2026年2歳馬募集
202417-1
クエストフォーラヴ' 24
募集開始前
栗東
厩舎予定
1歳 鹿毛 2024.03.30生 新冠産
父:モズアスコット 母:クエストフォーラヴ (母の父:キズナ)
販売総額 2,400万円 / 総口数 2000口
一口価格 12,000円
血統診断
2024年度の新種牡馬ランキング(中央競馬)を見ると1位がサートゥルナーリア、2位がナダル、3位がアドマイヤマーズ、4位がモズアスコット、5位がタワーオブロンドンという順になっていて、かなりの当たり年だったことが分かります。この中で社台スタリオンに繋養されていない種牡馬はモズアスコットタワーオブロンドンタワーオブロンドンはダーレー・ジャパン スタリオンなのでダーレー・ジャパンのバックアップが期待されますが、モズアスコットはアロースタッドにスタッドインしましたから、いわば自力で這い上がるしかない状況で好成績を収めています。初年度産駒から弥生賞(G2)を勝ったファウストラーゼン、もみじS(OP)を勝ったリリーフィールド、ファンタジーS(G3)で2着入線のモズナナスター、破竹の4連勝で鎌倉記念(交流重賞)を圧勝した川崎の怪物ベアバッキューンなど芝・ダート共に活躍馬を送り込んでいます。モズアスコット自身が芝のマイルの頂点である安田記念(G1)を当時のタイレコードで勝ち切り、ダートのマイルの頂点であるフェブラリーS(G1)を圧勝しています。マイル戦ならば芝でもダートでも圧倒できる能力を示していましたから、種牡馬になってからも自身の能力を産駒に伝えていると考えてよいと思います。

本馬の配合はモズアスコット×キズナという配合形式。牝系はフランスの名馬産家マルセル・ブサックの育て上げたTourzima系に属しています。TourzimaDurban=Heldifannの全姉妹クロス2×2という容赦ないインブリードで生産されていますが、その後、大きな発展を遂げDarshaanAkaradなどを通じて今でもサラブレッドに大きな影響を与えています。本馬の近親には英ダービー(英G1)・愛ダービー(愛G1)を勝ち凱旋門賞(仏G1)までも制したSinndarがいますし、父はFrankel系ですから重厚さはありますが、モズアスコットはマイルのスピードを産駒に伝えていますので、欧州の名門血統がモズアスコットのスピードを支えてくれれば大舞台でも頼りになります。モズアスコットの牝系はブライアンズタイムが所属しているGolden Trail系で、キズナの牝系はナリタブライアンが所属しているPacific Princess系ですので、この両ラインの顔合わせにも期待が持てますし、ロマンを感じさせる配合です。
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