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【矢部みほ×竹内啓安 対談】矢部みほが語る「競馬と私」


■彼氏よりディープインパクト


堀じゅん(以下、堀):今日は、広尾サラブレッド倶楽部が、競馬が好きな有名人をお招きして、競馬愛をインタビューして、広尾のこともついでに知ってもらって、もっと競馬を好きになってもらおうという企画でございます。よろしくお願いいたします。

矢部みほ(以下、矢部):広尾サラブレッド倶楽部さんは、長いですよね。

竹内啓安(以下、竹内):10年ぐらいですか?

堀:前のサウスニア(レースホースクラブ)からしますと、もっと長いですが、この広尾サラブレッド倶楽部になってからは、10年ですね。

竹内:このあいだ10周年のパーティをやりましたよね。

矢部:そうなんですね。冠名はないですよね?

堀:冠はないですね。会員の皆さんから募集をして、会員の皆さんに投票していただいて決定しています。矢部さんと竹内さんの出会いは何年ぐらい前ですか。

竹内:10年くらい前ですね。広尾さんの歴史と同じくらい。ちょうどディープインパクトが凱旋門賞に行く前くらいでしたね。

矢部:私が競馬を始めたのもディープインパクトがきっかけでしたからね。

堀:そうなんですか。

竹内:矢部さんはディープインパクトにドハマリしていましたからね。

矢部:そうなんです。はまっちゃって。彼氏よりディープインパクト。


堀:それで、わざわざ凱旋門賞まで行かれたんですよね。

竹内:凱旋門賞は矢部さん自らツアーに申し込んでいましたよね。

矢部:そうなんです、プライベートで行きました。一人だと怖いし、凱旋門賞の行き方分からないですからね。

堀:それはそうですけど(笑)。

矢部:ニッカンさんにコラムとか書いていたから、「私お金払うんで、行かせてください」って言って。「一人じゃ行けないんで、不安なんで」って言って(笑)。

堀:それで参加者といっしょに回ったんですか。

矢部:はい、回りました。いっしょに。

竹内:ニッカンさんも結果的に「矢部美穂と行く凱旋門賞ツアー」みたいになっちゃったという(笑)。

堀:それは参加者の方もびっくりしたでしょうね。

竹内:それで凱旋門賞が終わった日に私達のチームと一緒に食事したんですよね。

矢部:懐かしい~。

竹内:フランスでは私は馬券を買わなかったんですけど、矢部さんは馬券買ってましたね。

矢部:馬券好きですからね(笑)。

竹内:当時、矢部さんは馬券当てまくってましたね。

矢部:あの頃はまだDVDとか写真集とか出していましたから、そのお金を全部競馬に……(笑)。

堀:本当ですか。それはすごいですね。

矢部:たぶん3,000万ぐらい負けていますね、10年で。このあいだ雑誌で2,000万って嘘つきましたけど、たぶん3,000万ぐらい行っていますよ、本当は。

竹内:いや、10年ぐらいあれば、それぐらい行くんじゃない。

矢部:行きますよね。でも女性で普通はいないですよね。

竹内:10年で3000万円ということは、1年で300万円だから週に6万円。土日で3万円ずつ。。。結構やられてるなあ~(笑)

堀:勝つときもあります?

竹内:WIN5も当てましたよね。560万円当ててヤフーニュースになってましたよね。

矢部:当てましたね~。でも負ける方が多いですからね。

堀:賭ける対象はけっこう本命とかですか。

矢部:基本、人気馬からです。でも、ブログに書くとすごい叩かれますね。「また人気馬かよ」って叩かれる。(笑)穴から買ったときは、「こういう買い方だったらいいんだよ」みたいに言われて(笑)。

堀:言われたくない。

矢部:「私の買い方だから自由にさせてください」って思っちゃって。


矢部みほさんのブログ「矢部みほのWIN365days
 


■愛馬について


竹内:何やってもいろんな事いう人はいますからね。でも、そうしたやり取りを含めて矢部さんが楽しまれている様子が伝わってきます。矢部さんがディープインパクトをきっかっけに馬券を楽しんでいる頃に、どうせ馬券でお金使うなら「矢部さん一口馬主やらない?」って言って一口馬主を勧めたんですよね。

矢部:そうそう。

竹内:下北沢で、焼肉食べながら、ちょうど私が東京サラブレッドクラブを任された時で、初年度のパンフレットが出来上がったから誘ってみたんですけど、矢部さんが凄いのはその場で「面白そうやりたい」と言ってすぐに馬決めちゃった。

