ダンカーク、ファーストシーズンサイアーランキング2位の期待

先週の競馬においてダンカーク産駒マイネルアルケミーが中山1200m芝にて勝利!向こう正面で先頭に立ち、直線入り口で他馬を引き離すと他馬が坂でもたつく中、本馬は苦にすることなく抜け出し楽勝しました。

緒戦が1番人気ダートデビューで案外でしたが、2戦目の芝代わりで3着、そして中山の舞台で勝利といい形で来ています。

先々週にはガトンが同じく初戦1番人気ダート敗退からの6番人気での芝1600m勝利。父の戦績から単純にダートではなく、元々日本での活躍が目立つアメリカ血統が並ぶところもありますが、日本のスピードを要する芝での活躍が見られるのは、いい形で日本の繁殖牝馬と配合が合っているとも言えます。

先週の勝利にてファーストシーズンサイアーランキングも4勝の3,995万円、ジャスタウェイに次いで2位につけております。

今後、上位クラスの賞金の高いレースで勝ち上がる馬が出てこればAEIなども上がってくることが想定されます。楽しみです。

 

さて、広尾TCのダンカーク産駒としては、現況として筆頭はグランソヴァール(募集馬名スイートマカロン’16)。

馬体の良さなどから人気を集めPOG本などでも多く紹介された本馬。
一番乗りの6月デビュー予定でしたが、除外。ゲート試験後に放牧も行わず長い期間トレセンで調教を積んできていたこともあり、出走当該週に疲れが来てしまい放牧。
しかしながら、ケガ等ではございませんので、結果的にはいい休養期間を経て東京デビュー目標で進められております。

18.09.12UP近況
昨日、美浦トレセンに帰厩。今朝は南ウッドにて普通キャンターを消化しています。
「熱発の影響は全く見られず、週明けにこちらへ。飛節の不安が解消し、牧場からうまく引き継いで戻ってこられた感じですよね。もう少し馬の様子を見ながら、週末ぐらいから速めをやっていこうかと。前回ある程度まで仕上げていますし、牧場でも乗ってきましたので、そこまで時間はかからないのではないでしょうか。ざっと東京デビューを目標に進めてみようかと思います」(尾関調教師)

 

次に入厩を狙うのが、ナグラーダ(募集馬名:レフィナーダ’ 16)。

エルグランセニョールトライマイベストなど種牡馬を輩出する世界的良血Sex Appealの牝系であり、母レフィナーダは先日亡くなったG1馬フサイチパンドラのいとこ。

つまり、本馬は2冠馬アーモンドアイのはとこにあたります。

レフィナーダ自身500万条件を勝ち上がったのは6歳と遅咲きの血統でしたが、1000万条件においても上位入着を果たすなど芝で長い活躍を見せてくれました。

姉のエンパイアブルーは、3歳6月デビューでしたが、10戦2勝2着4回3着1回と安定した成績を残しており、6歳にはなりますが、まだまだ上を目指せると藤原英昭調教師が長く手元において管理してくださっています。

こちらも芝馬としての適性はありそうですが、脚元の関係もあり、ダートにおいて活躍しております。

本馬はまだ入厩していないので晩成というレッテルが貼られそうですが、晩成だろうかと思います。

PR点としては、レフィナーダ産駒で初の牡馬であり、本馬は長く休むこともなく調教を順調に積むことができていること。姉レイナグラシアが体質が弱く調教を積むことができなかったのですが、叩き2戦目では3着。十分な調教を積むことができない中で血の力を見せてくれました。

レイナグラシアが走るまでは残口の減り方もゆっくりではありましたが、レイナグラシアが見どころあるところを見せてくれ、最近の本馬の近況もあり、ここに来て人気が出てきて残294口となりました。入厩タイミングが見え始めてますので、残口に注意しながらご検討いただければ幸いです。

18.09.07UP近況
シュウジデイファーム在厩。前回同様、おもにウォーキングマシン50分、ハッキング3000mのウォーミングアップ後、BTCのダートトラックや屋内坂路を併用して乗り込まれており、週1~2回の速めを消化しています。
「4日(火)にトラックで15-15を乗った後、坂路にて40秒程度を計時。坂路のラストではまだ乗り手に促されながらという感じの走りになっていますので、もう少しトレーニングを積みつつ、馬の成長が進んでくるのを待ってあげても良いのではないでしょうか。時にはBTCにステイさせるなど、あえて環境をかえることで精神面についても強化を図っているところです」(石川代表)

18.08.24UP近況
シュウジデイファーム在厩。引き続き、おもにウォーキングマシン50分、ハッキング3000mのウォーミングアップ後、BTCのダートトラックや屋内坂路を併用して乗り込まれており、週1~2回の速めを消化しています。
「坂路で39~40秒台を織り交ぜながら、ゲート練習もしっかりと。一時期、枠入りを少し渋った程度で特に苦手意識はなく、成長待ちの段階にしては発進も遅くありません。この馬のペースで着実に成長は進んでいますので、あとは坂路のラストでスッと時計を詰められるようになるまで、しっかりとトレーニングを積みながら強化を図っていきましょう。厩のなかでソワソワしないよう、すぐに顔を出せる馬房に入れています」(石川代表)

 

 

他のダンカーク産駒としては、1世代空いてラズベリータイム’18が挙げられます。

こちらは母が準オープン馬かつ、重賞馬ブリッツェンのきょうだい馬。初年度産駒が未勝利だったため、セリに出されておりましたが、姉ミトノレインボーの活躍もあり、筋肉隆々の良駒でもあり、皆様からのご期待の声も踏まえて、当歳募集をしました。当歳募集は2頭しておりますが、両馬とも人気で、現在ラズベリータイム’18は「残口僅か」となっております。

当歳時は超早期特典(+15%P還元)など特典も充実しておりますので、ぜひご検討ください。

【9/14追記】18.09.14UP近況
木村秀則牧場在厩。昼夜放牧により管理されており、まもなく離乳を迎える予定となっています。
「この時期からこれほどの筋肉がついている牝馬はそういませんよね。放牧地でも坂をピューッとスピーディに駆け上がって行きますし、動きにバネがあり、パワフルな印象。母の産駒として出来の良さを感じさせてくれます。それにこの体つきであれば、今後の成長の早さも期待できるのではないでしょうか。すでに仔馬同士で遊んでいることが多いように、問題なく離乳できると思います」(木村担当)

いずれの募集馬の血統もダート、芝を問わない兼用型が多いので、中央で芝に活躍馬の多いダンカークの良さが出ても、地方での産駒成績が目覚ましいダートのダンカークの良さが出ても面白いのではないかと思われます。

 

今回取り上げた募集馬

ナグラーダ(レフィナーダ’ 16)
美浦・林徹厩舎予定
牡2歳 芦毛 2016.03.13生 新ひだか産
父:ダンカーク 母:レフィナーダ (母の父:サンデーサイレンス)
販売総額 2,200万円 / 総口数 2000口
一口価格 11,000円

ラズベリータイム’ 18
栗東・高柳大輔厩舎予定
牝当歳 黒鹿毛 2018.03.09生 新ひだか産
父:ダンカーク 母:ラズベリータイム (母の父:フジキセキ)
販売総額 1,600万円 / 総口数 2000口
一口価格 8,000円

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