い・な・な・き　～ From Hiroo ～

バスラットレオンが欧州遠征初戦、サセックスＳ（英G1）に出走しました。

出走頭数は７頭と少ないものの、出走馬は超強力。

BCマイル(米G1)の勝ち馬、オーダーオブオーストラリアや、
ジャンリュックラガルデール賞（仏G1）、クリテリウムアンテルナシオナル（仏G1）勝ち馬、エンジェルブルー、
BCジュベナイルターフ（米G1）、仏2000ギニー（仏G1）勝ち馬、モダンゲームズ、
G1４勝、昨年のサセックスＳ（英G1）覇者、アルコールフリー。
そして、９戦全勝、G1５連勝中のバーイードと、錚々たるメンバで争われた一戦。

スタート直後、少し躓きながらも果敢に先頭を走り、豪華ライバル陣を引っ張る展開。
最後の直線で、後続を引き離しにかかるものの、外からバーイードが並ぶ間もなく
交わし去り、モダンゲームズもそれに続いて伸びてきました。

バスラットレオンは、３着を死守しようと懸命の粘りを見せますが、
後方から伸びてきた、アルコールフリーに短頭差されての４着でした。

起伏のあるコース、そして日本では背負うことのない負担重量、約４ヶ月の休み明け等、
色々なハンデがある中、バスラットレオンは自分の競馬をして、強豪たちと
渡り合った内容は、決して悲観するものではないと思います。

レース後のダメージ等、問題がないようであれば、今後はフランス競馬に転戦。

1998年にタイキシャトル優勝したレースとして知られている、
ジャック・ル・マロワ賞（仏G1)へ向かいます。

舞台は、平坦の直線1600ｍ。

同レースには、バーイードは出走を予定していないものの、
欧州3歳世代最強マイラーとの呼び声も高い、コロエバスが出走予定。

サセックスＳ(英G1)と同様に楽な競馬とはなりそうにありませんが、
２着以下とは差がない内容だっただけに、ここでは結果にも拘りたいところ。

悲願のＧ１制覇を海外で達成なるか、大いに楽しみにしたいと思います。