平成をそっと振り返ってみる（３）
◆平成３年（１９９１年）
一般競走のゼッケンや勝馬投票券にも馬名が入り始めるなど、
ファンサービスの向上が加速度的に進み出したこの年。
降着制度が導入されたり、
馬番連勝複式が導入されたため単枠指定制度が廃止になったり、
さらには朝日杯３歳ステークスと阪神３歳ステークスが東西統一され、
牡馬・牝馬別のチャンピオン決定戦になるなど、現在のスタイルの
原型となる第一歩が示された節目の年でもありました。
そんな中でも衝撃が走ったのは、やはり天皇賞・秋でしょう。
楽々と１着入線を果たしたメジロマックイーンが
他馬の進路を妨害したことにより、何と最下位に降着。
検量室や場内が騒然とする中、
繰り上がりで勝利ジョッキーインタビューに応える
当時１９歳の江田照男騎手の何とも言えない微妙な表情・・・
心も財布も寂しくなったのは、きっと私だけではないはず、です。
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