尾関知人調教師「６月の東京芝千四で下ろしてみたい。」

こんにちは、むねひろ　よしたかです。

今週は週中、募集馬全頭を見るために静内・浦河を回ってきました。

北海道でも昼間は気温が高くコートが要らないほどでした。場所によれば20℃を超えたところもあり、何と95年振りに３月の最高気温を更新したとのこと。

本州では桜もいきなり満開となり、25℃を超える夏日となったところもあり冬から春を飛び越えて一気に夏になった印象すらありますね。

以下、全馬の印象をまとめました。是非ご一読下さい！

☆グランソヴァール（スイートマカロン’16）

偶然、坂東牧場で尾関調教師と会いました。同馬に関わっている全ての人達の評価が高く、僕が見ても素晴らしい馬でした。何と、その場で尾関調教師が『すぐにでも入厩させたい。』との発言も出ました。

そして、『６月の東京芝千四で下ろしてみたい。』と具体的なプランも出ました。血統はダートですが、歩様の柔らかさが特徴でもあり、芝を試してみたいという気持ちも理解出来ます。こなせれば将来の選択肢も広がりますし、楽しみでたまりません！！

☆プシュケ（ステラリード’16）

脚元の疲れが出てお休みしておりましたが、元々は早々に15－15の調教を行うプランが立っていた馬。気性は勝っているものの人には従順な本馬。仕上がりも早そうですし、調教を再開すればすぐに追いつくのではないでしょうか。良化を待ちたいと思います。

☆スパーブアゲイン（ウェルシュステラ’16）

POG取材においても、シュウジデイファームの石川秀守代表おススメの一頭として挙げていただいたようです。大きいながらも重苦しさがなく、先頭を楽に駆けることが出来る強いメンタルを持つのは競走馬としては楽しみとのこと。

ダンカーク産駒を今回２頭見て、その馬格のしっかりさ・骨量の多さが共通しているところが非常に印象的でした。日本で当たる可能性は相当に高いのではないでしょうか。

☆ナグラーダ（レフィナーダ’16）

速めを初めてやった時はもう一つだったが、２回目の速めではしっかりとした走りが出来たよう。後ろからであればググッとハミをとって駆けて行く事が出来るとの見解もありました。

姉エンパイアブルーはこの時期は脚元に疲れが出ていたりと調教が順調には進んでおりませんでしたが、レースに出た際の活躍はご存じの通り。

本馬はその血統背景にプラスして、順調に調教を積むことが出来ているのが大きな魅力です。姉は今ダートしか経験がありませんが、湿ったダート馬場が得意であるところから、脚元に問題がないようならば是非とも芝のレースを一度見てみたいと私は思っています。

本馬についても脚元が問題ないのであれば芝レースで活躍出来る可能性があるのではないかと感じています。

どの馬も個性があり、ご検討中の皆様は悩まれるかとは思いますが、存分に楽しんで頂ければと思います。