先週末の中央競馬勝ち馬

先週末は17日(土)にホウオウアマゾンがアーリントンカップ(G3)を初重賞を飾り、矢作調教師がJRA通算700勝を達成しました。翌18日(日)にはテーオーケインズが1番人気に応えてアンタレスステークス(G3)に優勝し、開業4年目の高柳大輔調教師にとっても嬉しいJRA重賞初勝利と記録尽くめとなる週末でした。両陣営ともチーム広尾でお付き合いがありますし、ぜひ所属馬たちも続いてもらいたいものですね。

また、17日(土)新潟の7Rでは前週の女性騎手ワンツーを上回る、史上初となる女性騎手ワンツースリーという快挙もありましたし、無敗馬の皐月賞制覇と横山武史騎手のクラシックでのG1初制覇と振り返ってみると、話題に事欠かない週末だったような気もします。昨年は緊急事態宣言下で無観客という影響もあったかとは思いますが、今年の皐月賞の売上は前年比124.7%と回復していて、この業界に関わっている身としてはありがたい限りでもあります。ただ、その一方で、コロナウイルスの感染状況が第4波に入りつつあるようで、感染者数の増加が著しい大阪に加え、東京、京都、兵庫の4都府県で、4月25日~5月11日までの期間、緊急事態宣言が発出される方向性のようですし、中央競馬も有観客での競馬が継続できるのかどうかなど、今後の方向性が気になるところ。今のところはまだ大きな動きは出てきていないようですが、感染のリスクはどこにでもありますし、皆様くれぐれもお気をつけいただき、競馬を楽しんでいただければと思います。

さて、去年の2歳の初入厩は4月のマーテルでしたが、今年は3月に一歩先に入厩を果たし、既にゲート試験に合格したアリシアンに続いて、ルーシッドもトレセンに入厩しました。これでチーム広尾としては、早くも2歳馬の2頭目が入厩したことになります。慣れない環境でデビューを目指して挑戦することは決して楽なことではないかとは思いますが、ルーシッドはグランソヴァールの全弟という血統でもありますし、兄同様芦毛の持ち主と自然と期待が高まりますからね。ぜひ頑張ってもらいたいものですね。

さて、今週は当クラブ所属馬の大挙6頭が出走を予定しています。先週除外となったパンサラッサのマイラーズカップ(G2)への重賞挑戦を始め、当初除外対象だったパラスアテナが福島牝馬ステークス(G3)へ出走が叶ったこともありますし、出走できた強運を活かしてほしいところ。勝ち上がりを目指す組では、初戦を叩いて2戦目での前進を見込みたいラヴマイウェイ、コンスタントに出走を重ね、今回藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて2キロ減での出走となるマミリアス、古川奈穂騎手とのコンビで4キロ減での今週出走が叶ったスターリーソング、放牧を挟んで仕切り直しの一戦となるマーテルの計6頭となります。今週はパンサラッサとパラスアテナの重賞挑戦もありますし、今週も出走馬へのご声援をいただければ幸いです。

先週末の中央競馬の勝ち馬(重賞は3着まで)のうち、19年産、20年産の募集馬の父(種牡馬)の産駒の活躍について調べてみました。ご参考になりましたら幸いです。

◆エピファネイア・・・ベネディーレ’19(※満口アスカビレン’20(※満口
セイウンゴールド(牡3) 4/17 新潟6R 3歳未勝利 芝2000m 1着
エフフォーリア(牡3) 4/18 中山11R 皐月賞(G1) 芝2000m 1着

◆キズナ・・・ミスペンバリー’19(※満口
ハギノピリナ(牝3) 4/17 阪神5R 3歳未勝利 芝2200m 1着
シュアゲイト(牡4) 4/18 阪神7R 4歳以上1勝クラス ダ1200m 1着

◆キングカメハメハ・・・サティアナ’19(※満口
アラタ(牡4) 4/17 中山7R 4歳以上1勝クラス 芝2200m 1着
タガノパッション(牝3) 4/17 阪神4R 3歳未勝利 芝2000m 1着
ホウオウアマゾン(牡3) 4/17 阪神11R アーリントンカップ(G3) 芝1600m 1着

