ハイアーラヴ’14、二ノ宮敬宇調教師「肢勢がいい、欠点のない馬」

二ノ宮敬宇調教師ハイアーラヴ’14 牡（父ステイゴールド　母父サドラーズウェルズ）の調教動画を見て頂き、コメントを頂戴いたしました。

二ノ宮敬宇調教師
「ハッキングを見て頂くと首が高いように見えますが、これは若駒特有ではありますが、トモの力がついてくる途中のために騎乗者が下の方に支点を求めても馬の体が上にあがるからですね。調教を続けていけばトモに力がついて、自然とハミ受けができるようになり、グッと頭が下げられるようになります。一方、山でいいキャンターをしていますね。前から見た肢勢がとてもいいです。トモの力がついてくるともっと体が使えるようになると思います。ステイゴールド産駒なのにボリュームがあり、楽しみです。肢勢がいい、欠点がない馬ですね。ステイゴールド産駒は最後は気性ですので、このまま走ることへの前向きさを持っていてもらいたいですね。とてもうまく調教できていると思います。」

二ノ宮調教師は肢勢の良さを強調しておりましたが、やはり肢勢がいいとケガのリスクは減りますし、調教でつくべきところに力がついてくると自然と推進力に変えられるからだそうです。

ファンタスト内木村牧場 川嶋場長の近況コメント（1/7更新）

「ガス抜きを兼ねて、年末に一度ペースを上げてみたところ、心身ともにまだまだ余裕がありましたし、出そうと思えば、もっと時計を詰められそうなお釣りを感じることもできました。当然のこと目下は無理せず、月末にむけて屋根付き坂路でふたたびジワジワとピッチを上げていきますが、現時点でこういった面が確認できたのは、この先を楽しみなものにしてくれますよね。やはり気は勝っているほうで、他馬の動きに反応してみせたり、すれ違う馬を蹴りにいったりと、人間や他馬に支配されたくないとする父の産駒の特徴を引き継いでいる様子。したがって馬の気分を害さないよう、今後も気をつけながら進めていきたいと思います」（川嶋担当）

一昨日より現地入りしているスタッフ山田が川嶋場長よりコメントを頂戴し、昨日のメルマガ内いななきコーナーで発表しました。

——メルマガ1/22号「いななき」より抜粋——

「大寒波により北海道全域で大荒れの天候でしたが、日高門別は比較的、穏やかだったんですよ。」とは、川嶋さん。

ファンタストクラブ内木村牧場の場長で、おなじみではないかと思います。

「調教のペースを上げても、飼い葉が落ちずバリバリ食べてくれるのはいいで
　すね」とは、管理している、ハイアーラヴ’14（父ステイゴールド）について。

「昨年末の段階で、早くも屋内坂路を15-15で登阪していましたからね。今は
　インターバルにより、一旦ペースを落としていますが、来週からまた坂路入
　りを再開しますよ」とのこと。

調教のペースがあがると、飼い喰いが落ちたり、テンションが上がったりする
馬が多い中、本馬は“問題ない”のひとこと。

順調に調整が進むとなると、やはり気になるのは“早期デビュー”ですが、
「今の雰囲気であれば、十分可能性はありますよ！」と、嬉しいコメントがか
えってきました。

「あとは、ステイゴールド産駒によくある、気の悪さがでないように注意しな
　がら進めていきたい」

と、ナカヤマフェスタを筆頭に、二ノ宮厩舎のステイゴールド産駒を多く育
成していた経験からくる言葉もあり、これからの成長、そしてデビュー戦で
のパフォーマンスが、今から楽しみでなりません。

半姉、ルックオブラヴも、新馬勝ちは逃したものの、及第点の競馬をしており、
本馬には、新馬戦勝利はもちろんのこと、その先につながるクラシックロード
への道が開けることを、楽しみに、そして祈願したいと思います。

(スタッフ山田)

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本馬ハイアーラヴ’14は馬体の良さ、調教の順調さが目立ち、人気の高い一頭となりますが、
このまま継続してターフで思う存分駆け抜けて欲しいですね。

最後に年末の動画でございますが、川嶋場長のコメントと
牧場スタッフが体を洗ってくれることに気持ちよさそうにするハイアーラヴ’14の
様子が見られる動画がありますので下記にご紹介します。

川嶋場長動画コメント

「ハイアーラヴ’14ですが、６月の上旬にこちらに入厩してステイゴールド産駒ということで馴致に手間取るかと思ったんですけれど、人間の指示に対しても従順で、馴致もそれほど手間もかからず普通の馬並みに終えて調教開始するまで何の問題もなく行きました。性格は騎乗者の指示に対しても従順ですし、特別悪い癖もないですし、順調にここまで来ています。乗ってる人の感触は、背中も柔らかいですし、手先のさばきも柔らかいので今のところこちらではマイル以上２０００ｍ前後の距離がこの馬には合っているんじゃないかと思います。手先もつなぎも柔らかいので、適性は芝にあるんじゃないかと思います。現在のメニューですが週２回ダート坂路（屋内の坂路コース）ペースは１ハロン１６～１７秒で上がってまして、トータルですと、２５００ｍ位のキャンターをこなしています。調教が進むにつれて、少しずつ気性のきつい面は出てきていますが、騎乗者を手こずらせる事は無いので今のところ順調です。このまま４月くらいまで調教をどんどん進めていって、４月には１５－１５を馬なりでできる位のペースで進めていきたいと思っています。よろしくお願いします。」

 【早期特典終了間近】ハイアーラヴ’14　牡馬（父：ステイゴールド、母父：サドラーズウェルズ）の詳細についてはこちら

ハイアーラヴ’14　牡馬（父：ステイゴールド　母父：サドラーズウェルズ）