ファンタスト木村牧場を中心に２０１５年産募集馬４頭の動画を更新！

２０１５年産募集馬の最新動画がアップされました。

今回はファンタストクラブ内木村牧場にて育成中の下記の３頭

リトルゲルダの半弟ビジューミス’15(父Jimmy Creed)

賢母ウェルシュステラのルーラーシップ産駒ウェルシュステラ’15

残口僅かとなった父から譲り受けた筋肉質な体が特徴のスイートマカロン’15

上記に加え、クローバーファームで育成中の１頭

2015年に一馬房あたりでの成績から決定されるJRA賞優秀技術調教師を獲得した松永幹夫厩舎管理予定のモンスーンウェディング’15

となっております。
（他の牧場の育成馬につきましては、準備が出来次第アップして参ります。）

■ビジューミス’15

ビジューミス’15は今まさに成長期を迎えているところ。姉と同様にボリュームのあるトモから繰り出される走りが楽しみな一頭です。

１１月１８日近況
ファンタストクラブ内木村牧場在厩。おもに角馬場での準備運動後、屋内ダートコースにてダク1000ｍ、ハッキング2000～2200ｍを消化しています。馬体重４７６ｋｇ（11/2測定）
「成長期に入ってお尻が高くなるなど、急に体重も増えてきましたので、あまり一度に負荷をかけすぎないように、今はあえてメニューを上下しながら。角馬場中心に留める日は、初期馴致中の馬たちの先導役を務められるほど、どっしりと構えることができるタイプです。今後は立派なトモのボリュームに見合うよう、屋根付き坂路も利用しながら、腹回りや背中などにもバランス良く筋肉をつけていければと思います」（川嶋担当）

■ウェルシュステラ’15

ウェルシュステラ’15は日高の馬は価格が控え目になりがちなセレクトセールにおいて2000万を超える声がかかったようにパワフル感のありながら、綺麗なまとまりがある馬体が特徴の一頭。国枝調教師からもこの時期の1歳馬として合格点をいただいています。それらを受け、手軽に動かせる美浦近郊での育成を行うこととなり、千葉にあるジョイナスファームに12月2日に移動しております。（動画はファンタストクラブ内木村牧場在厩時）

16.12.02
　昨日、木村牧場を出発。本日、ジョイナスファームに到着しています。
「姉のレトロクラシック同様、決して早熟タイプではなさそうですが、今後が順調であれば手軽に動かせますし、何より目が届きやすいですからね。ここからは、北海道よりも気温が落ち着いている美浦近郊で乗り進めていきたいと思います」（国枝調教師）
「輸送で体温を上げることもなく、無事に移動を終えています。様子見を兼ねて、数日ほどこちらの環境に慣らし、週明けより馬場入りを開始していく予定です」（古谷社長）

16.11.18
　ファンタストクラブ内木村牧場在厩。現在はおもに角馬場での準備運動後、屋内ダートコースにてダク1000ｍ、ハッキングキャンター1200ｍを消化しています。馬体重４８０ｋｇ（11/2測定）
「他馬が暴れても影響を受けることがなく、普段から扱いやすい馬。調教時も乗り手を選ばない優等生ですよ。順調に化骨が進んでおり、すでに屋根付き坂路での試乗を開始しているほど。首さしや肩周辺にも筋肉がつき始めたように、まだまだどんどん変わってきそうな印象があり、伸びしろの大きさを感じさせてくれます」（川嶋担当）
「以前に見た時は胴が伸びていましたが、今週見に行った感じでは、上背が伸びて全体のバランスがとても良くなっていました。１歳のこの時期としては、十分に合格点を与えられる状況といえるでしょう。北海道はこれから寒さがかなり厳しくなってくると思いますので、来月からは美浦近郊のジョイナスファームに移動させ、さらに乗り進めていきたいと考えます」（国枝調教師）

■スイートマカロン’15

スイートマカロン’15は4代母に大種牡馬リファールの母であるGoofedを持つスイートマカロンの3番仔。
兄のデストリーライズはカネヒキリを配合しミスプロを刺激し、姉のゼロカラノキセキはキンシャサノキセキでリファールクロスを入れることにより、Goofedの牝馬クロスを実現。兄・姉ともに勝ち上がり、特に姉は先日のレースでもクラスが上がっても緒戦から通用するところを見せ、今後の活躍が期待されています。
本馬はディープブリランテを配合することでリファールクロスを発生させている。5代血統表ではディープインパクトの母ウインドインハーヘアを通じてのクロスに見えるが、ディープブリランテの４代母バブルカンパニーの父がリファールであり、ラインブリードが実現されています。他にもディープインパクト×ストームキャットのニックスも代を経て行われており、配合的妙味の強い一頭です。（詳しくは竹内啓安の血統診断をご参照ください）

募集当初から母の仔出しの良さと馬体の良さが評判で人気があり残口僅かとなっています。
（前回の近況取得時は疲れが出たため運動を控えていたが、現在は下記のように再開している）

■モンスーンウェディング’15

もう一頭はモンスーンウェディング’15。
雄大な馬格に恵まれており、背中の感じや他馬を追いかける時の走りは早くも及第点と牧場の評価を得ています。まだ日本での産駒評価が定まっていないため、募集価格は同じルーラーシップ産駒のウェルシュステラに比べ控え目であるが、血統表を見ていただくと２代母からの活躍馬輩出数が多く、活力のある牝系があり、楽しみな一頭です。

16.11.18
　クローバーファーム在厩。先月下旬より、外馬場での調教を開始。現在はウォーキングマシン９０分、周回コースにてダク1000ｍ、ハッキングキャンター2200ｍ前後を消化しています。馬体重４９３ｋｇ（10月下旬測定）
「体格に恵まれており、背中の感じも良く、他馬を追いかけている時などの走りは早くも及第点。ただ、並んで先頭に立った段階でフワッとして、後続を待ってしまうあたりは１歳馬の若さですよね。よって今は、なるべく集団で周回し、終いで先頭に立たせる形がメイン。抜かした後も突き放せるように稽古を重ねているところです。初めての物事には気を遣うほうですが、ひとたび慣れてしまえば他馬よりも度胸がある感じ。性格も素直ですし、馬房でも大人しくしてくれています」（福島代表）

上記４頭をご紹介して参りましたがいかがでしたでしょうか。募集馬検討のご参考にしていただければ幸いです。