◆ブラックタイド(キタサンブラックの父)・・・ショウナンカラット’19(父キタサンブラック ※満口
タガノエスプレッソ(牡9) 4/17 中山11R 中山グランドジャンプ(J・G1) 芝4250m 3着
ワンダーコノシュア(牡5) 4/18 新潟10R 奥の細道特別(4歳以上2勝クラス) 芝2400m 1着

◆ルーラーシップ・・・ウインアルエット’20(※残口わずか
ブラックヘイロー(牡5) 4/17 中山12R 利根川特別(4歳以上2勝クラス) ダ1800m 1着
アルメイダミノル(牡3) 4/18 阪神2R 3歳未勝利 ダ1400m 1着

◆ロードカナロア・・・ステラリード’19(※満口キョウエイカルラ’20(※満口
ファーストソリスト(牝3) 4/17 阪神1R 3歳未勝利 ダ1800m 1着
ロードトランス(牡3) 4/17 阪神3R 3歳未勝利 ダ1800m 1着
リッケンバッカー(牡3) 4/17 阪神11R アーリントンカップ(G3) 芝1600m 2着
レイハリア(牝3) 4/17 新潟10R 雪うさぎ賞(3歳1勝クラス) 芝1200m 1着

父マジェスティックウォリアー産駒のハンディーズピークが2歳コースレコードで新馬勝ち。
年明けに早くも2勝目を挙げる。
レフィナーダ’19残240口
父:マジェスティックウォリアー 母:レフィナーダ (母の父:サンデーサイレンス)
牝2歳 黒鹿毛 2019.05.22生 新ひだか産
美浦・高柳瑞樹厩舎予定

ルーラーシップ産駒のホウオウイクセルがフラワーC(G3)制覇し、桜花賞(G1)に出走!
同じくルーラーシップ産駒で当クラブ所属馬のパラスアテナが福島牝馬S(G3)に出走予定!
ウインアルエット’20残口わずか
父:ルーラーシップ 母:ウインアルエット (母の父:ダンスインザダーク)
牝1
歳 鹿毛 2020.02.03生 浦河産
栗東・松永幹夫厩舎予定

ニュージーランドT(G2)に優勝したバスラットレオンと同じ三嶋牧場生産馬!
ミンティエアー’20募集中
父:マジェスティックウォリアー 母:ミンティエアー (母の父:アグネスタキオン)
牡1歳 鹿毛 2020.02.09生 浦河産
栗東・須貝尚介厩舎予定

本記事が「いいね!」と思ったら「いいね!」のクリックをお願いします。


スタッフ なかむらの最近の記事

no image

先週末の中央競馬勝ち馬

早いもので明日から師走に入り、今年も残すところあと1ヶ月となりました。気温が乱高下しているように、秋

記事を読む

先週末の中央競馬勝ち馬

だいぶ冷え込んできて真冬のような気温になる日も出てきました。一気に秋から冬に季節が変わってしまったよ

記事を読む

no image

人気のスワーヴリチャード産駒セイリングホーム’22が「満口」、オピュレンス’23の残口数が「215口」となりました。

今週は12月並みの気温となり、一気に冷え込んできましたが、以下がお過ごしでしょうか。先週までは夏日に

記事を読む

no image

先週末の中央競馬勝ち馬

朝晩はだいぶ冷え込んできて寒く感じる日も増えてきました。上着がないと肌寒く感じられるような気温になっ

記事を読む

no image

エレナレジーナ’22 残口数が241口となりました!

バタバタとしていたこともあって、しばらく間があいてしまいましたが、みなさまお元気でしょうか。ここ最近

記事を読む

no image

先週末の中央競馬勝ち馬

昨晩あたりから急に空気が涼しく感じられるようになり、一気に秋めいてきました。統計開始以来最も暑かった

記事を読む

no image

先週末の中央競馬勝ち馬

まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。早いもので秋競馬が始まって今週が2週目となり、

記事を読む

先週末の中央競馬勝ち馬

今週はバスラットレオンが韓国で行われるコリアスプリントに出走する予定なのですが、馴染みがないこともあ

記事を読む

no image

先週末の中央競馬勝ち馬

8月も最終日となり朝晩は少し過ごしやすくなってきた感じもしますが、太陽が昇り始めると気温が高くなり始

記事を読む

先週末の中央競馬勝ち馬

いよいよピークブルームが今週新潟で出走をすることになりました。当初予定していた牝馬限定の芝1600m

記事を読む

PAGE TOP ↑