2025年2歳馬追加募集(2024年)
202317-1
パドックシアトル' 23
募集中
美浦
厩舎予定
2歳 黒鹿毛 2023.03.13生 浦河産
父:キタサンブラック 母:パドックシアトル (母の父:Seattle Fitz)
販売総額 7,200万円 / 総口数 3000口
一口価格 24,000円
血統診断
数年前まで日本にはディープインパクトキングカメハメハハーツクライという大種牡馬が君臨していました。次世代を担う種牡馬を出す馬はディープインパクトが大本命で、次いでキングカメハメハハーツクライという考え方が主流でした。ところが、2024年の種付料を見るとキタサンブラックイクイノックスがトップで共に2000万円。なんとブラックタイド系の2頭が日本で最も高額な種付料に設定されています。ディープインパクトではなく、全兄のブラックタイドが一気にまくってしまいました。もちろん、ディープインパクト産駒のコントレイルもスタンバイしていますし、キズナもまだまだ大物を出しそうですが、現状ではブラックタイド系が優勢です。キタサンブラックは繁殖牝馬には恵まれてはいませんでしたから、自力で這い上がってきていますし、繁殖の質が上がって来る今後は更に大物を送り込んでくるでしょう。

本馬の母パドックシアトルはアルゼンチンの重賞を2勝した(G2ラモンビアウス賞、G3ディエゴホワイト賞)活躍馬で、その全弟Capanga Seattleも重賞を2勝しています(G2ペドロゴエナガ賞、G3ブエノスアイレス馬主協会賞)。活力がみなぎっている血統にキタサンブラックの配合はとても魅力的です。母父Seattle FitzはG1勝ちこそないものの、近親にはサンタアニタダービー(G1)でAuthentic(年度代表馬)を負かしたHonor A.P.や、ソードダンサーS(G1)などG1を2勝したAnnals of Timeもいて筋の通っている血統馬です。日本国内ではブリーダーズゴールドC(Jpn3)で3着に入線したGun Runner産駒ドライゼが母の父にSeattle Fitzを持っていますが、ドライゼの母ジュリエットシアトルもやはりアルゼンチン産の馬でホルヘデアトゥーチャ大賞(G1)を勝っています。アルゼンチン産の牝馬に日本の種牡馬というのが最近の成功パターンでもありますし、本馬はセレクションセールにおいて牝馬で2番目に高い値段で落札されています。馬体、血統が揃っていますので期待値が大きく膨らみます。
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