矢部:だってわかんないですもん。

竹内:その場で「この馬とこの馬」って言って、システムを説明する前に確定という(笑)。もちろんその後に細かく説明しましたけどね。矢部さんは決断がとにかく早い。しかも選んだ馬が活躍しましたしね。

矢部:アルスマグナですよね。2勝しましたよね。

堀:最初の馬で2勝馬はいいですね。

竹内:4戦2勝ですからね。

堀:強いじゃないですか。

矢部:そうなんですよ。でも3歳の春に故障してしまったんですよね。

竹内:そうでしたね。でも、2勝目の時は中京1200Mだったんですけど、次の週のファルコンステークスよりも時計が速かった。そんなに仕上げてなかったのにね。絶対あの馬は重賞を勝つ能力ありましたよ。両前腱断裂だったかな。藤澤先生と一緒にアイルランドに行って買ってきた馬だったし、あれはショックでした。

堀:どうですか、一口をやってみた印象は。

矢部:やっぱり、出資している方がさらに競馬場に行こうという気持ちにもなりますし、あとJRA-VANの「My注目馬」にも登録しているので事前に情報も来ます。普段から「いま何してるのかな」と思ってサイト開いて見たりもしますしね。実際に馬を持って分かったのは育成が本当にたいへんなんだなって、苦労されているんだなというのがわかりましたね。

堀:予定どおり行かなかったり。

矢部:やはり生き物ですから、体調の管理もうまくいかなかったりするじゃないですか。そうすると予定していたレースも出られないし、ケガもつきものだし、本当にたいへん。

竹内:一口持つと分かりますよね。1勝の重みやその背景が。

矢部:いつもパドックで、厩務員の方が引っ張っていますけど、あそこに行くまでどんだけたいへんかというか。

竹内:そうそう。準オープンにいる馬なんてほんと超エリートですからね。重賞勝つなんて天才ですよ。

矢部:そう。本当に。いまは一口で持っている馬がいなくなっちゃたので寂しいです。

竹内:最後はレッドエンブレムですか?

矢部:レッドエンブレムのあとに、また買ったんだですけど、このあいだ通知が来て、「だめです」って。

堀:いままで何頭ぐらい出資されたんですか。

矢部:6頭ですね。レッドエンブレムはこのあいだ故障してしまって引退しました。

竹内:レッドエンブレムは三つ勝ってますからね。エリートですよ。

堀:選ぶときの基準みたいなものってあります?

矢部:博士(竹内)の話を聞いたり、情報は大切にします。でも、私基本的には短距離馬が好きなんですよ。

竹内:そうなんですか。

矢部:脚が速い馬(笑)、長距離走れる方がクラシックとかにも乗れるし、楽しみは多いんだと思いますけどスプリント戦が好きなんですよね。




堀:短い距離。芝かダートだったら。

矢部:ぜんぜんダート馬でもいいですよ。

竹内:だったらいいのがいますよね広尾さんに。リトルゲルダっていたじゃないですか。1200Mの重賞を2つ勝った馬。あの馬の弟が募集されていますよ。

矢部:1200mのスペシャリストって魅力ですね。私、早く決着を見たいんですよね。直線で叫べるか叫べないかを勝負しているので(笑)。


 あの馬の弟


堀:もう、性格的に、どんどん早く結果を見たいんですね。

矢部:そうですね。2400Mとかだと、駆け引きや展開に左右されるじゃないですか。短距離戦はスピードで決着することが多いですからね。

竹内:確かに。1200Mはわかりやすくていいですよね。広尾さんの募集馬にはそういう短距離馬もいればクラシックを狙える馬のもいますし、バリエーション豊かですね。

矢部:最近だとロードクエストが好きでした。マイルの追い込み馬でしたけどね。

竹内:ああ、ロードクエスト好きでしたよね。叫んでましたもんね、競馬場で。

矢部:好きでした。ロードクエスト。NHKマイルカップは2着でしたよね。ロードクエストって募集金額安かったんですよね。

竹内:1000万くらいのマツリダゴッホ産駒ですね。

矢部:ああいう追い込み馬か、すごい逃げ馬か。一芸に秀でている馬が好きなんです。

竹内:なるほど。正統派で行儀のいいような競馬をするよりも、圧倒的なスピードで振り切ったり、強烈な脚で差しきったり。

矢部:そう。どっちかがいいですね。

竹内:えげつないほうが好みなんですね(笑)。

 

■馬が人を繋げる


堀:馬の選び方と言えば、矢部さんはPOGの予想などもされてますよね。

矢部:『Gallop』さんですね。

堀:昨年は矢部さん一人勝ちでしたね。

竹内:矢部さんのピックしたPOG馬は当たっていますからね。4頭ピックして4頭とも当たりとかすごいですよね。ソウルスターリング、スワーヴリチャード、フローレスマジック、ヴァナヘイム。このPOG本の中でもぶっちぎりですね。

