先週末の中央競馬勝ち馬
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2019年産, 2020年産, JRAレース, レース結果 アスカビレン'20, アラマサクロフネ'19, ウインアルエット'20, キョウエイカルラ'20, グレイスフルソング'19, コートリーラッシュ'19, サティアナ'19, ショウナンタレント'19, ステラリード'19, ステラリード'20, ゼロカラノキセキ'19, ベネディーレ'19, ミスペンバリー'19, ミンティエアー'20, レディバウンティフル19, レトロクラシック'19, レフィナーダ’19
早いもので今日から7月に入りましたが、ここ東京では、比較的短時間で雨が強く降ることも多く、いかにも梅雨といった空模様が続いています。急に雨が止んで空が明るくなる時もあるのですが、急転して一気に降り出すことも多く、不安定な天候が続いています。土砂災害警戒のため、場所によっては避難指示が出されるほどの地域もあるようですし、くれぐれもお気をつけいただければと思います。
さて、今週からは開催替わりとなり、競馬場が東京→福島、阪神→小倉、札幌→函館に場所を移して競馬が行われます。個人的には、ローカル開催が始まるこのタイミングでの本格的に夏競馬がスタートするような感覚もありますが、今年は一足先に函館ではなく札幌で開催が行われていて、いつもと順序が違うこともあって、少し調子が狂う感じもします。また、今年は函館の後に再び札幌に戻るというのも面白い開催順ですよね。札幌の馬場を考えると、連続開催よりは休止期間があった方がいいのかなとも思いますが、人馬の移動を考えると、いつも以上に大変そうですし…。ただ、色々と今後の参考にもなる点もありそうですし、来年以降の開催の参考となるのかもしれませんね。
さて、最近、血統について色々調べる機会もありましたので、既にご存じの方も多いかとは思いますが、ここで改めて共有させていただければと思います。
インブリードというのは、血統表で5代前までに同一の祖先を持っているような配合のことを指す訳ですが、サラブレッドというのは一般的に近親交配があることが多いケースもあります。サラブレッドは同じ系統や共通の祖先を持つ馬も多く、インブリードが自然と増えてしまう場合も多いのですが、意図的に極端なインブリードを試し、そこから名馬が生またケースもあります。
「3×4(4×3)」「18.75%」は奇跡の血量とも言われていて、名馬が誕生するケースも多かったのですが、古くはトウショウボーイ(Hyperion)、ヒシアマゾン(Nearctic)、ブエナビスタ(Nijinsky II)、ストレイトガール(Halo)、レイデオロ(Mr. Prospector)等、枚挙にいとまがないほど。最近ではサンデーサイレンスの「3×4(4×3)」でデアリングタクトやエフフォーリアなどの名馬が誕生していますし、今後もこのパターンが増えてきそうな感じもします。
その一方で極端なインブリードを避けて5代血統内での近親配合を避けてアウトブリードで生産されるケースもあり、その成功例としては、メジロマックイーンやヤマニンゼファー、ジャスタウェイ、そして、ディープインパクトもその代表格とも言える存在です。競走馬としてだけではなく種牡馬としても大成功したディープインパクト。もしかすると、成功のカギはこういった血統的背景にもあったのかもしれませんが、果たしてどうだったのでしょうか。
ちなみに、当クラブではスリールトウショウ(ソヴールトウショウ’19)はアウトブリードで生産された一頭で、5代血統内のクロスはなし。もしアウトブリードに重きを置かれる方は、7/10の入厩も内定していますので、ぜひお早めにご検討いただければと思います。(※検疫の関係もありますので、予定日より前倒しでの入厩の可能性もございます。ご注意ください。)
【満口直前】スリールトウショウ(ソヴールトウショウ’19)
牝2歳 青鹿毛 2019.03.29生 新冠産
父:パイロ 母:ソヴールトウショウ (母の父:スズカフェニックス)
美浦・和田雄二厩舎予定
血統診断
https://www.hirootc.jp/sellhorses/view/10105/blood/
さて、今週は勝ち上がりを目指して、3歳未勝利戦にマミリアスとキャットウォーク、巴賞にはドゥオーモの3頭が出走を予定しています。マミリアスとキャットウォークは3歳未勝利戦の残りの期間も少なくなる中での戦いとなりますし、ドゥオーモは休み明けでも力は出せる状態に仕上がっているというコメントも出ていますからね。ぜひ今週も応援をいただければ幸いです。
P.S.
