リトルゲルダの半妹で父がTapitの直仔Hansenと血統的に強化されたBijoux Miss'14。
そのBijoux Miss'14を管理予定である二ノ宮敬宇調教師によって、
本馬の調教方針が発表されました。
下記に全文を掲載いたします。
下部の動画をクリックすると二ノ宮調教師の肉声をお聞きいただくことができます。
二ノ宮師:現在ケンタッキーの栄養のある草を食べながら、
広い放牧地で走り回り
馴致のために引き運動をしているところです。
二ノ宮師:ケンタッキーの冬は非常に寒く
マイナス20℃ほどにもなるところで、
太い木々が音を立てて倒れるのを見ることができます。
その土地で一日中走り回って骨や筋肉が強くなっていくのだと思います。
日本は土地が柔らかいので骨や筋肉ができにくいですが、
ケンタッキーは堅い土地の上を走り回って、
広大な放牧地で思う存分走り回っているわけです。
それが終わりますと、
アメリカの馬はカリフォルニアか、ケンタッキー、フロリダにいきます。
中でも、フロリダは育成馬の中でも気候がよくて、
これぞアメリカという育成場が多くあります。
預託するNick de Mericはアメリカのコンサイナーの中でも非常に優秀で
調教施設も非常にいいものをもっています。
二ノ宮師:日本の調教とアメリカの調教は違いがあり、
日本ではヨーロッパの調教法が入ってきて、
長い時間馬に乗って調教するのですが、
アメリカは馬を乗る時間は少なく、その代わりに引き運動を長くやって、
エサやああいった筋肉質の馬を作る技術をもってやっております。
そうして、非常に強い馬が作られるわけですね。
二ノ宮師:我々が日本でヨーロッパスタイルでやっている馬と
馬の造りが違うわけですが、歴史のある
アメリカの調教方法で馬を作ってあげて、
来年の2月か3月頃には日本に移動させて、
それから、継続的に調教を進めながら、
早い時期のデビューを目指したいと思います。
二ノ宮師:今、定期的に報告してもらっていますが、
見るたびに筋肉質の素晴らしい馬になって成長していると思っています。
どうか皆様も期待をもって成長を見守って頂きたいと思います。
アメリカ産馬としてのメリットを存分に生かすため、
最高の環境と最高の育成施設での育成が決まった本馬。
筋肉質の馬を仕上げることに定評のある二ノ宮師をして、
称賛されるその環境にて、Bijoux Miss'14は成長します。
(高負荷のプール調教。こうした調教ができるのも入念な引き運動と幼駒から培われた筋力があってのもの。
そして、リラックスできる広大な自然との調和で強い馬が作られる。)
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Bijoux Miss'14