矢部:全部ってすごいですよね(笑)。

堀:馬運がいいんですね。

竹内:矢部さんは馬運良いですよ、絶対。見ていてわかります。

矢部:いや、私馬運というか、人運がいいです。



堀:人運もいいんですね。

矢部:人と馬。運だけでやってこられています、私の人生。この間も、てるみくらぶに引っかかったんですよ。それでいくつかテレビに出させてもらったんですけど。

竹内:これも運がいいっちゃあいいですからね。

矢部:そのてるみくらぶの関連で『サンデージャポン』に母と私で出たんですね。そうしたら、母のキャラが強烈なので、『サンデージャポン』のスタッフさんが気に入ってくれて、結局7週連続で出てるんですよ。

堀:マジですか。(笑)

矢部:見てください。もう母が出たら大爆笑なんです。何十秒かのVTRなんですけど。母の語りのコーナーがあるんですけど、母のネタが2週連続1位なんです。

竹内:すごいですね。

矢部:第1位「矢部文子ママ、実はギョウザのコマーシャルに出ていた」みたいな(笑)。そしたらレポーターの仕事までいただくようになって、さすがにお母さんの体調のこともあるのでお断りはしているんですが。

竹内:たぶんレポーターやったら、また爆笑だと思います(笑)。

堀:それも運のいい一つと捉えていいですね。

竹内:前にも1回詐欺かなんかに引っかかってヤフーニュースになっていませんでしたっけ。

矢部:あれです。代引詐欺。夕方のワイドショーにも出ました。「(代引詐欺には)気をつけてください」って(笑)。

竹内:ちょいちょい何かに引っかかっていますよね。今回のは詐欺じゃないけどね、てるみくらぶは。

矢部:詐欺ですよ~。4万5千のツアーがなくなりました。

竹内:でも、なかなか、そういうポイント、ポイントで、矢部さんは存在感をアピールできるようになっていますからね、常に。

堀:いろんな不幸なことっぽいことも、全部チャンスになっているんですね。

竹内:全部プラスにしちゃっていますしね。

矢部:でも、本当にそういう人生で来ちゃっているんですよ。

堀:それは、何より一番重要なことかもしれません。

竹内:でも誤解されることもあって、たとえば一緒に出させてもらった『今夜くらべてみました』のときも、「困った時に必ずお金が回って来ちゃうんですよ」みたいなことを言うと、「愛人がいるんじゃないか矢部」って言われてしまう(笑)。

矢部:それはバラエティ的に面白いからぜんぜんウェルカムです(笑)。

竹内:でも、ぜんぜん本当はそうじゃないんですけどね。

矢部:べつに愛人やパトロンなんていないし、だから言えますよね(笑)。私10年前にディープをきっかけに競馬にはまっていなかったら今の交流関係は築けていなかったですし、競馬ってギャンブルの要素以外にも人を繋げてしまう魅力があるなって感じるんですよね。馬が人を繋げるみたいな感じが絶対にあると思うんですよ。



竹内:矢部さんは、競馬をやり始める前は、人と会ってしゃべったり、飲みに行ったり、コミュニケーションすることがあまりなかったんですよね。

矢部:なかったんです。じつは。

竹内:ところが競馬を始めてから、いろいろな人と出会って、飲みに出かけたり外出することも増えて、気が付いたらコミュニケーション能力が見に付いていた感じですよね。

矢部:全部競馬なんですよ、ほんとに。

竹内:表に出て行ったという。

矢部:それまでは、ほとんど外には出なかったんです。友だちもいなかったし。それで満足していたっていうか。やはりアイドルのときは、友だち作っちゃいけないって事務所にも言われていましたから、そういうのが当たり前だと思っていて。

堀:ちゃんと守っていたんですね。競馬が人生観を変えるきっかけになってるってすごいですね。

矢部:本当にすごいです。本当にやってよかったなと思います。父親が地方騎手でしたので子供のころから馬には接してたというのもあって、競馬には入りやすい環境でしたから、そこだけは感謝してます。

堀:地方騎手をされていたんですね。

矢部:小さいころは、ゲートを使って「よーい、どん」なんてやっていました。

堀:ゲート使って(笑)。

矢部:はい、やっていましたよ。それは何となく憶えています。

堀: 10歳ぐらいですか。

矢部:もっと小さい。6歳とかそれぐらいだと思います。

竹内:お母さんは、もともとスナックやっていたんですよね。

矢部:やっていましたけど、その当時は、結局ジョッキーの奥さんだから、寝ワラ上げなどもやってました。地方競馬だと、そういうこともジョッキーの奥さんがします。あとは、おにぎりを何百個って作ったりとか。

