟広:中山の重いダートがいけることがわかれば、
脚下が固まってから芝というのも面白いですね。
今の中山は1年で一番重い馬場ですから。

あと、ゼロは何千という人が見ているわけですからね。
馬代金が0円で疑心暗鬼だった方もいたかとは思いますが、
恰好がつくレースをしてくれました。

尾関:さらにゼロレボルシオンはボーンシストもありましたしね。
ボーンシストは影響がないかと言われればやはり影響はある。
ボーンシストの間は調教は休んでいますし、
それが今後結果に影響する可能性もあります。
その可能性は意識して進めなくてはいけないと思っています。
ただ、その中で結果を出してくれたのはよかったです。

水野:スイートマカロン'13についてはいかがですか?


尾関:馬は3回見ましたね。順調に成長してきています。
昨日、種牡馬の展示会を見てきてキンシャサノキセキを見てきたのですが、
スイートマカロン'13にはキンシャサの感じが出ているように見えます。

実はキンシャサノキセキというのは、
ポテンシャル自体は短距離馬じゃなかったんです。

気性だけが、がつっとかかるので、
結果として1200mとなった馬なんです。
馬体的にも短距離馬のそれではなくて、
遺伝子的にはスプリントではないですね。

このスイートマカロンの2歳についてもそういった感じがあり、
短距離じゃないイメージがありますね。
気性も落ち着いてますし。

棟広:確かにキンシャサノキセキ自身は
1600m戦でも活躍していましたね。
先生の厩舎にいるキンシャサ産駒2頭と比べて馬体はいかがですか?

尾関:新馬戦で2着だったウインレナータは牝馬らしい体つきで
2歳戦を勝ったアキトフォルテはがっしりして、硬めですね。
そういった意味はスイートマカロン'13が
キンシャサノキセキに一番似ている感じしますね。

お兄さん(デストリーライズ)は、カネヒキリのいいところが出ていますし、
スイートマカロンはお父さんをよく出せるお母さんかもしれませんね。


水野:お兄さん(デストリーライズ)も内容がいいですし、
先日のゼロレボルシオンのイベントでも
気さくにお答えして頂けるお人柄で
会員さんからの信頼も尾関先生は高いですし、
ゼロレボルシオンの活躍で三重の期待がかかっていると思います。

尾関:そうですね(笑)キンシャサの仔は、
一定のスピードを持っていますし、
前向きな感じをもっているので、
2歳戦から走れるのでいいですね。

棟広:やはり期待が持てますね。
話は少しそれますが、先生の獣医という視点は興味があります。
獣医をもって、調教師をされているのには理由があるのですか。

尾関:中学校から競馬が好きだったのですが、
競馬の社会に入りたいと思ったのは
高校2年生のときに宮本輝の優駿を見て、
調教師の職業がいいなぁと思ったのがきっかけでした。

競馬サークルにはつてがなかったというのと、
獣医出身の調教師さんがいましたので、
このサークルに入ることができる方法として
獣医だったという理由ですね。

水野:奥様も獣医師でらっしゃいますし、厩舎としては万全ですね。

尾関:いえいえ、厩舎運営にはそれほど影響はないですよ。
僕自身も調教師として仕事をする間は獣医としての仕事ができるわけではないですから。
ただ、獣医さんとのコミュニケーションがとりやすいのはメリットに感じてます。

水野:広尾の将来性についてはいかがでしょうか?

尾関:広尾さんには開業当初から預けていただいてお世話になってます。
最初は結果が出せなかったですが、
その分、船橋のレジアーネの勝利は嬉しかったです。

先日の障害レースでも馬場が渋ってたのがよかったです。
新潟の時よりも同じ後方でもついていく勢いが違いましたからね。
3コーナーあたりから乗り役が追い出していたので、
きっと馬の状態がいいんだろうなと思って、期待して見ていました。
最後の脚はありますね。


棟広:広尾サラブレッド倶楽部も
失敗したとしてもずっと同じ原因の失敗とならないように、
舞台や条件をかえて結果を出そうと追及するクラブのように感じますが、
先生も同じようにその方針に賛同してもらって、
結果が出ているのがまさにレジアーネだと思います。
ゼロ革命ネクストも尾関先生と協力をして
1円でも多く稼ぐ、そういった結果を追及していきたいです。


尾関:こちらこそ、宜しくお願いします。
私もラップ派ですから棟広さんのご意見は楽しみです。
グリーンチャンネルでの馬場情報も参考にさせてもらっています。
広尾さんはゼロ革命ネクストもそうですし、
いろんなことにチャレンジされているので、
こちらとしても楽しいですし、やりがいにもなります。


水野:この企画もそうですし、
先日のゼロレボルシオンのイベントもそうですし、
会員さんに色んな形で届けようとする姿勢は、なかなか見掛けませんよね。
先生にはお時間を取って頂く事になりますけど(笑)

最後に会員様に一言をお願いいたします。

尾関:キンシャサノキセキの仔だし、
馬体も十分な馬格がありますし、
牝馬で馬格があるというのは非常に重要で、
レースの数もその分使えるようになりますので、
楽しみな素材です。

また、牝馬ですので、引退後は
この子どもたちとも会えるかもしれないので、
初めて出資される方にもお勧めではないでしょうか。
ぜひご出資していただければと思います。

水野:本日はありがとうございました!

棟広:ありがとうございました。

尾関:こちらこそ、ありがとうございました。

 
尾関知人調教師コメント(動画)



スイートマカロン'13
牝2歳 鹿毛 2013.04.27生 新ひだか産
父:キンシャサノキセキ 母:スイートマカロン (母の父:Tale of the Cat)
販売総額 0万円 / 総口数 800口
一口価格 0円


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