2026年2歳馬募集
202419-1
レトロクラシック' 24
募集開始前
美浦
厩舎予定
1歳 鹿毛 2024.03.21生 日高産
父:タワーオブロンドン 母:レトロクラシック (母の父:ディープインパクト)
販売総額 1,800万円 / 総口数 2000口
一口価格 9,000円
血統診断
タワーオブロンドンの祖母シンコウエルメスは兄妹にイギリスのダービー馬ジェネラスやイギリスのオークス馬Imagineを持つ超良血馬。デビュー戦で5着に敗れた後、調教中に重度の骨折を発症してしまい安楽死処分との判断が下されるも、管理調教師の藤沢調教師がなんとか命だけは救ってほしいと懇願し、ネジを4本入れる大手術を施し一命を取り留めることができ繁殖入りが可能になりました。そのシンコウエルメスの孫タワーオブロンドンでスプリンターズS(G1)を制したのも藤沢調教師で、当時はこのシンコウエルメスのエピソードが広く報道されました。そして今年(2025年)のNHKマイルC(G1)でタワーオブロンドンの初年度産駒であるパンジャタワーがNHKマイルC(G1)を制して再びこのエピソードに注目が集まっています。ディーマジェスティ(祖母シンコウエルメス)が皐月賞(G1)を制した時はそれほど報道されていませんでしたが、その際も藤沢調教師はとても喜んだと伝え聞きます。シンコウエルメスの分岐からは他にもサンタラリ賞(仏G1)を勝ったSobetsu(祖母シンコウエルメス)がいて、SobetsuFrankelとの間にバランシーンS(UAEG2)を勝ったEnglishRoseを産んで血統を繁栄させています。

タワーオブロンドンはダーレー・ジャパンでスタッドインしていますので、主に日高地方の繁殖牝馬と配合していますが、セリ市場でも評判がよくデビュー前から期待はされていました。広尾サラブレッド倶楽部の募集馬ラパンチュールも2戦目で勝ち上がり、ファルコンS(G3)では5着に入線。勝ったヤンキーバローズとの差は僅か0.3秒差でした。このラパンチュールの母父はディープインパクト産駒のスピルバーグですが、本馬の母父はディープインパクト。前述のとおり、タワーオブロンドンは日高地方の繁殖牝馬との配合が多く、大手グループの繁殖牝馬のバックアップは受けていませんのでディープインパクトの牝馬に種付けをする機会は稀です。タワーオブロンドン×ディープインパクトは希少といえます。ディーマジェスティと同様にシンコウエルメスに対して近い距離でディープインパクトを組み込めるというのもアドバンテージになりますので、本馬がシンコウエルメスの物語を継承する馬になっても不思議ではありません。
プラスビタールスピード遺伝子検査