竹内:なるほど。

矢部:いまのJRAの奥さまはそんなことしなくてすみますけど、地方競馬の人たちって、昔はみんなしてました。

堀:厩舎スタッフじゃなくて。

矢部:朝起きて、全部やるんですよ。みんなのご飯作ったり。そういう時代でした。いまはだいぶ変わったと思いますけどね。だから、お母さんが「ジョッキーと結婚しちゃだめよ、たいへんだから」って(笑)。いまは違うじゃないですか。



■矢部「いないと寂しいんですよね。一度味わってしまうと(笑)」


堀:ちなみに、我々は広尾レースというクラブ法人名となるのですが、競馬をやっている中で広尾の馬を応援したりしますか?

矢部:マカハとかそうですね。3文字だから憶えやすいんですよね。いま3文字の馬は走りますしね。

堀:広尾って頭数も、10頭ぐらいしか毎年募集していないんです。

矢部:えっ、そんな少ないんですか。

堀:そんな少ないんですよ。会員さんは3,000人いるんですけど。

矢部:それで走るんだったらいいですよね。

堀:確率的にはそんなに変わらないですが、頭数少ないのと冠もないので目立たないのはありますね。

矢部:いいですよね。

堀:頭数が少ないから選びやすいということはありますね。

矢部:なるほど。

堀:あとは、うちは頭数が少ない分、差別化を行うという意味で、他が400口だったところを、2,000口募集をしています。

矢部:2000口ですか。たとえばいくらぐらいの馬を2,000口にするんですか。

堀:去年だったら4,800万とかを2,000口なんで、そうすると一口2万4,000円ですね。

矢部:じゃあ、2口買う人とか、3口買う人とかもいらっしゃるんですか。

堀:もちろん。それでいままでどおり400分の1買いたい方は5口だとか。それで、馬って、1頭持つのもたいへんですけど、複数頭持たないとおもしろくないじゃないですか。

矢部:まあ、そうですね。

堀:レースに出ないし。

矢部:そうそう。そうなんですよ。いま所有馬がいなくなっちゃったから、早くほしいんですよ。タイミング的に。



竹内:1,600万円の馬がいるから、1,600万の馬だと、8,000円?

堀:8,000円ですね。

矢部:安いですね。

竹内:その場合は預託料が300円。

矢部:300円なんですか。いっぱい持てますね。

堀:たくさん持てます。

竹内:POG感覚で持てるのは魅力ですね。

矢部:そういう楽しみ方ができるんですね。

竹内:そう。だから、全部買っちゃう方もいるらしいです。

矢部:それはそうですよね。

堀:その上、新規向けには無料であげているんです。

矢部:無料というと?

堀:馬代タダで。

竹内:そうそう。タダなんですよね、

矢部:えっ? どういうことですか? 馬代がタダ?

堀:4口まで。

竹内:4口まで馬代がかからないんですよね。

堀:500分の1までタダにしたんですね。対象馬だけですけど。

矢部:まだよくわからないです。。。どういうことですか?

竹内:たとえばこの何頭かは、4口までだから500分の1が馬代金が無料。

堀:1/500ですとシルクさんとかと同じです。

竹内:そこまでは馬代いりませんよっていう。

矢部:えっ、じゃあ例えば4頭買うと月の維持費が300円×4口の1200円でいいってことですか?

竹内:普通は、4頭買うと1500円×4で6000円ですからね。

堀:あとは会費ですね。そうやって新規の方にどんどん入っていただいて、一口が分かっていただいたら追加していただくという形で、お陰様でこのご時世にも関わらず会員さんも増えてきてます。



矢部:そんなことをしてくれるところ、なかなかないですもんね。

竹内:一口クラブのなかでは斬新なことをたくさんやってますよね。

矢部:でも、そういうことをしていかないと、なかなかわかってもらえないから。いい取り組みですね。

堀:もう一つクラブを増やすとかって、たいへんじゃないですか。

矢部:いやあ、たいへんですね。

堀:そういうところもあってこうした取り組みをしています。

竹内:さっき矢部さんが言ったことが「そうなのか」と思ったのは、「毎月会費を払っているんだから、新しいのを1頭買わないと」という感覚がある。

矢部:ありますね、毎月3,000いくら引かれていきますからね、所有馬がいないのに。

竹内:でも、それは、「じゃあ1回退会すりゃあいいじゃん」と思うんだけど。

矢部:退会面倒くさいです。

竹内:そう。「3,000円払っているから、何か今年も1頭選ぼう」と思うんですよね。

矢部:なりますね。

竹内:だから、次のクラブに行こうという発想よりも、入っているクラブの、次のカタログの中から選ぼうという選択をする。

堀:それはそうですね。まずそれが先に来るんでしょうね。

竹内:そのハードルを下げたということでしょ?

