水野：この馬は７姉妹の末っ子。母のウェルシュステラは見事に出産した７世代全て牝馬の女系繁殖。お見事です。

棟広：重賞勝ち馬のステラリードに、７歳まで３２戦を戦ったゴッドフロアー、そして、ここまで３勝をあげているレトロクラシックと仔出しもいいですね。特にゴッドフロアーは障害馬としても主戦の西谷騎手がサナシオン級の素質があると言っていたように期待もされていましたし、もっと見ていたい馬でした。

竹内：水野さんはステラリードをお持ちだったんですよね。

水野：はい。愛娘になります。重賞を勝った時はとても興奮しました。



堀：水野さんの最初の出資馬でしたが、初めての出資馬で重賞を勝った、という会員さんも多数いらっしゃって人気のある牝系です。

棟広：姉妹は洋芝で活躍していますし、レトロクラシックも鼻出血で回避はしましたが、レースぶりからも洋芝適性はあるのではないかと思っています。クラシック戦線で活躍した馬にはロジユニヴァースやゴールドシップ、レッドリヴェールなどがおりますが、いずれも洋芝適性のあった馬で有名でして、３歳のクラシックはタフな競馬が求められますので、洋芝適性があるのはプラスポイントだと思います。レッドリヴェールのダービーでは残念ながら結果が出ませんでしたが、オークスに出ていたらもう少し好勝負していたと思いますよ。



水野：父がスペシャルウィークという２頭以外は全て父違いの姉妹ですが、今回はルーラーシップですね。魅力・期待度についてはどうでしょうか？

竹内：ルーラーシップはSadler’s Wellsとの組み合わせで大物が生まれる可能性が高いです。ルーラーシップのお父さんはキングカメハメハで、その父はKingmamboです。たとえばエルコンドルパサーがKingmambo×Sadler’s Wellsの組み合わせでした。NHKマイルカップ・ジャパンカップを勝利し、ヨーロッパでもサンクルー大賞を勝利、凱旋門賞でもモンジューMontjeuの２着になるなどG1戦線で幅広く活躍しました。エルコンドルパサーの新馬からの３連勝はダートでしたし、馬場を問わない馬が出るのが特徴です。



水野：生産者の木村秀則さんもお勧めなさっている一頭だとか？

堀：当歳のセレクトセールで主取りしたんですが、木村さんはお客さんに上場した馬の中で本馬が一番であると触れ回っていたらしいです。国枝先生もセレクトセール時に「いい馬だね。僕が世話したいから売るんじゃないよ」とおっしゃって、主取りとなりました。



水野：そういった経緯を聞くと期待がさらに高まってしまいます。




ウェルシュステラ'15 牝（父：ルーラーシップ 母父：Zafonic）の募集馬詳細はこちら


関連情報

• 16.09.25 北海道募集馬展示会・木村秀則氏「僕は当歳の時からこの馬で少し大きいところを取ってみたいなと思ってきました」
• 16.09.23 ぐりぐり君「姉が果たせなかった夢を、この馬に託したいと思っています。」

 

---

水野由加里の募集馬検討会
16.10.13 ステラリード'15編
16.10.13 レフィナーダ'15編
16.10.14 スイートマカロン'15編
16.10.21 ハイアーラヴ'15編
16.11.09 ウェルシュステラ'15編
16.11.18 ビジューミス'15編