先週末の中央競馬勝ち馬

人間でもよく食べる人と食べない人がいますが、馬も同様でよく食べる馬とそうではない馬がいます。「よく食べても身にならない馬」もいますし、「よく食べると身になる馬」もいて個体差があるのですが、ここ最近は取材をしていて、前者（よく食べても身にならない馬）の方のコメントをよく聞くような気もします。たまたまだとは思いますが、人間としては羨ましいと言えば羨ましい限り。ただ、その一方で、よく食べてしまい身になってしまうため、絞るのに苦労する馬もいるようでして…。不謹慎ながら、何となく親近感が増してしまうのですが、馬も人間同様色々なタイプがいるようで千差万別。面白いものです。

以前、競走馬の調教後の食事シーンを見させてもらったことがあるのですが、確かに物凄いスピードで食べてしまう馬がいて、完食後には飼い葉桶をペロペロ。人間の子供が美味しかった料理のお皿を自然と舐めてしまう感覚と近いのかもしれませんが、きっと美味しかったんだろうなと伝わるシーンでもありました。

確かこんな表現があったなと思い、調べてみたところ、「牛飲馬食」という表現が見つかりました。この四字熟語の意味は、「常軌を超えて大いに飲み且つ食らうこと」の意味なのだそうです。正直牛はちょっとピンと来ない部分もありますが、先述の通り、個体差はありましたが、馬の食事シーンは結構迫力がありましたからね。特に育ちざかりの若駒は食欲がより旺盛なのかもしれませんが、器用に水桶と飼い葉桶を行ったり来たりして、これは早食い選手権なのかなと思える馬もいた位でしたので…。

ちなみに、英語で大食は「eat like a horse」（【直訳】馬のように食べる→食欲旺盛）、反対に小食は「eat like a bird」（【語源】小鳥がついばむように少ししか食べない様子から）と言うのだそうです。洋の東西を問わず、馬は大食のイメージが強いのかもしれませんが、もし馬と触れ合える機会がありましたら、そのあたりも見てみてくださいね。

さて、今週はアンジアン、サクソフォン、プライムラインの３頭が出走を予定しています。
アンジアンは前走のダ1400ｍでは「忙しそう」というコメントも出ていましたので、芝1800ｍに距離を延長してのレースぶりにも注目ですし、サクソフォンはダート替わりでの変わり身を期待したいところ。プライムラインは昇級初戦にはなるものの、いい状態で臨めそうというコメントも出ていましたし、引き続き川田騎手とそのレースぶりに注目が集まります。今週末も出走馬３頭に熱いご声援をお願いします。

追伸
ジアナズドリーム’ 20の「残85口」を始め、デプロマトウショウ’21、サンライズシェル’21、サンドクイーン’21、ゼロカラノキセキ’21などの１歳世代も「残口わずか」となる馬が増えてきました。特に残口数が100口を切ると埋まっていくスピードが増す感じもありますので、ご検討中の皆様はくれぐれもご注意ください。

先週末の中央競馬の勝ち馬（重賞は３着まで）のうち、20年産、21年産の募集馬の父（種牡馬）の産駒の活躍について調べてみました。ご参考になりましたら幸いです。

◆エイシンフラッシュ・・・ラズベリータイム’20（※満口）
エイシンギアアップ（牡4）　5/15　東京12R　BSイレブン賞（4歳以上3勝クラス）　ダ1400ｍ　1着

◆エピファネイア・・・アスカビレン’20（※満口）
スカイグルーヴ（牝5）　5/14　東京11R　京王杯スプリングカップ（G2）　芝1400ｍ　2着
ブロンドケリー（牡3）　5/14　新潟5R　3歳未勝利　芝2400ｍ　1着
エピファニー（牡3）　5/15　東京5R　3歳1勝クラス　芝1800ｍ　1着

◆キズナ・・・デプロマトウショウ’21（※残口わずか）
バトルキャット（牝3）　5/14　新潟2R　3歳未勝利　芝1800ｍ　1着
ファインルージュ（牝4）　5/15　東京11R　ヴィクトリアマイル（G1）　芝1600m　2着
テイエムタツマキ（牡4）　5/15　新潟4R　障害4歳以上未勝利　芝2890ｍ　1着