堀:そうです。とりあえずは、まずは入ってもらわないと。

竹内:そのために、タダでいいよと。そうしたら、べつに、次のクラブを増やしてもいいかなって気持ちになる。

矢部:大事だと思いますね。

竹内:あとは、クラシックに出る馬や、それこそスプリンターズステークスを勝つような馬が出てくればいいし、その仕掛けもできてきてると思うんですよね。

矢部:私の場合は、どれがいいんですかね。

竹内:さっき言っていたのはこれですね。アドバンスマルスって言って、リトルゲルダって重賞をG2とG3の2つ勝った馬の弟で、1,200メートルタイプ。



矢部:私が入会したらこの馬を頂けるんですか?

堀:もちろんです。

矢部:この子はいつ頃デビューするんですか。

堀:7月入厩という話がでています。ちょっと別の馬ですけど、シーザライトエンジェルリード、これが6月ぐらいの入厩です。

竹内:これもいいですよね。国枝先生。

矢部:そう。あとやっぱり厩舎大事ですよね。だったらこの3頭でお願いします。アドバンスマルスを4口にして、シーザライトとエンジェルリードを2口ずつにします。アドバンスマルス4口は馬代無料ということですね。

堀:はい!了解しました。 

矢部:3頭で、うまく分散したいです。稼いだらまた出資します!そして、走るときには、応援しに行ったり、馬券買います! 



堀:ありがたいです。

竹内:矢部さんのこの速さがいつも凄いと思うんですよ。瞬発力がすごい。

矢部:私いやなの。せっかちだから。

竹内:そのせっかちなところを見習わなきゃなと思って。

矢部:ありがとうございます。やったー。新しい馬持てました。いないと寂しいんですよね。一度味わってしまうと(笑)。

(矢部さんがパンフレットを見ながら)
矢部:いろいろ詳しく書いてあるんですね。



竹内:理論をね。(ミスペンバリー'15のページを見て)ここに載っているのがグリーンチャンネルでコンシェルジュをされている棟広良隆さん。協力してくれています。

矢部:お話したことはないですけど、お見かけしたことはあります。

堀:うちの馬が出るレースの棟広予想を配信しているんです。

竹内:あと、レースが終わったあとの解説をしてもらったり。

堀:けっこう自分の馬が走るレースって賭けるじゃないですか。

矢部:賭けます。そのサービスも楽しみにします!




矢部:シーザライトのページを見て)これいい馬ですね。

竹内:はいはい。これはね、いいですよ。さっき矢部さんが買うと言った馬。

矢部:やった。

竹内:これはいい。これは1回セレクトセールに出したんだけど、あまりにも馬がいいから、国枝先生が「ぼくがやりたいんですけど」って言って取り消しにしたんですよ(主取り)。

矢部:そうなんですね。

堀:40頭もいたらこうした解説も作れないですけど、1頭1頭このようにケアしてます。

矢部:うーん……頭数が多いのは迷いますからね。

堀:広尾サラブレッド倶楽部で楽しんでいただければ幸いです。

竹内:そういえば、最近矢部さんはお店(YABEKE)には出てるんですか?

矢部:週に何回かは顔出してます。

竹内:お母さんは毎日出勤?

矢部:出てますよ。

竹内:今度また行かなくちゃね。広尾の会員の皆さんにも来てもらってもいいんんですか。

矢部:もちろんです!むしろ来てください(笑)妹も出てます。

堀:それでは紹介させていただきます。本日はありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします。

矢部竹内:ありがとうございました。





矢部みほさんのお店「YABEKE




テレビでも話題に上ることが多い「YABEKE」
「上野にある動物園で5年ぶりにパンダの赤ちゃんが誕生したという話題で紹介されました。」


矢部みほさんがいらっしゃれば競馬話、広尾っ仔話に花を咲かせてはいかがでしょうか。


本コラムで紹介された募集馬

【7月入厩予定/残口僅か】アドバンスマルス(募集馬名:ビジューミス'15)


【入厩のため募集終了】シーザライト(募集馬名:ウェルシュステラ'15)(入厩済のため近況閲覧は会員限定)


【入厩のため募集終了】エンジェルリード(募集馬名:ステラリード'15)(入厩済のため近況閲覧は会員限定)