収穫の多かった北海道の馬見

公開日： 2018/03/29 : 募集グランソヴァール, スパーブアゲイン, ナグラーダ, プシュケ

by 広尾TC代表　米山尚輝

火曜日から木曜日にかけて北海道に行ってきました。

募集馬と１歳馬、当歳馬の様子、休養馬の確認、仕入候補馬のチェックなどが主な内容です。

棟広良隆さんにも同行頂きました。

結論から申し上げると収穫の多い牧場巡りでした。

中でも際立ったのが坂東牧場のグランソヴァール(スイートマカロン’16)。

尾関調教師もちょうど馬見に来ており、仕上がってきた馬体に満足していた様子。

その場で６月の東京1400ｍの芝あたりで使いたいとの見解が聞かれ、４月に入って美浦近郊牧場への移動→入厩の流れが組まれました。

実際の馬をご覧いただくと均整のとれた馬体で、フレーム、骨量、筋肉量、繋ぎの角度などどれも素晴らしく出ており、本当に見栄えがします。

騎乗者のコメントからも速いスピードを維持しながらグーッと手応えよく伸びていく感じで、他の馬に比べても明らかにいい動きをするようで古馬のようだとのこと。

なかなか聞かれないコメントが聞かれました。楽しみです。

同じく坂東牧場のプシュケ（ステラリード’16）は脚元に疲れが出て休んではいるものの、休む前は速いところへの調教プランが立っていた馬。

坂東社長のコメントでは休み前は動きは姉と比べてもよかったですし、仕上がりも早そうなため調教再開後には問題なくペースアップできるのではとコメントをくださいました。

最後に訪れたのはスパーブアゲイン(ウェルシュステラ’16)とナグラーダ（レフィナーダ’16）の２頭が管理されているシュウジデイファーム。

石川代表によるとスパーブアゲインについては体重はありますが、重苦しさもなく、素軽い走りをしており、ストライドも大きい。先頭でも芯の入った走りをするあたり、メンタル面でもいいものを持っているという評価でした。POGの取材でも牧場お勧めの一頭としてあげていただいたようです。

ナグラーダについては、１回目の速いところについては、もう少しでしたが、２回目の速いところではがらり一変し、グッとハミをとった走りをしてくれた模様。評価もスパーブアゲインに負けないくらい上がってきている模様です。
レフィナーダは良血らしくエンパイアブルーなどが活躍しておりますが、本馬の様に順調に調教を積むことができているのはきょうだいの中でもかなりの好評価のポイントです。