い・な・な・き　～ From Hiroo ～

『ツインターボ』

昭和を代表する逃げ馬の１頭で、本場の走りに一喜一憂した
往年の競馬ファンも少なくないのではないでしょうか。

小生にとっても、七夕賞(G3)、そしてオールカマー(G3)の大逃げ、
そして圧勝劇は衝撃であり、鞍上の“逃げの中舘”とも相まって、
一気にファンになったのを、懐かしく思います。

その七夕賞(G3)では、1000m通過が「57.4」と超ハイペースの中、
直線に入ってもその脚色は衰えず、ハンデ戦でありながら、
４馬身差の圧勝劇となりました。

そのツインターボと肩を並べ、「令和のツインターボ」として
密かに話題になっている馬がいます。

今年の福島記念(G3)覇者、パンサラッサです。

しかも、パンサラッサは56キロの斤量を背負い（ツインターボは55キロ）、
さらに、1000m通過は「57.3」と、ツインターボよりも速く、
それでありながら、４馬身差で勝利していることから、
個人的には既にツインターボを凌駕し、“歴代最強逃げ馬”とも言われる、
サイレンススズカの領域に近づいているのではないか、そんな気もしています。

そのツインターボですが、有馬記念(G1)に２回出走しています。

中でも、1994年有馬記念(G1)では、歴史に残る大逃げをして、
スタンドを大いに沸かせました。

パンサラッサも、有馬記念(G1)に出走を予定しており、
もし、ゲートインすることができれば、連勝している、
大逃げを期待しない訳にはいきません。

ツインターボは、４コーナー手前で失速してしまいましたが、
パンサラッサには、最後の直線、坂下までは先頭を譲らない
走りを期待したいところ。

それを実現させるためにも、馬場の悪化は歓迎材料になりますので、
今から、テルテル坊主を逆さに吊るして、雨を懇願したいと思います（笑）