色々調べていてリトルジャスミンの1994にたどり着いたのですが、5代血統表を見ると、何とこの馬、トドロキヒホウの1×2(父と母の父が同じ馬)を持っているんですよね。これは種付け時の手違いによって起きてしまったもので、生産者の意図によるものではなかったとされているようなのですが、こんなこともあるんですね。人間で考えると、ちょっとゾッとしますが、ご興味のある方は、この馬の血統表をご覧になってみてください。衝撃的です。
先週末の中央競馬の勝ち馬(重賞は3着まで)のうち、19年産、20年産の募集馬の父(種牡馬)の産駒の活躍について調べてみました。ご参考になりましたら幸いです。
◆エイシンフラッシュ・・・レトロクラシック’19(※満口)
オーホンブリック(牡3) 6/26 札幌3R 3歳未勝利 ダ1700m 1着
◆エピファネイア・・・ベネディーレ’19(※満口)、アスカビレン’20(※満口)
エンブレムコード(牝3) 6/26 東京4R 3歳未勝利 芝1400m 1着
タガノフィナーレ(牝2) 6/26 阪神5R メイクデビュー阪神 芝1400m 1着
テンハッピーローズ(牝3) 6/26 阪神8R 3歳以上1勝クラス 芝1400m 1着
◆キズナ・・・ミスペンバリー’19(※満口)
ドリームアゲイン(牝3) 6/27 札幌2R 3歳未勝利 ダ1700m 1着
グローリアスサルム(牝3) 6/27 札幌7R 3歳以上1勝クラス 芝2600m 1着
◆キングカメハメハ・・・サティアナ’19(※満口)
スタニングローズ(牝2) 6/26 阪神1R 2歳未勝利 芝1600m 1着
マッハモンルード(牝3) 6/26 阪神6R 3歳未勝利 芝2000m 1着
◆シルバーステート・・・グレイスフルソング’19(※満口)
リトス(牝2) 6/26 札幌1R 2歳未勝利 芝1200m 1着
◆ダノンレジェンド・・・アラマサクロフネ’19(※満口)
メイショウミズモ(牝3) 6/26 阪神2R 3歳未勝利 ダ1400m 1着
ジュディッタ(牝3) 6/27 阪神12R リボン賞(3歳以上2勝クラス) ダ1800m 1着
◆マジェスティックウォリアー・・・ゼロカラノキセキ’19(※満口)、レフィナーダ’19(※残136口), ミンティエアー’20(※募集中)
オレンジペコ(牝4) 6/26 札幌12R ポプラ特別(3歳以上2勝クラス) ダ1700m 1着
◆メイショウサムソン・・・レディバウンティフル’19(※満口)
マリノアズラ(牝3) 6/27 東京4R 3歳未勝利 芝2400m 1着
◆モーリス・・・ショウナンタレント’19(※満口)、ステラリード’20(※満口)
アバンチュリエ(牡2) 6/27 東京5R メイクデビュー東京 芝1600m 1着
◆ルーラーシップ・・・ウインアルエット’20(※残228口)
ダノンハーロック(牡3) 6/26 阪神12R 3歳以上1勝クラス ダ1800m 1着
ダンツキャッスル(牡5) 6/27 札幌11R 大沼ステークス(L) ダ1700m 1着
◆ロゴタイプ・・・コートリーラッシュ’19(※満口)
ラブリイユアアイズ(牝2) 6/27 札幌5R メイクデビュー札幌 芝1200m 1着
◆ロードカナロア・・・ステラリード’19(※満口)、キョウエイカルラ’20(※満口)
キングエルメス(牡2) 6/26 札幌5R メイクデビュー札幌 芝1200m 1着
ロードアクア(牡5) 6/26 札幌11R TVh賞(OP) 芝1200m 1着
ヴィクターバローズ(牡4) 6/27 東京9R 八ヶ岳特別(3歳以上2勝クラス) 芝1800m 1着
キルロード(せん6) 6/27 東京11R ウッドバイン競馬場賞パラダイスステークス(L) 芝1400m 1着
ゴールドフライト(牡3) 6/27 阪神1R 3歳未勝利 ダ1400m 1着
父マジェスティックウォリアー産駒のスマッシャーがユニコーンS(G3)に優勝!
サンライズホープが三宮Sを連勝で制してオープン勝ち!
ハンディーズピークが2歳コースレコードで新馬勝ち。年明けに早くも2勝目を挙げる。
レフィナーダ’19【残136口】
父:マジェスティックウォリアー 母:レフィナーダ (母の父:サンデーサイレンス)
牝2歳 黒鹿毛 2019.05.22生 新ひだか産
美浦・高柳瑞樹厩舎予定
ルーラーシップ産駒のホウオウイクセルがフラワーC(G3)に優勝!
ディアンドルが福島牝馬S(G3)に優勝!ワンダフルタウンが青葉賞(G2)に優勝!
バジオウがプリンシパルステークス(L)に優勝!
ウインアルエット’20【残228口】
父:ルーラーシップ 母:ウインアルエット (母の父:ダンスインザダーク)
牝1歳 鹿毛 2020.02.03生 浦河産
栗東・松永幹夫厩舎予定
ニュージーランドT(G2)に優勝したバスラットレオンと同じ三嶋牧場生産馬!
父マジェスティックウォリアー産駒のスマッシャーがユニコーンS(G3)に優勝!
サンライズホープが三宮Sを連勝で制してオープン勝ち!
ハンディーズピークが2歳コースレコードで新馬勝ち。年明けに早くも2勝目を挙げる。
ミンティエアー’20【募集中】
父:マジェスティックウォリアー 母:ミンティエアー (母の父:アグネスタキオン)
牡1歳 鹿毛 2020.02.09生 浦河産
栗東・須貝尚介厩舎予定
ダンカーク産駒のマイネルアルケミーが4勝目を挙げてオープン入り!
ゼロカラノキセキ’ 20【募集中】
牝1歳 芦毛 2020.03.26生 新ひだか産
父:ダンカーク 母:ゼロカラノキセキ (母の父:キンシャサノキセキ)
美浦・尾関知人厩舎予定
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