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水野由加里の募集馬検討会【スイートマカロン'15編】with竹内啓安氏&棟広良隆氏



水野:スイートマカロン’15は兄のデストリーライズ、ゼロカラノキセキの両馬が勝ち上がっています。産駒が全て勝ち上がっているというのは期待度が高いですね!

棟広:ゼロカラノキセキは初めてのプロデュース企画だったので、勝ち上がってくれて良かったです。ホッとしています。人気を何度も背負いながら惜しい競馬が続いたのにはヤキモキしましたが、戸崎騎手が太鼓判を押してくれているようにクラスが上がっても活躍してくれると思っております。

水野:名前もよかったですね。ゼロ革命シリーズは馬名にゼロをつけなきゃという気持ちになられるかと思いますが、ゼロがつくとどうしてもネガティヴな感じになっちゃうんですよね。でも、キンシャサノキセキからとられたこの馬の名前は非常に響きも意味もいいですね。

棟広:はい。一目見てこれがいいと選ばせていただきました。

水野:本馬は父がディープブリランテに代わっていますが、今回は芝向きと出るかダート向きと出るか楽しみです!ただ、一目見ただけで馬体がプリップリですね。馬体診断からは如何でしょう?

竹内:トモがすごいですよね。ディープブリランテの形がよく出ていると思います。

棟広:古澤氏のコメントによると、「デストリーライズに比べても手先に柔らかさがあって芝で走ってきそうだ」とのコメントをいただいています。

水野:配合面はどうでしょうか?



竹内:実はかなり精度の高い配合がされており、Goofedのクロス、トーセンラー、スピルバーグに見られる多重クロスが、父がディープブリランテになったことでさらに強化されています。Lyphardのクロスがトーセンラーとスピルバーグが2本なのに対して、本馬は4本です。このクロスはジェンティルドンナ、ディープブリランテもそうでしたが、スイートマカロンにも入っていますので、Lyphardをさらに強調した配合といえます。




棟広:ディープブリランテは2000m前後がベストで先行力を活かして機動力の高いスピード能力を誇った馬でした。皐月賞は馬場が悪くて、外を回した分で内をついたゴールドシップに負けはしましたが、ジャスタウェイやゴールドシップ、ワールドエース、フェノーメノが出走したダービーの勝ち馬ですからね。キングジョージは初めての海外遠征に加えてイギリスの馬場適性など課題も多く残念ながら結果は出ませんでしたが、競走を続けていたら中距離の軽い芝でかなりの成績を収めたのではないかと思われます。

堀:産駒もディーパワンサが走り始めていますし、活躍が期待できそうな種牡馬ですよね。

竹内:ディープブリランテはディープインパクト産駒の中で初めてダービーを勝利した馬ですので、配合されている繁殖のレベルはまだ高くはないですが、後継として十分な素質を持っているのではないかとみています。

水野:調教師は二ノ宮敬宇調教師ですね。広尾TCとは10年以上のお付き合いがある非常に馴染みの深い厩舎ですね!

堀:それももちろんありますが、ご覧の通り立派な馬体をしており、筋肉をまとうような馬づくりにおいては二ノ宮調教師が適任であろうとお願いいたしました。実際に見て頂いても立派な馬体と評価してくださっていますし、期待しています。


スイートマカロン'15 牝(父:ディープブリランテ 母父:Tale of the Cat)の募集馬詳細はこちら


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