無限の可能性を秘めるキズナ産駒

昨年、JRA2歳種牡馬リーディング。1位は2016年から首位を守り続けるディープインパクト。
そしてサリオスを輩出したハーツクライが2位。錚々たる顔ぶれの中で第3位にランクインしたのが新種牡馬のキズナでした。

4月25日(土)あやめ賞(3歳1勝クラス)で勝利したグランスピードがそのキズナの産駒。
骨折による7ヵ月半の休養明け。28キロの馬体増がありながらも、機敏に反応し、抜け出すと危なげなく押し切って勝利。力の違いを見せつけるような勝ちっぷりでした。

2019年に産駒がデビューすると、 ビアンフェ が世代最初の重賞レースである函館2歳ステークス(G3)を制覇。父キズナに重賞初勝利をもたらしました。
その勢いは翌年も止まらず、今年1月に京成杯(G3)をクリスタルブラックが勝利。更にチューリップ賞(G2)をマルターズディオサが制し、フラワーC(G3)ではアブレイズが優勝。ファーストクロップから既に4頭の重賞ウィナーが出現し、距離もスプリントから中距離まで幅広いカテゴリーで活躍しています。

ディープインパクト、キングカメハメハが相次いでこの世を去り、その後継者として名前が挙がるのはキズナではないでしょうか。

 

クエストフォーラヴ(クエストフォーワンダー’18)
2歳 黒鹿毛 2018.04.07生 新冠産
:キズナ 母:クエストフォーワンダー (母の父:Makfi)
販売総額 2,100万円 / 総口数 2000口
一口価格 10,500円

東日本大震災が起こった、2011年に様々な人々の想いを背負いキズナ(絆)と名付けられたサラブレッドが日本ダービー(G1)を制しました。
鞍上は武豊騎手。大怪我を乗り越え、2005年のディープインパクト以来となるダービー制覇。人馬のドラマ、競馬のロマンに日本中が沸いた瞬間でもありました。

現在、新型ウィルス拡散防止のため緊急事態宣言が発令され、外出さえままならない日々が続いています。
こうした日々のなかではありますが、今度はキズナの産駒の活躍が、私たちに希望を与えてくれるのかもしれませんね。

 

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