トレセン担当から見たゼロレボルシオンとオーパルス

今週はゼロレボルシオンとオーパルスが現役を退くことになり、少々寂しい一
週間となりました。

前者は「ゼロ革命」というキャッチフレーズがつけられた無料馬で、既存会員
の方々はもちろん、一口馬主を経験されたことのない新規のみなさまにもご出
資をいただいた馬でもありました。口数が4000口と通常の募集馬とひと桁違う
単位でしたし、より多くのみなさまにご出資いただいているという実感は、我
々だけではなく管理された尾関調教師もお持ちになられているようでした。

１歳時にはボーンシストを発症するなど弱い部分もあったように、トレセン入
厩後も厩舎サイドで苦労したこともあったようですが、９戦目となる先週の東
京競馬場におけるダート戦を無事走り切ってくれました。

競走馬はなかなか思ったようにいかないことが多く、特にトモなどに弱い部分
を抱えた馬でもありましたので、今年1月のデビューからこれだけの出走回数
を叶えるのは決して簡単ではなかったことと思います。勝ち上がることは叶い
ませんでしたが、牧場のみなさまを始め、尾関厩舎のスタッフの努力もあって、
最後までやり遂げられたようにも感じます。今までゼロレボルシオンに携わっ
たことのあるみなさま、本当にありがとうございました。この場をお借りして
御礼申し上げます。今後は乗馬として第二の馬生（？）を頑張ってもらいたい
ものですね。

そして、後者のオーパルスは、前走後の疲れが抜けきらないことから心配され
ていたのですが、１週間経ってみても疲れが抜けきらないため、エコー検査を
行ったところ、左前屈腱不全断裂が判明。急遽、引退することとなりました。

２回の転厩を経験し、合計３厩舎で管理されたことのある馬で、個人的にはそ
れぞれの厩舎の管理方法の違いが見えたことが興味深かった点でもありました。
ただ、何と言っても、オーパルスに驚かされたのは障害競走での優勝ですよね。
この優勝時には、前管理調教師のお二方からも惜しみない賛辞の言葉が贈られ
ていました。オーパルスのことを良く理解しているからこそ出た言葉でもあっ
たかと思いますが、他の関係者からも一目置かれるほどの伊藤正調教師。未だ
に印象に残っている出来事でもあります。

そんな伊藤正調教師は、「管理馬のことを良く理解し、その馬に合ったった調
教を施すことが重要」だと常々おっしゃられておりますが、オーパルスの管理
方法には改めて気付かされたことも多かったですね。

競走馬を手元に置いてじっくりと立て直すことがお好きだとおっしゃられる伊
藤正調教師の新たな管理馬シャトルアップ。今週はあいにく除外の憂き目に合
ってしまいましたが、その経験豊富な手腕をもって、どのようになっていくの
か、今後の調整方法に注目してみたいと思います。

P.S.
ゼロレボルシオンが初めての出資馬で、一口馬主の愉しみ方を経験したみなさ
まも多いことと思います。広尾サラブレッド倶楽部では、現在、1/400口や1/2
000口の１歳馬を募集しておりますので、次のステップに進みたいという方は
こちらを。
https://www.hirootc.jp/campaignview/view/10050/
ゼロレボルシオン同様1/4000口の募集馬をご希望の方は、ゼロ革命
リターンズの当歳募集馬をチェックしてみてくださいね。
※ゼロレボルシオンに２口までご出資の方は、ゼロ革命リターンズにのみ２口
までのご出資でしたら、引き続き、一般会費が無料となります。通常受付開始
後（11/27～）にお申込ください。
https://www.hirootc.jp/campaignview/view/10052/

もしデビューまで待てないという方には、即戦力となる２歳馬募集も行ってお
ります。
来週11月9日（月）午後8時より（※お電話での受付は11月10日（火）午前10時
より開始）、満口となったミスペンバリー’13（競走馬名：マグナムインパクト）
とハイアーラヴ’13（競走馬名：ルックオブラヴ）２頭の「入厩直前キャンセル
募集」がスタートします。お申込は先着順となる上に口数には限りがございま
すので、ご希望の方はお早めにお申込くださいね。詳細については、オフィシ
ャルホームページの案内をご覧ください。
https://www.hirootc.jp/campaignview/view/10054/

（スタッフ：なかむら）