先週末の中央競馬勝ち馬

先週末からスタートした２歳新馬戦では、キズナ産駒のダディーズビビッドがデビュー戦を勝利で飾りました。

キズナ産駒はマルターズディオサ （チューリップ賞）、ディープボンド（京都新聞杯）など、活躍馬を多数輩出した初年度産駒の勢いそのままに2世代目も好スタートを切った訳ですが、2歳戦が始まる前の5月31日時点のJRAリーディングサイアー（賞金順）では、前月から1つランクを上げて、トップ10入りを果たしています。初年度の現３歳世代１世代だけで、ステイゴールド、エピファネイア、ハービンジャーをおさえていますし、２世代目の活躍も考えると、今後さらに上位に入ってきそうですね。

ちなみに、そのキズナ産駒の注目すべきポイントとしては、勝馬率が非常に高いという点でしょうか。現在リーディング１位のディープインパクトの勝馬率0.268（出走頭数351、勝馬頭数94）、2位のロードカナロアの勝馬率0.234（出走頭数273、勝馬頭数64）、3位のハーツクライの勝馬率0.274（出走頭数219、勝馬頭数60）を上回る勝馬率0.307（出走頭数137、勝馬頭数42）という数字を叩き出しています。

サンプル数が少ないレッドスパーダの0.750（出走頭数8、勝馬頭数6）やSpeightstownの0.400（出走頭数10、勝馬頭数4）という例外を除けば、上位にランクされている種牡馬の中では実質トップとも言えますからね。二世代目も含めていくとまた傾向が変わってくるかもしれませんが、出走してきたキズナ産駒は勝ち上がり率が高いという特徴は覚えておいてもいいかもしれませんね。

さて、今週末はチーム広尾からも２歳新馬戦にキングカメハメハ産駒のリナーシェ、エスポワールシチー産駒のスターリーソングが新馬戦に出走を予定しています。競馬場で応援ができないのは残念ですが、ぜひテレビの前から応援をいただければと思います。

先週末の中央競馬の勝ち馬（重賞は３着まで）のうち、18年産、19年産募集馬の父（種牡馬）の産駒の活躍について調べてみました。ご参考になりましたら幸いです。

◆エスポワールシチー・・・スターリーソング（ウディバードソング’18　※満口）
エールブラーヴ（牡3）　6/6　阪神4R　3歳未勝利　芝2000ｍ　1着

◆キズナ・・・バスラットレオン（バスラットアマル’18　※満口）、
クエストフォーラヴ（クエストフォーワンダー’18　※残口わずか）
オーヴァーネクサス（牡3）　6/6　阪神2R　3歳未勝利　ダ1800ｍ　1着
ダディーズビビッド（牡2）　6/6　阪神5R　メイクデビュー阪神　芝1600ｍ　1着

◆ディープブリランテ・・・ギガインパクト（グレイスフルソング’18　※満口）
グレアミラージュ（牡3）　6/7　阪神4R　3歳未勝利　ダ1400ｍ　1着

◆ドゥラメンテ・・・マーテル（マルヴァーンスプリング’18　※満口）
アスコルターレ（牡2）　6/7　阪神5R　メイクデビュー阪神　芝1400ｍ　1着

◆マジェスティックウォリアー・・・ゼロカラノキセキ’19（※残91口）
シュバルツイェガー（牡3）　6/7　東京2R　3歳未勝利　ダ2100ｍ　1着

◆ロードカナロア・・・ステラリード’19（※満口）
レッドアルマーダ（せん4）　6/6　東京9R　国分寺特別（３歳以上１勝クラス）　芝1800ｍ　1着
ケイアイサクソニー（牡4）　6/7　阪神9R　皆生特別（3歳以上2勝クラス）　芝1200ｍ　1着

↓キズナ産駒（５頭で重賞を６勝挙げる活躍中）の
クエストフォーラヴ（クエストフォーワンダー’18）【残口わずか】
牝2歳 黒鹿毛 2018.04.07生 新冠産
父:キズナ 母:クエストフォーワンダー （母の父:Makfi）
栗東・野中賢二厩舎予定