◆ダンカーク・・・ゼロカラノキセキ’20（※満口）、ゴッドフロアー’20（※満口直前）
ダイナストーン（牝4）　5/15　東京7R　4歳以上1勝クラス　ダ1600ｍ　1着

◆ドゥラメンテ・・・ジアナズドリーム’20（※残85口）
キムケンリアン（牝3）　5/14　中京2R　3歳未勝利　ダ1400ｍ　1着
セントカメリア（牝3）　5/14　中京9R　あずさ賞（3歳1勝クラス）　芝2000ｍ　1着
エイミーバローズ（牝3）　5/15　新潟3R　3歳未勝利　ダ1800ｍ　1着

◆ホッコータルマエ・・・ゼロカラノキセキ’21（※残口わずか）
ホッコーカリュウ（牝4）　5/14　中京12R　4歳以上2勝クラス　ダ1200ｍ　1着
レディバグ（牝4）　5/15　中京11R　栗東ステークス（L）　ダ1400ｍ　1着

◆マジェスティックウォリアー・・・ミンティエアー’20（※満口）、エンパイアブルー’21（※満口）
ペイシャイシュタル（牝3）　5/14　新潟3R　3歳未勝利　ダ1200ｍ　1着

◆ミッキーアイル・・・ルックオブラヴ’20（※満口）
メイケイエール（牝4）　5/14　東京11R　京王杯スプリングカップ（G2）　芝1400ｍ　1着

◆モーリス・・・ステラリード’20（※満口）
ベルカノア（牝3）　5/14　東京2R　3歳未勝利　ダ1600ｍ　1着
アルビージャ（牡4）　5/14　東京10R　緑風ステークス（4歳以上3勝クラス）　芝2400ｍ　1着
ルドヴィクス（牡4）　5/14　新潟10R　胎内川特別（4歳以上2勝クラス）　芝1800ｍ　1着
ハセドン（牡3）　5/15　東京10R　青竜ステークス（OP）　ダ1600ｍ　1着

◆ルーラーシップ・・・ウインアルエット’20（※満口）
アタカンテ（牝3）　5/14　新潟1R　3歳未勝利　ダ1200ｍ　1着
トウシンモンブラン（牝4）　5/14　東京9R　テレ玉杯（4歳以上2勝クラス）　芝1800ｍ　1着
ウィシンクアスク（牝3）　5/15　中京5R　3歳1勝クラス　ダ1800ｍ　1着
タイセイモンストル（牡5）　5/15　新潟11R　弥彦ステークス（4歳以上3勝クラス）　芝1800ｍ　1着

◆ロードカナロア・・・キョウエイカルラ’20（※満口）
キャミ（牝3）　5/14　東京3R　3歳未勝利　ダ1300ｍ　1着
ナンヨーアイボリー（牝4）　5/14　東京9R　日吉特別（4歳以上2勝クラス）　ダ1400ｍ　1着
タイムトゥヘヴン（牡4）　5/14　東京11R　京王杯スプリングカップ（G2）　芝1400ｍ　3着
ピラティス（牝3）　5/14　中京4R　3歳未勝利　芝1600ｍ　1着

ドゥラメンテ産駒のスターズオンアースが桜花賞（Ｇ1）に優勝！
タイトルホルダーが天皇賞（春）（G1）、菊花賞（Ｇ1）、日経賞（Ｇ2）に優勝！
アリーヴォが小倉大賞典（Ｇ3）に優勝！
ジアナズドリーム’ 20【残85口】
牝2歳 黒鹿毛 2020.01.06生 浦河産
父:ドゥラメンテ 母:ジアナズドリーム （母の父:Twirling Candy）
栗東・四位洋文厩舎予定

ダンカーク産駒のマイネルアルケミーが４勝目を挙げてオープン入り！
アイスジャイアントがＪＢＣ２歳優駿（Jpn3）に優勝！
ゴッドフロアー’ 20【満口直前】
牡2歳 鹿毛 2020.02.26生 新ひだか産
父:ダンカーク 母:ゴッドフロアー （母の父:ハーツクライ）
栗東・松永幹夫厩舎予定