先週末の中央競馬勝ち馬

先週末は第1回東京開催の締めくくりとなるフェブラリーS(G1)が行われました。今年最初のG1は1番人気のレモンポップが優勝し、4年連続で米国産馬の優勝となりました。外国産馬と言えばかつては外車などと呼ばれ恐れられた時代もありますが、近年のこのトレンドは来年以降も続くのかどうか注目となりそうです。

さて、東京開催が終了と開催が一区切りしたこともあり、ここまでのJRAのリーディングサイヤーを改めて振り返ってみたところ、現在はロードカナロアが2位ハーツクライ以下を引き離してトップ。ロードカナロアはサウジカップ(G1)に出走予定のパンサラッサの父でもあり、実績面からも頼もしいデータではありますが、パンサラッサと言えば、芝の不良馬場で勝ち上がったことはご出資者の方ならご存じではないでしょうか。

元々芝が不良馬場になることがそこまで多くないこともあり、確率的に不良馬場で勝ち上がる馬も少なくなる訳ですが、2019年に芝の不良馬場で勝ち上がったのロードカナロア産駒はパンサラッサ1頭のみ。去年は0頭というデータもあり貴重(?)とも言える勝利だった訳ですが、同馬の産駒のうち芝の不良馬場で勝ち上がった馬たちはオープンまでのぼりつめている馬がほとんど。サウジカップはダートで行われるため単純比較はできませんが、時計がかかる傾向もあるようですし、矢作調教師のフィーリング、そして、騎乗する吉田豊騎手の手腕にも期待をしたいと思います。

サウジカップデーの1351ターフスプリント(G3)に出走を予定しているバスラットレオンの直線の追い切りは、同厩のパンサラッサとコンティノアールとの3頭併せとなりましたが、前進気勢が強く、悪くはない状態でレースを迎えられそうとのこと。好メンバーが揃うこともあり、パンサラッサ同様決して楽な戦いではなさそうですが、鞍上の坂井瑠星騎手はフェブラリーSで勝ち馬を見事に勝利に導いていますし、ドバイからの1年間で培った経験が活きることを期待したいところですね。

日本時間では、バスラットレオンは25日23時45分発走、パンサラッサは26日午前2時35分発走と夜遅くの出走となりますが、ドバイでの快挙も夜遅くでしたし、歓喜の瞬間が再び見られることを期待して画面越しに応援をしたいと思います。みなさまも熱いご応援をいただければと思います。

先週末の中央競馬の勝ち馬(重賞は3着まで)のうち、21年産、22年産の募集馬の父(種牡馬)の産駒の活躍について調べてみました。ご参考になりましたら幸いです。

◆エピファネイア・・・ピエノフィオレ’ 21(※募集中)
セルバーグ(牡4) 2/19 阪神10R 武庫川ステークス(4歳以上3勝クラス) 芝1600m 1着

◆ヘニーヒューズ・・・サンライズシェル’21(※満口
パイリヴレ(牝3) 2/18 東京2R メイクデビュー東京 ダ1400m 1着
フォトスフィア(牡4) 2/18 東京7R 4歳以上1勝クラス ダ1400m 1着
リュウ(牡3) 2/18 阪神7R 3歳未勝利 ダ1200m 1着
ペリエール(牡3) 2/19 東京9R ヒヤシンスステークス(L) ダ1600m 1着
テイエムアトム(牡5) 2/19 東京12R 大島特別(4歳以上2勝クラス) ダ1400m 1着
フェリ(牝3) 2/19 阪神4R メイクデビュー阪神 ダ1400m 1着

◆ホッコータルマエ・・・ゼロカラノキセキ’21(※満口
イーサンバーニング(牡4) 2/18 阪神7R 4歳以上1勝クラス ダ2400m 1着

◆マジェスティックウォリアー・・・エンパイアブルー’21(※満口
インザビギニング(牡3) 2/19 阪神1R 3歳未勝利 ダ1800m 1着
グッドグロウス(牡4) 2/19 小倉12R 4歳以上1勝クラス 芝1200m 1着

◆ミッキーアイル・・・スマートオランプ’ 22(※募集中)
ララクリスティーヌ(牝5) 2/18 阪神11R 京都牝馬ステークス(G3) 芝1400m 1着
ガラパゴス(牡4) 2/18 小倉9R 秋吉台特別(4歳以上1勝クラス) ダ1700m 1着

◆リアルスティール・・・フォーエヴァーユアーズ’ 21(※満口
ハリケーンリッジ(牝3) 2/18 東京6R 3歳未勝利 芝1600m 1着

半兄パンサラッサはドバイターフ(UAEG1)に優勝!天皇賞(秋)2着!
半兄エタンダールは青葉賞(G2)2着!日本ダービー(G1)にも出走!
半姉ディメンシオンは京成杯オータームH(G3)2着!阪神牝馬S(G2)3着!キーンランドC(G3)3着!
ミスペンバリー’ 21残131口
牡2歳 鹿毛 2021.02.19生 新ひだか産
父:キズナ 母:ミスペンバリー (母の父:Montjeu)
美浦・高柳瑞樹厩舎予定

ラズベリータイム’ 21残口わずか
2歳 鹿毛 2021.02.24生 新ひだか産
父:ダンカーク 母:ラズベリータイム (母の父:フジキセキ)
美浦・田村康仁厩舎予定

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